野良猫 食情報研究所

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2024-11-28

[EU]FFN月報

FFN monthly - European Commission

農業食品偽装疑い報告書 2024年10月

Monthly report on EU Agri-Food Fraud suspicions October 2024

10月は292件

シチメンチョウソーセージにニワトリDNAとか

 

[EU]SCHEER リスク評価のための根拠の重みづけアプローチについての覚書-改定2024

SCHEER - Memorandum on Weight of Evidence approach for Risk Assessment - Revision 2024 - European Commission

27 November 2024

2018年の覚書の更新

https://health.ec.europa.eu/document/download/cfa0d186-1c5d-4c01-aea5-6a9f856ff46a_en?filename=scheer_s_005.pdf

 

[EFSA]評価 

新規食品

・新規食品としてのタイガーナッツ(ショクヨウガヤツリ)オイルの安全性

Safety of Tiger nuts (Cyperus esculentus) oil as a novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

27 November 2024

提案された使用条件で安全である

農薬

・Targeted review of the maximum residue levels (MRLs) for dimethomorph

魚の寄生虫

・Re‐evaluation of certain aspects of the EFSA Scientific Opinion of April 2010 on risk assessment of parasites in fishery products, based on new scientific data. Part 2

 

[FSA]国家食品犯罪ユニット企業向けレター:2024年11月

National Food Crime Unit (NFCU) industry update: November 2024

27-11-2024

・マトンとラム 羊肉の分類

Futura Foodsとの Q&A

・グレイマーケット(英国向けではない製品が英国で販売される)

・机上訓練

・ホライゾンスキャン

 季節性の豚肉製品、EUの反森林破壊法、アラビカコーヒーの値段高騰

・企業への警告

 

その他

NZ SMC

NZのCovid-19対応からの教訓-専門家の反応

Learning from NZ's response to Covid-19 - Expert Reaction - Science Media Centre

November 2024

国王の調査委員会がNZのCovid-19パンデミック対応の教訓の最初の段階の知見を発表した。

この700ページの報告書は内務大臣に提出されて今日の午後公開された。この報告書は政府に39の助言を行っている

コメント略。

(内容と反応はともかく、振り返って教訓を引き出そうとすることは大事)

 

食品安全情報(化学物質)No. 24/ 2024(2024. 11. 27)

https://www.nihs.go.jp/dsi/food-info/foodinfonews/2024/foodinfo202424c.pdf

目次

【WHO】

1.          出版物

【FAO】

1.          不健康な食事パターンが、世界の農業食料システムに年間8兆ドルの隠れたコストをもたらす

2.          ココア、コーヒー、紅茶が、裕福な国の世界的な食料輸入額を押し上げる

3.          FAO、SPS委員会の新興リスクと農業新技術に関するセッションに出席

4.          Codex

【EC】

1.          査察報告書

2.          食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)

【ECHA】

1.          ECHA、有害化学物質1種を候補リストに追加

【EFSA】

1.          サッカリン:許容一日摂取量の引き上げ

2.          食品及び飼料のリスク評価における新規タンパク質の評価を支援する技術的工程の調査

3.          食品酵素関連

4.          健康強調表示関連

5.          遺伝子組換え関連

6.          農薬関連

【FSA】

1.          ピーナッツが混入したマスタード原料の調査の終わりが見え、アレルギーに関する助言が解除される

【DEFRA】

1.          小麦粉の葉酸強化で先天性欠損症が予防される

【COT】

1.          食品添加物としての二酸化チタン(E171)の安全性に関する声明

2.          母親の食事におけるラズベリーリーフ茶の健康影響の可能性に関する声明

【FSAI】

1.          FSAI、ピーナッツアレルギーの消費者への注意喚起を解除

BfR

1.          リスク評価:食品安全向上のための大切な要素

【Ruokavirasto】

1.          更新されたオイバ報告書を見る

FDA

1.          疾病調査:Diamond ShruumzブランドのMicrodosing Chocolate Bars(2024年6月)

2.          FDAが任意適格輸入業者プログラム(VQIP)のガイダンスを更新する

3.          次のパンデミックへの備え:学んだ教訓と今後の道筋

4.          FDA In Your Day:リコールに関する詳細情報

5.          警告文書

EPA

1.          EPA絶滅危惧種に対するジノテフランとアセタミプリドの影響に関する生物学的評価の最終版を発表

【Health Canada】

1.          新規食品情報

2.          化学物質及び汚染物質

【FSANZ】

1.          食品基準通知

【NZEPA】

1.          ニュージーランドEPAは農作物用殺虫剤の禁止について意見を求める

【香港政府ニュース】

1.          プレスリリース

2.          違反情報

【MFDS】

1.          日本産輸入食品の放射能検査の結果

2.          食薬処、食医薬消費者監視団の活動結果を発表

3.          勉強ができる薬?集中力向上栄養剤?オンライン不当広告・違法販売に注意してください

4.          食品安全国で食品安全クイズを解いてみてください

5.          リコール情報

SFA

1.          食品安全及び安全保障法案の導入

2.          プレスリリース

【その他】

           ProMED-mail 2件

2024-11-27

[UKHSA]ガイダンス更新 

26 November 2024

-マグネシウム:健康影響と事故管理

Magnesium: health effects and incident management - GOV.UK

-酢酸:健康影響と事故管理

Acetic acid: health effects and incident management - GOV.UK

-エタノール:健康影響と事故管理

Ethanol: health effects and incident management - GOV.UK

 

25 November 2024

-次亜塩素酸ナトリウム:健康影響と事故管理

Sodium hypochlorite: incident management and toxicology - GOV.UK

 

[DHSC]依存サイクルを断ち切る画期的禁煙法に議員が投票する

MPs to vote on landmark smoking ban to stop cycle of addiction - GOV.UK

26 November 2024

2024年11月26日に世界を主導するタバコと電子タバコ法案に投票が行われる

 

[RIVM]南東Brabantの農業地域での空気の質と認識の調査

Onderzoek naar luchtkwaliteit en beleving in een agrarisch gebied in Zuidoost-Brabant | RIVM

26-11-2024

畜産の空気の質への影響の調査。畜産の影響は見つからなかった。何らかの影響はある可能性が高いがその影響は他の汚染源の影響と区別できない。

 

Codex

-CAC47 / Allan Azegele, Kenya, elected as 21st Chairperson of the Codex Alimentarius Commission  | CODEXALIMENTARIUS

26/11/2024

 

-CAC47/将来を見据えて:今年のCODEXマガジン発行

CAC47/ Looking to the future: this year’s CODEX magazine is published! | CODEXALIMENTARIUS

26/11/2024

Codex: Protecting health, facilitating trade

注目ポイントはWHOの栄養食品安全部長FRANCESCO BRANCAが highly processed foodsの摂取増加対策を将来の課題の第一にあげているところ。

 

その他

-食品安全に必須の職に誰が就くか

Who is going to replace who is essential to food safety | Food Safety News

By Dan Flynn on November 26, 2024

ワシントンD.C.の人事の噂の季節である。いつものことではあるが今回は“Make America Healthy Again”が共通テーマになっているようだ。

これはHHS長官候補Robert F. Kennedy Jrの作ったものである。FDA長官候補はMarty MakaryでCDCはDave Weldon 、USDAはBrooke Rollinsが予定されている

 

--Trump 2.0には信頼できる科学、技術、医学の専門家が必要

We Need Reliable Science, Technology, and Medical Expertise in Trump 2.0 | American Council on Science and Health

By Henry I. Miller, MS, MD — Nov 26, 2024

(当然のことながらすごく怒っている。議会が承認するかどうか)

 

-恐怖を武器にする:ウェルネス業界の利益

Weaponizing Fear: The Wellness Industry Cashes In | American Council on Science and Health

By Katie Suleta, DHSc, MPH — Nov 26, 2024

恐怖はウェルネス業界のマーケティング手法としてよく使われる。

ウェルネス業界は、平凡でなんの問題もないものに対する恐怖を煽ることでビジネスをしてきた。彼らは新しい病気(リーキーガットや副腎疲労など)を創り出して、全ての人が経験するようなよくある症状をそうだと診断する。腹部膨満感がある?それはあなたが食べすぎたからではなくグルテンのせいでリーキーガットになったからです。疲れた?それはあなたが小さい子供の親だからではなく環境毒素による副腎疲労のせいです!

離乳食

離乳食は標的にされやすい。

例えばMAHAの新進気鋭のスター、Vani Hari (The Food Babe)は離乳食の(製造された)クエン酸を避けるべきと警告する。その根拠は貧弱で、Aspergillus nigerという黒カビの発酵で作られ、黒カビはアレルゲンであるというものである。他にもたくさんのものについて多くの主張をしているが、その結果彼女がお金を得る。

肝臓デトックス

Goopの「Read & Shop」でおなじみ

ダブルスタンダード

彼らのレトリックは新しいものではない。

ビジネスの成功は科学ではなくマーケティング次第である。

 

-Donald Trumpの新しい公衆衛生局長官であるJanette Nesheiwatは蛇油のセールスウーマン?

Is Janette Nesheiwat, Donald Trump’s New Surgeon General, a Snake-Oil Sales-Woman?

26 November 2024

次期政権の公衆衛生局長官候補に指名されたJanette Nesheiwatは、ビタミンダイエタリーサプリメント‘B+C BOOST Plus D3 & Zinc‘を60カプセル入りでUS$26.99で売っている。彼女の指名は米国のダイエタリーサプリメント業界に大歓迎されるだろう。しかし彼女は‘Fox News’のコメンテーターとして、パンデミック中にマスクをするとがんや発作の原因となる有害物質にばく露されるのでマスクをしないように警告していたことなどから、公衆衛生の役にたつことは期待できないだろう

 

-私たちは将来の食料危機を避けるために、今遺伝子技術を使わなければならない

We must use genetic technologies now to avert the coming food crisis | New Scientist

13 November 2024

世界のフードシステムには二つの大きな問題がある。一つは多くの人が十分な食料を入手できていないこと。そしてもう一つは食料生産が極めて環境破壊的であることである。

しかしできることはある。肉を食べる量を減らすことから食品廃棄を減らすこと、そして遺伝子技術によって効率のよい作物を作ること。

多くの国が作物の改良に投資していないことは驚きである

地球にとってオーガニックがよくてGMが悪いという考えは嘘でありより大きな破壊と飢餓をもたらす。

 

-慣行栽培農産物は食べて安全で有害農薬に覆われてはいない

Conventional produce is safe to eat and isn't covered in harmful pesticides

Dr. Andrea Love Nov 26, 2024

USDAの残留農薬報告書は慣行栽培農産物の安全性を示している、EWGのような反科学活動家の主張とは違って。

食品に関してはデマが多い。MAHAの活動家たち、RFK Jr.や Vani Hariなどは、専門知識や理解もないのに、安全で栄養のある有用な食用作物を悪者にすることでたくさんのお金を稼いでいる。農薬や「化学物質」についてデマを拡散する人たちはみんなそう。

事実を確認しよう。

有機農業運動は化学物質恐怖症と自然の誤謬にアピールすることで拡大してきた

それは医療の自由、反ワクチン運動、ダイエタリーサプリメントへの規制反対と歩調を合わせている。ナチュラルだから安全という間違った信念が原動力になっている。

1990年米国有機食品生産法により国の有機計画(NOP)が作られた。

有機農業で使用できる農薬はたくさんある。

有機認証には安全性や栄養は関係ない。

慣行栽培で使われる農薬はEPAが規制しFDAやUSDAが監視しているが、有機農業で使われる農薬にはそれほど厳密な監視がない

残留農薬の検出は危険とイコールではない

痕跡量の農薬を気にするより野菜や果物を十分食べよう

2024-11-26

[EU]食品表示EUの消費者を騙している可能性がある

Food labels may fool EU consumers

NEWS-SR-2024-23 | European Court of Auditors

26/11/2024

EUの規則のギャップが誤解を招く食品表示の余地を残している

・消費者は変わり続ける表示の迷路の中で迷子になっている

・罰金は濫用を予防するには必ずしも十分でない

EUの監査官は本日発表した報告書で、消費者が食品表示の迷路の中で簡単に迷子になってしまうと警告した。食品表示は購入の際に情報を与えられたうえでの決定をするのに役立たなければならない。しかし欧州の消費者は膨大な数の強調表示やロゴやスローガンやラベルやスコアに晒されていて、それは混乱を招くだけではなく誤解につながる

報告書本文は以下から

Special report 23/2024: Food labelling in the EU | European Court of Auditors

欧州委員会からの回答もある

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular - 319-24 | Food Standards Australia New Zealand

26 November 2024

パブリックコメント募集

乳児用調整乳に遺伝子組換え大腸菌W由来2′-フコシルラクトース (2′-FL)の使用を認める申請

2024年12月24日まで

 

Codex

CAC47/ The 47th Commission meeting opens in Geneva, Switzerland | CODEXALIMENTARIUS

25/11/2024

 

[WHO]イベント

フードシステムについてのヘルストーク:健康のための食品

Health Talks on food systems: food for health

2 – 6 December 2024

食事関連非伝染性疾患のある、経済的健康的脆弱性のある人たちにより健康的な食品を届けるためのプラットホームとしての医療の役割を探るバーチャルセミナーシリーズ

医師が食事を処方することの有効性の検討

 

論文

-人気の糖尿病と肥満の薬は腎臓も守る、研究が示す

Popular diabetes and obesity drugs also prote | EurekAlert!

25-Nov-2024

GLP-1アゴニストは糖尿病の状態に関わらず、腎臓の機能低下や腎不全を有意に減らす

The Lancet Diabetes & Endocrinology

 

-思考の糧—消費者の最適保護に向けた英国ロードマップの道を拓く:化学物質リスク評価における新しいアプローチ方法論(NAMs)の開発、認証、規制上の受容とそれを超えて

Food for thought — Paving the way for a UK roadmap towards optimum consumer safety: Development, Endorsement and Regulatory acceptance of New Approach Methodologies (NAMs) in Chemical Risk Assessment and Beyond - ScienceDirect

Regulatory Toxicology and Pharmacology Volume 153, November 2024, 105701

COT

 

その他

-SMC UK

イングランドの外食食品売り場でのカロリー表示と購入あるいは摂取したカロリーを調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at calorie labels in out-of-home food outlets in England and calories being purchased or consumed | Science Media Centre

November 25, 2024

Nature Human Behaviourに発表された研究が、カロリー表示と購入あるいは消費したカロリーの関連を調べた

ロンドン都市大学栄養と健康准教授Hilda Mulrooney博士

プレスリリースは論文の知見を正確に反映している。私はこの研究を政策が無効な根拠とみなすべきではないと思う。この研究はカロリー表示だけでは不十分であることを強調する。

著者はカロリー表示は消費者の行動影響にとって不十分なだけではなく食品の組成変更にも不十分であると示唆している。この研究からはどこまでそう言えるか明確ではない。この研究で外食部門のカロリーは英国の公衆衛生助言である一食当たり600kcalよりはるかに大きい。このことは一食当たりのサイズを含む組成変更が注目されるべきであることを示唆する。またカロリー表示は義務にもかかわらず、20%の事業者が守っていないことが示されたことは注目点で、監視と執行の必要がある。購入した食品のカロリーについては著しく過少推定されている、表示義務化前より少ないものの。このことは教育の必要性を強調する

King’s College London栄養科学教授Sarah Berry教授

行動変容への全体的影響は少なく、不健康な食環境に寄与するより広範な要因へのより強い介入の必要性を強調する

King’s College London栄養と食事名誉教授Tom Sanders教授

この研究は購入する食品のカロリー表示義務化の影響について探った極めて大きなサンプルサイズの質の高い研究である。カロリー表示義務化は表示の認識は増やしたが裕福な人で最大で、自己申告によるカロリー摂取には統計的に有意な差はなかった。

この研究の弱点は対照と介入の時期が違うことで、行動変化は表示と関係ない可能性がある(例えば食品価格の上昇など)。

この研究の知見はカロリー表示義務化だけでは肥満予防対策としては不十分であるということである。しかし痩せようとしている人には役立つだろう。

Oxford大学ヒト代謝名誉教授Keith Frayn教授

カロリー表示は肥満対策のパッケージの一つであってそれだけで終わるものではない。ここで報告されているのは義務化の約6か月後の初期のスナップショットである。有意なカロリー摂取量の減少は観察されなかったが、よく知られている食べたものの報告の難しさの影響はある。カロリーへの認識は高まったので良い兆候とみるべきであろう。

Loughborough大学ライフスタイル医学と行動センター長、NIHR公衆衛生研究教授、行動医学教授Amanda Daley教授

真の影響を見たかったら自己申告ではなく実際の摂取を比較する研究が必要

コクランライブラリー副編集長Toby Lasserson

この論文で注記されている交絡要因のいくつかにはRCTで対処できるだろう

 

-南アフリカの食中毒の急増が国の災害と宣言された

South African foodborne illness spike declared a national disaster | Food Safety News

By News Desk on November 25, 2024

Thembi Simelane司法立憲発展大臣が、健康の専門家チームが閣僚助言委員会に任命されるという。この委員会が中長期的食中毒予防対策を開発する。まちゃ一般向けの啓発キャンペーンと教育も行う。Simelane大臣は食中毒についての間違った情報を拡散しないよう市民に強く求めた。

民間部門も違法商品への対策キャンペーンを始めた。

Cyril Ramaphosa大統領は、問題の対策には調査、店舗の登録命令、12歳以下の子供の死亡を通知するようにするなどのいくつかの段階が必要であると述べている。10月の6人の子供の死亡はテルブホスが原因とされる。農業用のみに認められたものがどうして一般向けに販売されていたかを調査していて国内製造業者由来ではなく国境を越えて入ってきたことが示されている。学校もチェックしている。

 

-食品表示が気候危機への農業業の役割をどうやって強化できるか

How Food Labels Can Boost Climate-Smart Agriculture | RTI

Emily Stuller, et al., October 29, 2024

気候スマート、低炭素、カーボンニュートラル、気候に優しい、気候ポジティブ、再生農業により育てた、環境に責任を持つ、などたくさんの気候関連用語が食品に表示され、消費者が混乱している。明確な定義と透明性がなければ信頼されなくなるだろう。

 

食品安全委員会 食品安全関係情報 データベース更新

 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(ティーツリー(Melaleuca alternifolia (Maiden & Betche) Cheel)の葉及び末端枝由来の精油(ティーツリーオイル)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月28

欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(ラベンダー(Lavandula angustifolia Mill.)のflowering tops由来の精油(ラベンダーオイル)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月28

欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(Thymbra capitata (L.) Cav.のflowering tops由来の精油(スペインタイプオレガノオイル)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月28

欧州食品安全機関(EFSA)、肥育用七面鳥に使用する飼料添加物(マリーゴールド(Tagetes erecta L.)のルテインを豊富に含む抽出物(lutein-rich extract)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月28

 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAspergillus niger PEC株由来のエンド-ポリガラクツロナーゼ活性、ペクチンエステラーゼ活性、ペクチンリアーゼ活性及び非還元末端α-L-アラビノフラノシダーゼ活性を含有する食品用酵素の用途拡張に関する安全性評価について科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月25

欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(Salvia officinalis ssp. Lavandulifolia (Vahl) Gamsの葉由来の精油(スパニッシュセージオイル)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月25

 欧州食品安全機関(EFSA)、全ての陸生動物種に使用する飼料添加物(プロピオン酸からなる)の認可更新の評価に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月25

スペイン食品安全栄養庁(AESAN)、水の再利用に関する規則を承認する新たな勅令を公表

資料日付: 2024年10月24

世界保健機関(WHO)、水銀に関するファクトシートを更新

資料日付: 2024年10月24

欧州食品安全機関(EFSA)、肥育用鶏、肥育用その他の家きん種及び採卵用に飼養されるその他の家きん種に使用する飼料添加物(Saccharomyces cerevisiae NCYC R618株からなる(Benesacc(登録商標)))の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月24

欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(フマル酸からなる)の認可更新及び使用拡大のための安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月24

欧州食品安全機関(EFSA)、新食品としてのSchizochytrium limacinum(FCC-3204株)由来の油の用途拡張の安全性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月24

欧州食品安全機関(EFSA)、食品中の臭素化フェノール類及びそれらの誘導体類のリスク評価の更新に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月23

欧州食品安全機関(EFSA)、魚類以外の全動物種に使用する飼料添加物(ユチャの種子抽出物からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月23

米国環境保護庁(EPA)、ジメチルテトラクロロテレフタレート(DCPA)の農薬登録の最終取消命令に関する通知を公表

資料日付: 2024年10月23

アルゼンチン経済省農牧漁業局、遺伝子組換えトウモロコシDP-91O521-2及びDAS-O1131-3の商業的放出の認可を公表

資料日付: 2024年10月23

米国環境保護庁(EPA)、農薬ダクタールの取消しを最終決定することを公表

資料日付: 2024年10月22

オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、食品基準ニュース231号を公表

資料日付: 2024年10月21

欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分ピリミカルブの農薬リスク評価のピアレビューの結論を公表

資料日付: 2024年10月21

オーストリア保健・食品安全局(AGES)、優先活動「ブルー・ジンの色素、未認可新食品成分Clitoria ternatea L.(Blue Clitoris)」に関する最終報告書を公表

資料日付: 2024年10月21

米国環境保護庁(EPA)、新規除草剤有効成分グルホシネート-Pを登録すると公表

資料日付: 2024年10月18

中国国家市場監督管理総局、食品サーベイランスとして製品650検体について実施した検査の結果を公表(2024年第25号)

資料日付: 2024年10月18

英国食品基準庁(FSA)、マスタード製品におけるピーナッツ混入に関する回収及び調査の進捗を公表

資料日付: 2024年10月18

オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、FSANZ委員会の「申請A1269-新食品としてのウズラ培養肉」に関する声明を公表

資料日付: 2024年10月18

欧州食品安全機関(EFSA)、16週齢未満の乳児用食品における食品添加物としての二酸化ケイ素(E 551)の再評価、及び全ての集団グループ用の食品用途の食品添加物としての再評価の補足に関する平易な言葉による要約を公表

資料日付: 2024年10月17

欧州食品安全機関(EFSA)、16週齢未満の乳児用の食品における食品添加物としての二酸化ケイ素(E 551)の再評価、及び全ての集団グループ用の食品に用いる食品添加物としての再評価の補足に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月17

香港衛生署衛生防護センター、マッドハニー中毒事例について公表

資料日付: 2024年10月17

欧州連合(EU)、食品安全に関する規則等を官報で公表(情報収集対象期間:2024年10月14日~10月18日)

資料日付: 2024年10月17

コーデックス委員会(Codex)、2023年のCodexテキストの利用及び効果に関する調査報告書を公表

資料日付: 2024年10月17

国際連合食糧農業機関(FAO)、FAO/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)第98回会合で作成されたモノグラフ「特定の動物用医薬品の残留評価」を公表

資料日付: 2024年10月17

英国食品基準庁(FSA)、リスク分析課題登録リストを更新

資料日付: 2024年10月17

欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えLimtongozyma cylindracea AE-LAYH (B)株由来食品用酵素トリアシルグリセロールリパーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月16

欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えAspergillus niger PEG株由来食品用酵素カルボキシペプチダーゼCの安全性評価に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月16

ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)、2021~2023年の食品中の食品添加物及び汚染物質に関する監視プログラム報告書を公表

資料日付: 2024年10月16

 欧州食品安全機関(EFSA)、「明日の潮流を航海する:海洋資源の未来及びそれらが食品と飼料に及ぼす影響」に関する外部委託機関による科学的報告書を公表

資料日付: 2024年10月16

欧州食品安全機関(EFSA)、家きん種、肥育用豚、肥育用マイナー豚種に使用する飼料添加物(Komagataella phaffii CECT 13171株により生産される3-フィターゼ(FSF10000/FLF1000)からなる)の安全性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月16

フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、ピリプロキシフェン(Pyriproxyfen)に関する植物保護製剤監視(フィトファーマコビジランス: PPV)ファクトシートを公表

資料日付: 2024年10月16

欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料のリスク評価の文脈における新たなタンパク質の毒性予測に向けたin silico手法の開発に関する外部機関による科学的報告書を公表 (前半1/2)

資料日付: 2024年10月16

欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料のリスク評価の文脈における新たなタンパク質の毒性予測に向けたin silico手法の開発に関する外部機関による科学的報告書を公表 (後半2/2)

資料日付: 2024年10月16

ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、高純度のカフェイン粉末は少量でも重度の中毒を引き起こす可能性があるとの情報を公表

資料日付: 2024年10月15

欧州食品安全機関(EFSA)、ハチミツ中のフロニカミドに対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表

資料日付: 2024年10月15

ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、蒸留酒中の望ましくない副産物であるメタノールに関する情報を更新

資料日付: 2024年10月14

英国毒性委員会(COT)、母体の食事に含有されるシトリニンに起因する潜在的リスクに関するディスカッション・ペーパーを公表 (後半2/2)

資料日付: 2024年10月14

英国毒性委員会(COT)、母体の食事に含有されるシトリニンに起因する潜在的リスクに関するディスカッション・ペーパーを公表 (前半1/2)

資料日付: 2024年10月14

英国毒性委員会(COT)、二酸化チタンのin vitro及びin vivoにおける遺伝毒性に関するCOMによる評価についての声明を公表

資料日付: 2024年10月11

欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAspergillus tubingensis NL151株由来食品用酵素トリアシルグリセロールリパーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月10

欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えPenicillium citrinum NP 11-15株由来食品用酵素エンドヌクレアーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月10

オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)、クロルタールジメチル(chlorthal dimethyl)を含有する全ての製品の登録・使用の取消しを公表

資料日付: 2024年10月10

欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(大腸菌 CGMCC 7.401株により生産されるL-アルギニンからなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月10

米国食品医薬品庁(FDA)、食料生産動物用に販売又は流通させた抗菌性物質に関する2023年概要報告書を公表

資料日付: 2024年10月10

欧州食品安全機関(EFSA)、ビューベリシンの遺伝毒性に関する科学的意見書を公表 (後半2/2)

資料日付: 2024年10月9

欧州食品安全機関(EFSA)、ビューベリシンの遺伝毒性に関する科学的意見書を公表 (前半1/2)

資料日付: 2024年10月9

米国環境保護庁(EPA)、国家検査戦略に基づき製造業で使用されるPFASについての検査命令を公表

資料日付: 2024年10月9

欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えTalaromyces versatilis PF8株由来食品用酵素エンド-1,3(4)-β-グルカナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月9

国連食糧農業機関(FAO)、食品安全・品質シリーズNo.29「循環型経済における食品安全」を公表

資料日付: 2024年10月9

欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(大腸菌CGMCC 22721株により生産されるL-バリンからなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月9

スペイン食品安全栄養庁(AESAN)、科学委員会ジャーナルにおいて「クレアチンを成分として含む食品サプリメントの摂取に関連するリスクに関する報告書」を公表

資料日付: 2024年10月9

 スペイン食品安全栄養庁(AESAN)、チェコ共和国産のグミキャンディにおけるムシモールの検出に関する警告通知を公表

資料日付: 2024年10月8

カナダ保健省(Health Canada)、害虫抵抗性及び除草剤耐性トウモロコシ・イベントDAS-O1131-3の安全性評価を公表

資料日付: 2024年10月8

欧州委員会(EC)、食用及び飼料用の遺伝子組換えトウモロコシ及びワタの認可を公表

資料日付: 2024年10月8

米国環境保護庁(EPA)、バイデン・ハリス政権が10年以内に鉛製給水管の交換を義務付ける最終規則を発行し、学校や家庭に清浄な水を供給するための資金提供を行うことを公表

資料日付: 2024年10月8

米国食品医薬品庁(FDA)、動物用フードGRAS申請の手続き終了に関する公式文書1件(ARGN No.62)を発出

資料日付: 2024年10月8

欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えPenicillium guanacastense AE-GLY株由来食品用酵素β-グルコシダーゼの用途拡張に関する安全性評価を公表

資料日付: 2024年10月7

米国環境保護庁(EPA)、農薬残留基準値設定に関する最終規則を公表(10月7日)

資料日付: 2024年10月7

欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分ピリメタニルの農薬リスク評価のピアレビューに関する結論を公表

資料日付: 2024年10月7

ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)、有害物質アップデート2024年9号(2024年9月)を公表

資料日付: 2024年10月7

米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)、規制ステータス評価(RSR)の回答書発出を公表

資料日付: 2024年10月7

欧州連合(EU)、食品安全に関する規則等を官報で公表(情報収集対象期間:2024年10月7日~10月11日) (前半1/2)

資料日付: 2024年10月7

欧州連合(EU)、食品安全に関する規則等を官報で公表(情報収集対象期間:2024年10月7日~10月11日) (後半2/2)

資料日付: 2024年10月7

欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(Lentilactobacillus buchneri DSM 32651株からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表

資料日付: 2024年10月7

欧州食品安全機関(EFSA)、穀物中のジクロルプロップ-Pに対する既存の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表

資料日付: 2024年10月4

世界保健機関(WHO)、食品安全に関するファクトシートを更新

資料日付: 2024年10月4

オーストラリア農業・動物用医薬品局(APVMA)、クロルピリホス(chlorpyrifos)の再検討に関する最終規制決定(final regulatory decision)を公表

資料日付: 2024年10月3

 欧州食品安全機関(EFSA)、規則(EU) 2015/2283第10条の文脈における新食品申請の作成に向けた管理的ガイダンスを技術的報告書として公表

資料日付: 2024年10月3

フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、キノコ中毒に関して注意喚起

資料日付: 2024年10月2

英国食品基準庁(FSA)、2020年及び2021年に小売販売された食品におけるアクリルアミド及びフラン類の濃度に関する外部機関による調査報告書を公表

資料日付: 2024年10月2

英国毒性委員会(COT)、食品添加物としての二酸化チタン(E171)の安全性に関する声明(最終版)を公表 (2/3)

資料日付: 2024年10月2

英国毒性委員会(COT)、食品添加物としての二酸化チタン(E171)の安全性に関する声明(最終版)を公表 (3/3)

資料日付: 2024年10月2

 英国毒性委員会(COT)、食品添加物としての二酸化チタン(E171)の安全性に関する声明(最終版)を公表 (1/3)

資料日付: 2024年10月2

米国環境保護庁(EPA)、米国農務省(USDA)、EPA、及び米国食品医薬品庁(FDA)がバイオテクノロジー開発者の規制環境への対応を支援するツールを公開したと発表

資料日付: 2024年10月2

台湾衛生福利部食品薬物管理署、輸入食品等の検査で不合格となった食品等(2024年9月分)を公表

資料日付: 2024年10月2

オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)、公報No. 20を公表

資料日付: 2024年10月1

米国食品医薬品庁(FDA)、一元化したヒト用食品プログラムを2024年10月1日に開設したことを公表

資料日付: 2024年10月1

米国食品医薬品庁(FDA)、業界向けガイダンス改訂案「ヒト用食品中の動物用医薬品残留物の安全性を評価するための試験:遺伝毒性試験(改訂2版)」(CVM GFI#116(VICH GL23(R2)))を公表

資料日付: 2024年9月30

欧州食品安全機関(EFSA)、規則(EU) 2015/2283の文脈における新食品の認可申請に関する科学的要件に関するガイダンスを公表

資料日付: 2024年9月30

欧州食品安全機関(EFSA)、規則(EU) 2015/2283の文脈における第三国由来伝統食品の認可に向けた通知及び申請に対する科学的要件に関するガイダンスを公表

資料日付: 2024年9月30

 欧州食品安全機関(EFSA)、新たな微量栄養素源の安全性評価及び相対的バイオアベイラビリティの評価に対する科学的原則及びデータ要件に関するガイダンスを科学的意見書として公表

資料日付: 2024年9月30

香港食物環境衛生署食物安全センター、食品安全レポート(2024年8月分)を公表

資料日付: 2024年9月30

英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)、精密育種を支援し、英国の食料安全保障を強化する新法に関するプレスリリースを公表

資料日付: 2024年9月30

米国環境保護庁(EPA)、パーフルオロノナン酸(PFNA)及び関連塩類のIRIS(統合リスク情報システム)毒性評価草案に関する外部ピアレビュー報告最終版を公表

資料日付: 2024年9月27

 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分フルフェナセットの農薬リスク評価のピアレビューの結論を公表

資料日付: 2024年9月27

世界保健機関(WHO)、「鉛中毒」と題するファクトシートを更新

資料日付: 2024年9月27

米国食品医薬品庁(FDA)、国産及び輸入食品中のマイコトキシン法令遵守プログラムを更新

資料日付: 2024年9月26

カナダ保健省(Health Canada)、害虫抵抗性トウモロコシ・イベントMON 95275の安全性評価を公表

資料日付: 2024年9月26

 

20024-11-25

[EFSA]評価

食品と飼料の新規たんぱく質評価を支援する技術的加工の調査

Investigating technological processing supporting the assessment of novel proteins in food and feed risk assessment

21 November 2024

たんぱく質の安全性に関する加工の影響の文献調査

 

[EU]SCHEER ワーキンググループの議事録

SCHEER - Minutes of Working Groups 2022 - 2026 - European Commission

WG on Draft Environmental Quality Standards for the Water Framework Directive Priority Substances & groundwater quality

Minutes of the Working Group Meeting of 18 November 2024

https://health.ec.europa.eu/document/download/0b99e7fc-4708-469d-a7f6-c1e94599a976_en?filename=scheer2022_miwg_128.pdf

水枠組み指令下での24のPFASの合計についての環境質基準(EQS)について検討していたが地表水と地下水の総PFASの (E)QSについて検討することになった

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular - 318-24 | Food Standards Australia New Zealand

22 November 2024

申請取り下げ

・乳児用調整乳中GM大腸菌K-12由来ラクト-N-テトラオースの規格

情報募集

・栄養表示-健康スター格付けと栄養成分表

2025年1月17日まで

 

[ProMED]メタノール中毒―ラオス(第二報):(VIENTIANE)致死、更新

Methanol poisoning - Laos (02): (VT) fatal, update

https://promedmail.org/promed-post/?id=8720221

2024-11-24

Date: Fri 22 Nov 2024 Source: BBC News [edited]

ラオスで海外ツアー客6人がメタノール中毒疑いで死亡

 

[COT]緑茶カテキンの肝毒性についての声明:要約

Statement on the Hepatotoxicity of Green Tea Catechins: Lay Summary | Committee on Toxicity

22 November 2024

  1. 2017年、緑茶サプリメント摂取に関連する有害影響の一連の報告を受けて、欧州委員会は欧州食品安全機関(EFSA)に、これらのサプリメントの主要成分である緑茶カテキン(GTC)の安全性に関する入手可能な情報を評価するよう要請した。
  2. EFSAは、伝統的な方法で調製された緑茶からのGTCは一般的に安全であると考えられると結論した;しかし、エピガロカテキン-3-ガレート(EGCG)と呼ばれるGTCを含むサプリメントを使用した人では、まれに肝臓の傷害/損傷(つまり肝毒性)が報告されている。 EFSAは、安全と考えられるGTC由来EGCG量を特定することは不可能であると結論した。レビューされた臨床試験では、最大12か月、800 mg EGCG/日 未満での肝毒性の根拠はなかった。ただし、375 mg EGCGを含む特定の1製品について肝毒性が報告されている。800 mg EGCG /日を超える量は、対照と比較して、肝障害を示す肝酵素の増加が示された。
  3. COTは、これらの肝障害の事例は、個人に特有の異常および/または反応によるものであり、個人の遺伝的要因に関連していると注記する。これらは「特異体質」反応と呼ばれ、動物ではまれで予測不可能で、再現できない。これらの反応は、GTCを含むサプリメントの用量と摂取期間により、個人間で著しく異なる可能性がある。その人は、サプリメントを摂取する前に自分が影響を受けやすいことを知らない可能性がある。このようなサプリメントを使用する場合、予期しない特異反応の可能性を排除することはできない。
  4. EFSAの意見の採択後、欧州委員会は、GTCを含む食品の安全性確保のためにGTCの使用を制限することを提案している。
  5. 英国におけるリスク管理の次のステップを検討するため、栄養・表示・組成・基準(NLCS)の枠組みの下で、保健社会福祉省は、COTに対し、2018年のEFSA意見の結論が引き続き適用可能かどうかを評価し、2018年以降に利用可能になった新たなデータを見直すよう要請した。2018年のEFSA評価では、GTCと、肝障害/損傷に関連する可能性のある特異な反応が評価された。これは、GTCまたは緑茶または抽出物のいずれかの一般的な安全性評価ではなかった。
  6. 「ハーブ茶」は、乾燥した花、葉、ハーブ、根などが入った小袋に液体を加えたものである。お茶(Camellia sinensis(C. sinensis))は「ハーブ茶」として使用される。抽出物は「ハーブ茶」のより濃縮された形態であり、例えば、緑茶抽出物(GTE)は緑茶の「ハーブ茶」より濃縮されている。
  7. 同じ植物から、加工方法によって異なる種類のお茶が生産される。緑茶は白茶、紅茶、ウーロン茶とは異なり、発酵を経ない。発酵したものは、カテキンを含むポリフェノールと呼ばれる化合物の濃度が下がりる。GTCは、茶の木C.sinensisの未発酵の葉と葉芽に由来する。カテキンは、緑茶に含まれる総フラボノイド(ポリフェノールのサブセット)の~20%を構成する。このお茶から抽出物をつくると、カテキンが濃縮され、カフェインなどの他の成分が除去される(C.sinensisには天然にカフェインが含まれる)。
  8. C. sinensis植物の葉から作られる緑茶は、世界中で消費されている人気のある飲み物である。さまざまな種類のがん、肝臓、心臓病への緑茶の健康上の利点に関する多様な文献が入手できる。これらの有益な効果の多くは、特定のカテキン、EGCGに関連付けられてきた。しかし、EFSAが特定したように、このカテキンは肝毒性と関連する。
  9. COTは、2018年のEFSAの意見以降に発表されたGTEsが肝毒性を引き起こす可能性に関する文献をレビューし、EFSAの結論に影響するかどうかを評価した。
  10. レビューされた研究では、緑茶製品の摂取の結果として、用量、組成、GTEへの曝露期間、および肝毒性の発生率に大きなばらつきがあった。EFSAパネルは、肝障害の症例の多くが特異反応の結果であると結論したが、文献レビューの後、COTはそれに同意する。
  11. 全体として、COTは、800mg/日のEGCGがおそらく安全であるというEFSAの結論が不適切であることを示唆する新たなデータは存在しないと結論した。800 mg /日未満の用量でヒトにおけるEGCGの影響を特定した新しい研究はないが、特異反応により、少数の人がこの用量以下で有害影響を経験する可能性を排除できない。.
  12. 全文は、:緑茶カテキンの肝毒性に関する声明:https://doi.org/10.46756/sci.fsa.wii944.

(NOT FOUNDになる)

 

[WHO]第47回FAO/WHO Codex総会は新しい基準を採択する

Forty-seventh session of the FAO/WHO Codex Alimentarius Commission adopts new standards

25 – 30 November 2024

meeting-detail | CODEXALIMENTARIUS FAO-WHO

 

CCEXEC87/ Codex’s executive rounds off a busy year ahead of the 47th Commission meeting | CODEXALIMENTARIUS

18/11/2024

CAC47/ Setting the stage for the coming years | CODEXALIMENTARIUS

22/11/2024

 

論文

-科学者が有毒魚の分子構成を発見

Scientists discover the molecular composition | EurekAlert!

20-Nov-2024

FEBS Open Bioに発表された研究がツノダルマオコゼSynanceia horrida とオニダルマオコゼSynanceia verrucosaの毒について新たな知見を得た。これらには3種の神経伝達物質、GABA、コリン、O-アセチルコリンが含まれる

 

-何百万人ものアメリカ人が他人の飲酒や薬物使用によって傷つけられている

Millions of Americans hurt by others’ drinkin | EurekAlert!

21-Nov-2024

Journal of Studies on Alcohol and Drugsに発表された調査。

他人の飲酒によって、結婚や家族の問題から経済的問題、殺人あるいは飲酒運転などで「受動的に傷害を受けた」ことがあるのは34%、一方他人の大麻オピオイドやその他の薬物使用による害は14%が報告した。

 

-10のアメリカ:米国の寿命格差の系統的解析

Ten Americas: a systematic analysis of life expectancy disparities in the USA - The Lancet

Laura Dwyer-Lindgren, et al.,

住んでいる地域と人種と民族でアメリカ人集団を10に分類。平均寿命の差が2010年には13.9年だったのが2020年には18.9年、2021年には20.4年と拡大している。

最も寿命が長いのはアジア人、最も短いのが西部に住むアジア・アメリカ先住民・アラスカ先住民(AIAN)。最も収入が多く学歴が高い白人が寿命では2020年以前は4-5番目だった。

(アジア人もともと寿命長い説はある)

 

-THE LANCET Number 10467 | Nov 23, 2024

ワールドレポート

日本の孤独死:社会的流行

Japan's lonely deaths: a social epidemic

Megan Tatum

 

McGill OSS

-トリカブトには長い暗黒の歴史がある

Wolfsbane Has a Long, Dark History | Office for Science and Society - McGill University

Joe Schwarcz PhD | 22 Nov 2024

この植物は紀元前2世紀にまで遡って毒として使用されていて、実話に基づいたシャーロッ・クホームズの古典で大きく取り上げられている

シャーロッ・クホームズが「まだらの紐」の中で殺人鬼Grimesby Roylott博士に向かって話すせりふの中にPalmerと Pritchard医師が出てくる。Palmerと Pritchard医師は19世紀の裁判で注目された実在の殺人者で、アンチモントリカブト、ストリキニーネを使っていた。

動画

This poisonous plant inspired a classic Sherlock Holmes story | The Right Chemistry

 

-ニキビと食べ物:曖昧な関連

Acne and Diet: An Ambiguous Association | Office for Science and Society - McGill University

Jonathan Jarry M.Sc. | 22 Nov 2024

乳製品やチョコレートのような食べ物がニキビに関係するかどうかはまだわからないまま

重要メッセージ

・ニキビは皮脂の増加、炎症性分子、死んだ皮膚細胞による毛穴のつまり、アクネ菌と呼ばれる細菌、の4つの要因で生じる

・ニキビの原因は肌の汚れではなく、過度のこすり洗いは悪化させる可能性がある

・食事がニキビの原因あるいは悪化要因になるかどうかはまだ不明で、多くの人が乳製品やチョコレート、高グリセミック指数食品などを原因と主張するがこれまでのところ決定的な根拠はない

 

-動画

メープルシロップは健康的?

Cup o'Joe-Hmmm-Is maple syrup healthy?

2024/11/22

私はメープルシロップは好きだが、健康に良いとは思わない。結局主成分は砂糖なので。なのにネットにはメープルシロップが健康に良いという主張が多数ある。その多くがポリフェノールが含まれるからだという。ポリフェノールは膨大な化合物を含むクラスで個々の物質はそれぞれ異なる性質をもつ。仮に何らかの影響のある物質があったとしてもその量はわずかで、影響が出る前に砂糖の摂りすぎになるだろう

 

その他

-SMC NZ

思春期ブロッカーには注意深いアプローチ―専門家の反応

Careful approach to puberty blockers - Expert Reaction - Science Media Centre

21 November 2024

ジェンダー違和のある子供たちへの思春期ブロッカーを巡る根拠をレビューし、保健省は注意深いアプローチをとる

SMCは専門家のコメントを求めた

以下4人。

ニュージーランドは処方率が高い。「進歩的」運動が活発)

 

-Trumpの選挙の勝利が米国のフードテック政策に何を意味するか

What Trump's Election Win Means for Food Tech Policy in the US

By Anay Mridul Published on Nov 6, 2024

(悪い予想ばかり)

 

-フランスのいわゆる代替医療(SCAM):面白い逸話

So-called alternative medicine (SCAM) in France: an amusing anecdote

23 November 2024

今回は例外的に、興味深い個人的体験を報告する。

フランスの友人が秘書を探して10人の候補者に面接した。驚いたことにそのうち5人が「医学」の卒業証書を持っていて、それで私にその「資格」についてメールしてくれた。

・エネルギーセラピスト

・Acess Barsプラクティショナー

・Enelph法プラクティショナー

・フェイシャルリフレクソロジー

・光療法プラクティショナー

私の知らないものも含まれていたので調べてみた。そして光療法を除いて信頼できる根拠は見つからなかった。

何が面白いかって?フランスにはSCAMがあふれていて、多くの女性がそのような無意味な治療法のセラピストになるために高いお金を払っているが結局稼ぐことはできずに秘書に応募している。

私の友人の秘書はそのような偽医学の資格を持たない人に決まったそうだ。

(フランス人女性は代替医療やオーガニックが好きそうなイメージがある。NutriNet-Santeの参加者はこういう人たちがメイン)

 

-Mehmet OzはOGウェルネスの悪党で、彼の財産はあなたに嘘をついて稼いだもの

Mehmet Oz is the OG wellness grifter: his millions were made by lying to you

Dr. Andrea Love Nov 23, 2024

彼はテレビ番組「ドクター・オズ・ショー」だけで詐欺商品の売り上げで5000万ドル以上をだまし取ったと推定されている。その彼がHHSの管轄下の最も重要な福祉機関の一つであるメディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)の責任者に指名された。

彼はiHerbのグローバルアドバイザーで根拠のないダイエタリーサプリメントを売っている。COVID-19の治療薬としてヒドロキシクロロキンを宣伝し、占星術ホメオパシー、サイキック、コロイド銀を推奨する。Mehmet OzがCMSを率いることになれば根拠に基づく医療は弱体化されるだろう

私たちは皆、科学のための戦いに参加しなければならない。

(長い記事一部のみ)

 

-我々のフードシステムへの恐怖と戦う

Fighting Fear of Our Food System - Dirt to Dinner

By Garland West November 20, 2024

一見信頼できそうな情報源からの日々のニュースが私たちの食品への懸念と混乱を引き起こしている。食事について心配になるのは当然だが、事実はそのような主張を裏付けているか?見てみよう。

スクープ:あなたの食品は安全

私たちのフードシステムは世界で最も安全なもののひとつで日々改善している。しかしニュースはそうなっておらず恐怖をまき散らす。さらに一部の人々は何を食べるかだけではなく、食べることそのものに罪悪感を感じさせたがっている。

以下解説

2024-11-22

[EU]動画の記録 ウェビナー「健康を一目で:ヨーロッパ2024」

Video recording - Webinar “Health at a Glance: Europe 2024” (18 November 2024) - European Commission

21 November 2024

健康長寿の推進と労働力不足への対応の二つの優先項目に注目した「EUの健康状態」2024年版の紹介ウェビナーの記録

EUの健康状態」報告については以下

Overview - European Commission

 

[EFSA]評価

飼料添加物

Assessment of the feed additive consisting of Lacticaseibacillus paracasei NCIMB 30151 for all animal species for the renewal of its authorisation (Microferm ltd.)

Plant Health Newsletter on Horizon Scanning–November 2024

 

[EPA]Biden-Harris政権はプラスチック汚染予防のための国の戦略を発表

Biden-Harris Administration Announces National Strategy to Prevent Plastic Pollution | US EPA

November 21, 2024

National Strategy to Prevent Plastic Pollution | US EPA

 

[EPA]EPAは地域への累積影響検討を進歩させる新しい枠組み案を発表

EPA Announces New Draft Framework to Advance Consideration of Cumulative Impacts on Communities | US EPA

November 21, 2024

化学物質や非化学物質ストレッサーへの暴露とその健康やQOLへの結果の総合的累積影響を考えるための基本原則とツール

Interim Framework for Advancing Consideration of Cumulative Impacts | US EPA

 

[ProMED]食中毒 ベトナム(第32報):(DAK LAK)ヒキガエルの肉、致死

Foodborne illness - Viet Nam (32): (DC) toad meat, fatal

2024-11-21

https://promedmail.org/promed-post/?id=8720154

Date: Wed 20 Nov 2024 Source: Tuöi Tre [in Vietnamese, machine trans., edited]

2024年11月20日、Krong Pak地方 (Dak Lak)人民委員会リーダーがこの地域で二人の子供がヒキガエルの肉を食べてそのうち11才の子が死亡した悲劇がおこったと述べた。

11月19日の午後、両親が留守の間に11才の兄が5才の妹とヒキガエルを殺して食べて呼吸困難になった。救急室に運ばれたが兄は死亡した。

8月にもLam Dong県で焼いたヒキガエルの肉を食べて死亡した事故が起こっている

ヒキガエルには多くの毒が含まれる

 

[ProMED]メタノール中毒―ラオス:致死

Methanol poisoning - Laos: fatal

2024-11-21

https://promedmail.org/promed-post/?id=8720150

Date: Wed 20 Nov 2024 Source: Bangkok Post [edited]

オーストラリア人の若い女性2人が、ラオスのVang Viengのツーリストの町で汚染アルコールを飲んでタイの病院で重体。

彼らはVang Viengのバックパッカーホステルに滞在中で、ホステルのオーナーによると近くのバーに飲みに行っていた。

地元報道によると汚染アルコールで20代のデンマーク人女性2人が死亡し少なくとも10人が病気になっている。

 

[FDA]プレスリリース

-FDAはFSMA食品計画分析機関認証下でのカビ毒検査能力充足を発表

FDA Announces Sufficient Capacity to Test for Mycotoxins Under FSMA Laboratory Accreditation for Analyses of Foods Program | FDA

November 21, 2024

FDAはある種の輸入食品のオーナーや荷主に対して、2024年12月1日からはカビ毒検査を行う際にはLAAFによる認証検査機関を使うことが求められることについて再確認。詳細は以下

Laboratory Accreditation for Analyses of Foods (LAAF) Program & Final Rule | FDA

FDA Dashboards - Laboratory Accreditation for Analyses of Foods Program

 

-FDAは小売店と食品提供施設のアレルゲン表示ウェビナーを開催する

FDA to Host Webinar on Allergen Labeling for Retail Food Stores and Food Service Establishments | FDA

November 19, 2024

2024年12月18日に食品表示の概要とアレルゲン表示についてのウェビナーを開催

 

[WHO]出版物

-健康的加齢の10年を超えて:ベネフィットを生涯に拡大する。2022年6月9-10日のバーチャル会合報告書

Beyond the decade of healthy ageing: extending benefits across the life course. Report of the meeting held virtually, 9-10 June 2022

20 November 2024

 

-ヒトゲノムデータの収集、アクセス、使用、共有のためのガイダンス

Guidance for human genome data collection, access, use and sharing

20 November 2024

 

Science Volume 386|Issue 6724|22 Nov 2024

-ニュースを一目で

News at a glance

・ロシアから科学者が減っている

・米国の次期政府機関リーダーについて

・Scientific Americanの編集長Laura Helmuthが大統領選挙でDonald Trumpが勝利したことに対してソーシャルメディアで罵りの言葉を書きTrump支持者を「ファシスト」と呼んで批判され、謝罪と投稿の削除後辞任。彼女はScientific Americanの政治化で一部から批判されていた。

 

-オープンアクセス雑誌elifeは議論の多い出版モデルのためインパクトファクターを失う

Open-access journal elife will lose its ‘impact factor’ over controversial publishing model

Jeffrey Brainard

Web of Science データベースを運営しているClarivateが発表。2023年1月に採択したelifeの出版モデル―パブリックピアレビューを行うが受理や却下などの最終決定をしない―がピアレビューの基準を満たさないと結論。

この雑誌は論文の著者に2500ドルの支払いを求め、それが収入源。eLifeはコメントできないとしているが先月Web of Scienceにインデックスされなくなったときに投稿が減る可能性を述べていた

(善意を前提にしたシステムはハッキングに弱い)

 

-特集 ブルーの色合い

Shades of blue

By Ignacio Amigo  840-845

長寿者の天国とされるブルーゾーンが世界的ブランドになっている。しかしその根拠は信頼できない科学であると懐疑者は考える

長寿の秘訣を持っているとされるブルーゾーンは書籍やダイエット法、Netflixの動画シリーズ、巨万の富を得る企業などの稼ぎのネタになっている。しかしみんなが信じているわけではない。

ブルーゾーンの成り立ちとその根拠、ビジネス、そしてブルーゾーンの嘘を暴いた科学者のイグノーベル賞受賞など

特許を巡ってブルーゾーンの提唱者は袂を分かち、今や二つの「公式」ブルーゾーンがある

(日本政府が沖縄の宣伝のためにこのビジネスに加担した様子。現在沖縄が特別長寿ではないことは日本人は知ってるはずなので、いまだにブルーゾーンを宣伝している人は学者ではなくビジネス。)

 

-政治的提唱者としての科学者

Scientists as political advocates

BY Agustín Fuentes

科学と政治については古くから議論がある。科学は政治的中立性を示すべき、実際には巻き込まれているので不可能、といった議論が長く続いてきた。しかし反科学的政治組織やイデオロギーの数と悪影響が急増するに従って「科学が政治的であるべきか否か」の問題が無意味になりつつある。現在の政治の現状と科学への攻撃の拡大を考えると、科学者は科学を支持することをより効果的に力強く声高に主張しなければならない時代になっている。

しかし科学界の多くはこの種の科学擁護活動に躊躇してきたため、積極的に発言する化学者に制度的財政的支援をしてこなかった。次期政権で増大するだろう反科学の攻撃に対して「傍観者であり続ける」ことは有害である。

(政治的、というのは特定の政党を支持するということではなくて、疑似科学にはノーということも含めて正当な科学が大事なのだということを広めることを指す。ちなみにScientific Americanの編集長の場合は特定党派への肩入れであって全く科学推進ではなかった)

 

-クロラミンのジレンマ

The chloramine dilemma

Daniel L. McCurry  pp. 851-852

何十年にもわたる飲料水殺菌の謎はおそらく有毒な驚きで終わる

公共飲料水の化学殺菌は20世紀最大の公衆衛生の成果の一つである。先進国では深刻な水由来疾患による死亡は稀になった。米国では無機のクロラミン(主にNH2Clと NHCl2)殺菌が広く使われている。これらは塩素より殺菌力は弱いがハロゲン化消毒副生成物の濃度が低い。しかしクロラミンは塩素と違って水の消毒系の中で分解していき、そのうちの一つが長い間同定されていなかった。それが今週のScienceでFaireyらによってクロロニトラミドアニオンであると報告され、驚くことに安定でおそらく有毒。

世界中で最もよく使われている水の消毒剤は安価で有効な塩素である。1974年に飲料水中に塩素化消毒副生成物が発見されたことからEPAが規制を行い代わりの消毒剤が求められた。その結果クロラミンの使用が増えた。しかし欧州などでは米国と異なるアプローチがとられた。

クロラミン殺菌の採用後、クロラミンの化学が進歩した。その結果クロラミン処理した水のクロラミン種の濃度予測速度論モデル開発につながったが、クロラミン分解後の窒素の質量バランスが不完全なままだった。約5-10%の窒素の説明ができず、「未同定産物」として何十年にもわたって構造決定が試みられてきた。このパズルをFaireyらが解いた。

(略)

この知見は公共水のクロラミン処理についての再評価の引き金をひくかもしれない。塩素をクロラミンに変えたことで意図せぬ帰結につながったことは他にもある。クロラミン処理は鉛の溶出につながり、ニトロソアミンのような窒素含有消毒副生成物を生じ、特有の臭いの原因となる。塩素より揮発性が高く消毒能力が減ることでレジオネラのような病原体の増殖を許す。

クロロニトラミドアニオンが有毒かどうかに関わらず、その発見は水研究やエンジニアに振り返りの機会となろう

Chloronitramide anion is a decomposition product of inorganic chloramines

Julian L. Fairey et al., pp. 882-887

アメリカ以外で消毒副生成物が心配だからとクロラミンにしてるところってあるのだろうか?)

 

その他

-「バイエルンホメオパシー研究」中止

The ‘Bavarian Homeopathy Study’ has been Aborted

Thursday 21 November 2024

2019年に投稿した記事で説明したように、バイエルン州政府は大規模ホメオパシー研究にゴーサインを出していた。

この研究はホメオパシーによってヒトや動物の抗生物質使用が減るかどうかを明らかにすることを目的とした。議員が賛成したために投票で決められたが、このプロジェクトについては物議を醸した。

このプロジェクトが意味のある結果を出せなかったことについてThe FRANKFURTER ALLGEMEINE(新聞)が詳細に報道した。

ミュンヘン工科大学で二重盲検プラセボ対照RCTによって尿路感染症を繰り返す女性120人がプラセボまたはホメオパシーを投与されることになっていた。エンドポイントは感染の発生頻度と抗生物質の必要性だった。その結果はずっと前に出るはずだった。しかし主任研究者の腎臓専門医Lutz Rendersは妥当な期間内に必要な被験者を集められず、研究は中止されたと発表した。ミュンヘン工科大学の倫理委員会はこの研究の承認は「非常に困難」だったと述べている。何もしないものと何もしないものを比べることはできないことについて激しく議論した。委員はホメオパシーには効果がないことを全員が合意している。偽陽性の結果が出るリスクを可能な限り低くすることを決定した。

ホメオパシーについて試験が必要だという考えは時折ドイツ政府を悩ませる。その最後のイニシアチブは第三帝国時代に終わっている。いつになったら政治家たちはホメオパシーについての議論が完全に終わっていてこれ以上お金を無駄にする必要はないことを理解するのだろうか?

(コメントによると80万ユーロ使ったらしい)

 

-SMC UK

ラオスでのメタノール中毒による死亡をうけて、メタノールのヒト健康影響についての専門家の反応

expert reaction on human health effects of methanol, following the deaths in Laos from methanol poisoning | Science Media Centre

November 21, 2024

ラオスメタノール中毒により数人が死亡した件で科学者がメタノールの健康影響についてコメント

Queen Mary University of London (QMUL)病理学名誉教授Sir Colin Berry教授

メタノールは一世紀以上前からヒトの視覚神経毒素であることが知られていて急性メタノール中毒の臨床症状はよく記録されている。メタノールを含む製品にはフロントガラスウォッシャー液、ガスライン不凍液、キャブレタークリーナー、複写機液、香水、食品用燃料その他燃料類がある。

メタノールは摂取後ホルムアルデヒド、ギ酸へと代謝されそれらすべてが毒性がある。

急性影響への感受性は個人差があり、わずか4mLでの失明も報告されている

Newcastle大学上級講師Christopher Morris博士

Leeds大学環境毒性学教授(名誉)Alastair Hay教授

RMIT大学化学教授Oliver Jones教授

(略。欧州からの旅行客だったので注目されているようだ。身近にある明確な有害物質について、何度も情報提供する必要があるのかもしれない)

2024-11-21

[CPSC]ハッピーホリデーは安全に:CPSCはこのシーズンの家庭の料理、飾り、おもちゃの選択に注意をよびかける

Happy Holidays Start with Safety: CPSC Urges Families to Cook, Decorate and Select Toys with Care This Season | CPSC.gov

November 19, 2024

 

[FDA]FDAは食品中化学物質の市販後評価のための強化された系統的プロセス開発についての公聴会を開催する

FDA to Hold Public Meeting on the Development of an Enhanced Systematic Process for FDA’s Post-Market Assessment of Chemicals in Food | FDA

November 20, 2024

FDAは意見募集期間を2025年1月21日まで延長する

 

[EFSA]評価

ヘルスクレーム

Creatine and improvement in cognitive function: Evaluation of a health claim pursuant to article 13(5) of regulation (EC) No 1924/2006

クレアチンと認知機能の改善に因果関係は確立されていない

 

農薬

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance gibberellins (GA4/GA7)

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance gibberellic acid (GA3)

 

[HK]CFSはlap-mei(臘味、中華保存肉)の季節食品サーベイランス計画の検査結果を発表(写真あり)

Press Release - CFS announces test results of seasonal food surveillance project on lap-mei (with photo)

November 20, 2024

144検体全て合格(動物用医薬品、金属汚染物質、保存料や色素、栄養表示)

しかし硝酸/亜硝酸、ナトリウム、砂糖、脂肪の多さから食べすぎないよう注意。乳児は食べないよう、幼児は食べる量を制限するように。

 

[HK]ニュースレター

Food Safety Focus (220th Issue, November 2024)

https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/files/FSF220_2024_11_20.pdf

・食品中金属汚染物質パートII―メチル水銀

Metallic Contaminants in Food Part II – Methylmercury

・非栄養甘味料

The Sweet Journey of Non-nutritive Sweeteners

・学校給食と食品安全

・肉と家禽製品のリステリア

 

Nature Volume 635 Issue 8039, 21 November 2024

-ヒト細胞地図計画の最初の一連の論文発表特集

例えば

健康な女性は乳がんに似た細胞を持っている、研究が発見

Healthy women have cells that resemble breast | EurekAlert!

20-Nov-2024

乳腺組織には侵襲性の乳がんに見つかるのと同じ遺伝的変化をもつ正常細胞が含まれる、そのことは早期検出の将来のアプローチに役立つ

分子診断では正常細胞のイレギュラーを侵襲性のがんと分類してしまう可能性がある

ヒト乳腺細胞アトラス研究に基づく

 

-エディトリアル

「永遠の」化合物は賢い化学によって分解できる―今や実験室外で試験

‘Forever’ chemicals can be destroyed with clever chemistry — now test these techniques outside the lab

PFASとよばれる分子中の炭素―フッ素結合を切る化学は環境浄化に役立つ可能性がある。次の段階は現実世界での試験

Natureに発表された二つの論文。

 

-研究ハイライト

温暖化すると米の質がよくない

Rice is not as nice with global warming

日本と中国での収穫の記録から、夜間の高温はコメの質を落とすことが示唆される

 

妊娠リスクをガムを嚙むことで減らせる

Reducing pregnancy risk could be as easy as chewing gum

マラウイでの臨床試験キシリトール入りガムを噛むことが早産リスクの低さと関連することを示唆

 

-Natureニュース

あなたの友人があなたのマイクロバイオームを形作る―そして彼らの友人にも

Your friends shape your microbiome — and so do their friends

20 November 2024  By Saima Sidik

ホンジュラスの遠隔地の村に住む約2000人の解析から、誰が誰に腸内細菌を拡散しているのかが明らかに

Natureに11月20日発表された研究。

Gut feelings: Social connections change our m | EurekAlert!

20-Nov-2024

 

論文

-大麻は精神病になりやすい若年成人の脳の活性をかく乱する

Cannabis disrupts brain activity in young adu | EurekAlert!

20-Nov-2024

JAMA Psychiatry,に発表されたMcGill大学の研究はこの種の研究で初めてシナプス密度の顕著な減少を検出した。

全ての大麻使用者が精神病になるわけではないが、一部の人のリスクは高い

 

-医学のデマを拡散した医師への医事当局の統制

Medical Board Discipline of Physicians for Spreading Medical Misinformation 

Richard S. Saver

JAMA Network Open 2024;7(11):e2443893

COVID-19パンデミック開始以降、医師が嘘を拡散することの危険性についての警告が多く出されるようになったが、医事当局による医師への懲戒の理由としては少ないまま。

 

SMC UK ジャーナリスト向け説明会

-UNEP世界プラスチック条約―何が予想され、プラスチック/マイクロプラスチック汚染研究についてのエビデンスチェック

UNEP Global Plastics Treaty – what to expect and evidence-check on plastic/microplastic pollution research | Science Media Centre

November 18, 2024

11月末にUNEPがプラスチック汚染削減目標を設定した国際的な法的縛りのある条約を開発する目的でINC-5を開催予定。

その科学的根拠についてジャーナリスト向け説明会を行う

 

-ネットゼロが総排出量ゼロではなかったら?

What if net zero doesn’t mean net zero? | Science Media Centre

Natureに発表されたOxford大学の新しい研究が、ネットゼロの定義の間違った使い方が温暖化阻止に役立たないことを示した。

Geological(地質学的)ネットゼロを目指すべきであることの説明。

2024-11-20

[FDA]FDAはシーフード中PFASについての情報要請

The FDA Issues Request for Information on PFAS in Seafood | FDA

November 19, 2024

シーフード、周辺環境、加工用水中PFAS濃度やばく露削減対策などに関する科学的データと情報を求める

2025年2月18日まで

 

[DEFRA]英国政府更新:飲料容器のデポジット返却計画

UK government update: Deposit Return Scheme for drinks containers - GOV.UK

19 November 2024

2027年10月実施を目指して協力中。

2024年11月18日にウェールズ政府がデポジット返却計画の先送りを発表した。

ウェールズは既に世界で2番目のリサイクル率であり、自分たちに適した計画を継続することを好む

 

[ASA]ASA裁定

Stirling Health Ltd - ASA | CAP

20 November 2024

コラーゲン関節クリームの、「関節痛の人に」といった医療効果宣伝が基準違反

 

[ODS]ODS部長のメッセージ ODSは2025–2029戦略計画を発表

ODS Director's Message - November

Stefan M. Pasiakos, Ph.D.

November 2024

Strategic Plan 2025-2029

研究目標1:多様な集団での生涯にわたるレジリエンスと健康へのダイエタリーサプリメントの生物学的影響研究を進める

研究目標2:栄養摂取に関連した多様な集団でのダイエタリーサプリメントの使用と、その生涯にわたるレジリエンスと健康へのの研究を進める

研究目標3:ダイエタリーサプリメントの組成、質、安定性、安全性、有効性に関する研究を進める

研究能力目標1:ダイエタリーサプリメント研究の強化と方法論のハーモナイゼーション、デザイン、実施、報告における科学的ベストプラクティスを推進する

研究能力目標2:新しい研究に情報提供し強化するための公共利用可能なダイエタリーサプリメントデータベースの同定路革新的使用の支援

(具体例として挙がっているのは黒人でのビタミンDパラドクス、食料不足の集団

レジリエンスへの影響は漠然としすぎてよくわからない)

 

論文

-新しい臨床試験がキムチの抗肥満作用を確認

New clinical study confirms the anti-obesity | EurekAlert!

19-Nov-2024

韓国科学技術研究評議会のプレスリリース

韓国の世界キムチ研究所が国際雑誌にキムチの抗肥満作用についての一連の研究を発表した

Food Res Int.とFood & FunctionとBMJ open

なお11月22日はキムチの日

(韓国のキムチはあらゆる健康に良い効果があるらしいので。日本の緑茶もポジションとしては同様。食品研究にはそういう部分がある。それは「科学」?)

 

その他

-ScienceInsider

「迅速で前例のない」:EPAはTrump政権下での大規模な動乱に備える

‘Swift and unprecedented’: EPA braces for massive upheaval under Trump | Science | AAAS

19 Nov 2024 ByErik Stokstad

オブザーバーは次期政権が環境規制を緩和し科学を軽視するだろうと恐れる

Trump大統領の一期目はEPAにとって厳しいものだった。現在、オブザーバーは次期はさらに厳しいだろうと予想する。

先週ニューヨークの元下院議員であるLee Zeldinを長官に選択した。彼の環境関連の記録は乏しくミックスしたものである。

一期目のTrump大統領はEPAの予算を数年で30%削減することを提案したが議会が拒否した。しかし予算は基本的に横ばいで、インフレによって実質縮小した。研究者の6%が退職した。その後バイデン大統領が数千人を雇用して労働力が回復した。

 

-実験室から農地へ:作物の改良は我々の食料供給を気候変動から守る

From lab to land: Crop modifications are fortifying our food supply against climate change

By Marissa Locke Rottinghaus Nov. 13, 2024

科学者は将来に備えた農業のために遺伝学的生化学的革新を探る

(米国生化学分子生物学会の会員向け。植物遺伝学者が自分の研究が役立つと信じることができているのは強い。)

 

-ワクチンは真のMVP:それは何百年ものあいだ命を救ってきた

Vaccines are the real MVP: they've been saving lives for hundreds of years.

Dr. Andrea Love Nov 19, 2024

RFK Jr.らは命を救う医学ツールへの信頼を毀損し我々の社会にとって危険であり健康の増進など気にしていない

ワクチンができる前は、病気で急に死ぬことは普通だった。今は滅多に聞かなくなったが、ワクチン拒否によって脅かされている

感染症と免疫学の専門家としてワクチンの300年の歴史についての長い記事)

 

-劇的な食品安全状況の中、南アフリカの大統領が食品安全上の懸念に対応

President addresses food safety concerns in South Africa amid dramatic food safety situations | Food Safety News

By News Desk on November 19, 2024

南アフリカで9月以降約900の食品由来疾患事象が記録されていて22人の子供が死亡している。Cyril Ramaphosa大統領が述べた。

10月にはSowetoのNalediでテルブホスによるとされる中毒で6人の子供が死亡した。テルブホスは農業用に登録されている有機リン剤だが一般家庭向けには販売できない。しかしながら街や非公式販売経路でネズミの駆除用に家庭に販売されている。

Ramaphosa大統領は国全体で食中毒事例が増加しているという。

警察、保健担当者、環境査察官、農務省職員、国の消費者委員会の担当者などが事件を調査している。

Naledi地方の84のspaza 店から検体が採取され、3つからテルブホスやその他違法農薬が押収された。検査官によると食品と洗剤と農薬が並んで販売されていて一部の店では適切な食品保存設備や洗浄設備がない。

環境健康に責任があるのは地元自治体だが多くの自治体には規制を実施する能力やリソースがない。

Ramaphosa大統領は両親もまた子供を守る役割があるという。

 

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