[APVMA]パラコートとジクワットのレビュー時間枠延長
20 December 2024
パブリックコメント募集で提出された意見が多かったことから、規制上の決定発表予定時期を2025年第二四半期から2025年第四四半期に延長する
[USDA]米国はバイテクトウモロコシについてのUSMCA紛争で勝利
United States Prevails in USMCA Dispute on Biotech Corn | Home
December 20, 2024
米国通商代表部(USTR)Katherine Tai代表は本日、遺伝子組換え(GE)トウモロコシに関するメキシコの措置に異議を唱える米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に基づく紛争で、米国が勝訴したと発表した。USMCAの委員会は、メキシコの措置が科学に基づいておらず、メキシコがUSMCAで提供することに合意した市場アクセスを損なっていると判断し、7つの法的主張すべてについて米国に合意した
[CCDC]週報
-報告されたキノコ中毒の検出と同定―中国2012-2023
Detection and Identification in Reported Mushroom Poisoning Incidents — China, 2012–2023
中国CDCの公衆衛生緊急報告管理情報システムでは2012-2023年に653件、患者3229人死亡710人のキノコ中毒を記録している。そのうち551 (84.38%)件でキノコの同定について実験室での根拠が得られていない
-中国の体重管理についての専門家のコンセンサスと対応呼びかけ:戦略的行動による健康中国イニシアチブの推進
December 20 2024
(中国の文化的背景等が考慮されてなくて欧米の文献を引用するだけなのであまり参考にならないかも)
[EU]FFN月次報告 11月
November 2024 - Report on EU Agri-Fraud suspicions
11月は708のIRASFF通知から232を抽出
製品偽装はオリーブ油の偽装、ハチミツの糖、イカに水あたりが典型的
記録や表示の改ざんはサプリメントの各種表示やGMOフリーやグラスフェッド(牛肉)など
[EFSA]評価
飼料添加物
農薬
・Statement on the confirmatory data following the Article 12 MRL review for triclopyr
[EFSA]EU-FORA SERIES 7
(EFSA Journa特別号 フェローシップ計画報告書の第7回特集)
EU‐FORA Series 7: EFSA Journal: Vol 22, No S1
・ビスフェノールA代用品のリスク評価のための新しい進化したモデル
New advanced models (NAMs) for risk assessment of bisphenol A alternatives
・野生の食べられる植物や花の化学および微生物リスク評価
Chemical and microbial risk assessment of wild edible plants and flowers
20 December 2024
・グルテンをメニューに戻す―セリアック病へのポリフェノールに富む小麦品種の安全性評価
Putting gluten back on menu – Safety assessment of polyphenol‐rich wheat varieties in Celiac Disease
・食品と接触する物質のリスク評価
Risk assessment of food contact materials
20 December 2024
・フードチェーンに沿った薬剤対英の定量的リスク評価の枠組みを探る
20 December 2024
・in vitro消化モデルを用いてシミュレートしたオリゴマーと食品包装由来の有害な可能性のある化合物のリスク評価
・Multi‐omics approach in gut and environmental microbiota research under the One Health concept
・Assessment of chemical risks and benefits connected with macroalgae consumption
Risk assessment of food additives including dietary exposure
・New approach methodologies for risk assessment using deep learning
など
[FDA]FDA と USDAは動物用生物製剤の管轄を明確にする憲章を発表
FDA and USDA Announce Charter to Clarify Jurisdiction for Animal Biologicals | FDA
December 17, 2024
2013年に覚書に署名しているが、その後科学は進歩し一部の製品の管轄が明確ではなかった
この憲章には、特定の製品を規制する機関を明確にするためのフローチャートと動物用生物製剤についてFDAとUSDAに管轄権の決定を要求する方法に関する情報が含まれている。また、この憲章では、監督が両機関に委ねられる可能性がある複数の請求項を持つ製品に対する各機関のアプローチについても議論し、管轄決定のための再検討プロセスについても記述する。
論文
-より安全なジャガイモを作る:ジャガイモから毒素を除く
Growing safer spuds: removing toxins from pot | EurekAlert!
20-Dec-2024
Scienceに発表された研究
ステロイドグリコアルカロイド類SGAsの合成に重要なたんぱく質GAME15の同定。この発現場所と時期をコントロールすることで可食部の毒を減らせる可能性がある
A cellulose synthase–like protein governs the biosynthesis of Solanum alkaloids | Science
-研究が飲酒とより重症なナッツアレルギー反応を関連付ける
Study links alcohol consumption to more sever | EurekAlert!
19-Dec-2024
International Archives of Allergy and Immunologyに発表された研究。10年以上にわたってカナダの救急で治療した成人アナフィラキシー症例1100件以上のデータから、飲酒がより重いナッツアレルギー反応と関連することを発見。ナッツ風味のアルコール飲料が、痕跡程度のアレルゲン暴露によって重症アナフィラキシー反応リスクを増やす可能性も示唆。
-パリ宣言が、フェイクサイエンスとの戦いのためにデータ駆動型法廷分析学を求める
Paris Declaration calls for data-driven foren | EurekAlert!
18-Dec-2024
研究のインテグリティの支持者は「汚染された」科学と学術文献を除染するためのForensic Scientometrics(FoSci)を求める
先週パリでLeslie McIntosh博士らが開催したイベントで、Forensic Scientometrics(FoSci)パリ宣言Forensic Scientometrics (FoSci) Paris Declarationが起草された。
「我々は、問題のある論文、関係者、システムにフラグを立て、影響を軽減し、将来のそのような行動を阻害することで、この汚染を払拭したい。我々の目標は、これらのエラーが広がるのを防ぎ、科学的な取り組みのためのより良い政策を促進し、科学が社会に与えるプラスの影響を保護することである。」
現在FoSciが取り組んでいる問題には著者の虚偽表示、データ操作、偽の会議、画像の複製、不正行為(捏造、改ざん、盗作を含む)、論文工場、疑わしい研究慣行、著者と引用の販売、こっそり入れられる引用文献、ステルス修正、歪められたフレーズなどが含まれる。
-スウェーデンでよく使われている乳児用母乳サプリメントは子供の肥満に寄与するか?
Does an infant breast milk supplement commonl | EurekAlert!
18-Dec-2024
スウェーデンでは多くの乳児が生後6か月以降、母乳を補うためにミルクシリアルドリンク、すぐ与えられる液状ドリンクサプリメントを与えられている。Acta Paediatricaに発表された研究によるとこれらの製品が初期の体重増加の速さに関連するが、子供時代後期のBMIやウエスト身長比のような人体計測指標の大きさとは関連がなかった
-2030世界栄養目標に向けた世界、地域、国の進捗と2050年予測:GBD2021の系統的解析
Volume 404, Issue 10471p2543-2583December 21, 2024
オープンアクセス
McGill OSS
-ピーナッツバターの歴史はインカに遡る
Peanut Butter's History Goes Back to the Incas | Office for Science and Society - McGill University
Joe Schwarcz PhD | 20 Dec 2024
ピーナッツバター発明の歴史は少々いかれている(nutty)
アメリカ南部の農業にピーナッツを含めた輪作を導入したくさんの用途を開発したGeorge Washington Carver、歯のない患者にピーナッツを砕いてペースト状にして与えたDr. Ambrose Straubとそれを製品として提供したGeorge Bayle。初期のピーナッツバターの分離問題を部分水素添加で解決したJoseph Rosefield―のちにトランス脂肪が問題になって完全水素添加植物油またはパーム油に置き換えられた。そしてアレルギーの話題。
-クリスマスのデザートはあなたを長生きさせる、と風刺に富んだ研究が言う
Jonathan Jarry M.Sc. | 20 Dec 2024
超加工食品研究はなんでも言える、バターと砂糖の多いデザートが健康に良いとさえ。
1年前のBMJのクリスマス特集に掲載された論文の紹介と
2013年の論文
Is everything we eat associated with cancer? A systematic cookbook review - ScienceDirect
を紹介して食品についての根拠にもとづかない強い主張を皮肉る
-古き良きジハイロゲンモノオキサイド
Good Old Dihydrogen Monoxide | Office for Science and Society - McGill University
Joe Schwarcz PhD | 18 Dec 2024
科学リテラシーについての有名な話から食料生産に必要な水の量のようなウォーターサイクルの話へ
その他
-アルコールとウェルネス:何が危機にさらされているのか
Alcohol and Wellness: What's at Stake
Lars Grimm, MD, MHS | December 9, 2024
飲酒に伴う病気のたくさんの症例を画像で紹介
-あなたは支払った分のものを得る:消費者は食料品の持続可能性とコストを推し量る
You get what you pay for: Customers weigh grocery sustainability, costs - Investigate Midwest
by Jana Rose Schleis, KBIA
December 9, 2024
有機農業の農家の苦労と消費者の意向について。
Purdue大学の食品需要解析と持続可能性センター長でConsumer Food Insightsレポートで毎月消費者が食品を購入する際に何を優先するか調査しているJoseph Balagtas教授らによると環境影響は味や値段、入手可能性の次である。人々が持続可能性に関心がないのではなく、最も重要なことではないのだ。
(消費者は安価な方を選ぶ。天候不順等で作物が取れなかったらそれは食べられない、ということを消費者が受け入れないと成り立たないと。採算が微妙でも有機農業をやっている小規模農家の理由はそれが健康に良いと信じているから、らしい。)
-コンシューマーラボ
Zinc Supplements and Lozenges Review & Top Picks - ConsumerLab.com
December 19, 2024
1製品が表示より45%多い亜鉛を含む
-2024年の食品と飲料の予測はどのくらい正確だった?
Were 2024 food and beverage predictions accurate?
By Augustus Bambridge-Sutton 20-Dec-2024
〇 低及びノーアルコール飲料成長し続ける
× 健康かつ放縦Healthy indulgenceブーム衰退
〇 AI使用増加
× 昆虫たんぱく質、より主流に
〇 GLP-1があらゆるものを変える
× EUDR(欧州森林破壊規制)発効
(マーケティングの会社が予想をちゃんと振り返るのがえらい。)