[AGES(オーストリア健康食品安全局)]コントロール対応:インターネットで購入する食品サプリメント
Control action: food supplements from the Internet - AGES
13 September 2024
消費者健康オフィス(BAVG)と税関事務所(ZAÖ)との合同監視活動で、インターネットの注文を特別チェックした。21の違法で有害な食品サプリメントが止められた。
EU域外の第三国からオーストリアの消費者に送られる食品サプリメント50検体中21が違法であった。21製品は未承認新規食品でありEUで販売できない。その中には未承認医薬品に分類されるリチウムが含まれるものや水銀が含まれるものがあった。
[MPI]動植物に使われる抗生物質の販売は6年連続で低下
18 September 2024
ニュージーランドにおける獣医用および園芸用抗生物質の総売上高は6年連続で減少し、ヒトの健康にとって重要な抗生物質の売上は、過去1年間でほぼ半減した。
・2023 Antibiotic Agricultural Compound Sales Analysis (mpi.govt.nz)
[NASEM]新しい報告書は近視を病気と分類することを推奨、子供たちが戸外で過ごす時間のための政策を薦める
September 17, 2024
[USDA]科学者は作物生産と環境保護のバランスを探る
Scientists Seek a Balance Between Crop Production and Protecting the Environment : USDA ARS
Sept. 18, 2024
USDAのARSの科学者が、降雨量の少ない地域での連続した作物栽培システムが作物の収量を維持しつつ温室効果ガス排出を減らすことができることを示した
34年にわたるプロジェクトの影響評価。長期不耕起連続栽培と耕作栽培休耕システムの比較。
[アイルランド農業食料海洋省]McConalogue とHackett大臣は国のオーガニック戦略2024-2030を発表
gov - Ministers McConalogue and Hackett launch National Organic Strategy 2024 – 2030 (www.gov.ie)
18 September 2024
新しいCAP戦略計画のうち2億5600万ユーロが有機農業に支出。農家や食品生産者の福祉と経済的持続可能性向上に貢献。2030年までに小売りの価値で7億5000ユーロ、栽培面積の10%を有機栽培に、が目標。
(価値のかなりの部分が畜産。もともと放牧と組み合わせるのが有機栽培なので当然。つまり面積の相当部分が牧草地。そしてニッチ市場のままであることは認識されている。アイルランドはこのへんはわりと現実的でEUの観念的有機推進には振り回されてない。)
[WHO]国際鉛中毒予防週間2024
International Lead Poisoning Prevention Week 2024 (who.int)
2024年10月20-26
今年のテーマは「明るい未来は鉛フリーから」
[FSA]FSA理事会はイングランドのスーパーマーケットの国による規制の新たな形についてさらに議論するよう求める
18 September 2024
(食品安全コントロールの話)
-2024年9月の理事会
September 2024 FSA Board Meeting | Food Standards Agency
18 September 2024
議題とペーパー
FSA Board Meeting - September 2024: Agenda and Papers | Food Standards Agency
・事業のコンプライアンス達成 大規模で食品安全規制に従っている事業者と、消費者が店の衛生格付けを確認できないオンラインとが主な議題
・予防的アレルゲン表示とアレルゲン閾値
・年次FSA科学更新
Annual FSA Science Update | Food Standards Agency
(リスク評価の結果から研究費による論文発表までリンクがある)
・年次動物の福祉報告
[ANSES]集団の健康:Santé PubliqueフランスとANSESがAlbane調査の最初の段階を開始
16/09/2024
2024年9月16日、Santé PubliqueフランスとANSESは、食品や環境と健康についての理解を深めるためのフランス人集団での健康と化学物質暴露の継続的評価であるAlbane調査の最初の段階を開始した。
Albaneは食品、バイオモニタリング、健康、栄養、環境のフランス語の頭文字。第一段階はÎle-de-Franceと Nouvelle-Aquitaine地域で200人の成人と200人の子供で開始される。2025年5月には全国展開予定。
フランス人集団を代表する3000人以上を2年ごとに繰り返し調査する計画。
[FDA]病気の調査:Diamond Shruumzブランドチョコレートバー、コーン、グミ (2024年6月)
Investigation of Illnesses: Diamond Shruumz-Brand Chocolate Bars, Cones, & Gummies (June 2024) | FDA
September 18, 2024
2024年9月13日時点で33州から169人の病気が報告されている。66人は入院、関連死可能性が2
[EFSA]評価
農薬
・Modification of the existing maximum residue levels for cycloxydim in various crops
ScienceInsider
小児科学会が子供の食事中のGMO成分について「恐怖を利用している」ことを非難される
Pediatrics academy accused of “fearmongering” over GMO ingredients in kids’ diets | Science | AAAS
17 Sep 2024 By Meredith Wadman
新しいガイドラインはより安価な食品より有機食品を推進しようとして農薬が危険だと間違った主張をする、と批判者はいう
非常に影響力のある小児科医の組織が今年初めに発表した遺伝子組換え生物(GMO)の成分を含む食品を避けるように親に薦める助言が、反発に直面している。米国小児科学会(AAP)のガイドラインは、開業医や一部の親にとって頼りになる情報源である。しかし、批判者たちは、この助言はGMOの安全性を裏付ける広範な根拠を無視していると言う。また、AAPが根拠のない恐怖を抱かせたため、親たちは、有機製品だけを買わなければならないと思い込んでいると付け加えている。
通常、「AAPが言うことは私は信じる」と、イリノイ州の小児科医で3児の母であるNicole Kellerは言う。「彼らがこんなにも間違ったことをいうなんて、とびっくりした」。Keller氏と同僚は最近、コメント投稿やソーシャルメディアでガイドラインを批判した。AAPは、インタビューの依頼や書面による質問への回答を拒否した。
1月にPediatrics誌に掲載されたこのガイドラインには、「家族向けのGMOを制限するためのヒント」や「GMOの危険性を軽視する可能性のあるニュース記事」を含む親向けニュースレターが添えられていた。ボストン大学の小児科医で疫学者のPhilip Landriganが主著者であるこのガイドラインは、遺伝子組換え作物に広く使用されている除草剤グリホサートの食品中への残留が、特に乳幼児や子供に及ぼす潜在的な健康被害について警告している。
AAPのガイドラインは直ちに影響を発揮し、3月までにメキシコが、米国で栽培された遺伝子組換えトウモロコシの輸入禁止に関する米国との貿易紛争で、それを引用した。しかし、Pediatrics論文は、米国とヨーロッパの規制当局が現在食品に見られるレベルのグリホサートを安全と判断したことには触れていない。
Kellerと2人の同僚は、Pediatricsに詳細なコメントを提出し、引用バイアスなどの欠陥をリストアップした。それが7月に却下された。そのことについては先月Kellerはblogに投稿した。
これまでガイドラインについて公に語っていない他の人々は、ガイドラインに欠陥があることに同意している。「ガイドラインが主張するのは、GMOは悪く、有機は良いということだ。これは単に文献を反映していない」と、アルバータ大学の科学コミュニケーションの専門家であるTimothy Caulfieldは言う。「このガイドラインは、優れた科学というよりも恐怖を煽っているようだ」
AAP報告書の著者はグリホサートに焦点を当てているが、その理由は、その使用がここ数十年で急増しているからだ:今年アメリカで植えられたトウモロコシの90パーセントと大豆の96パーセントは遺伝子組換えで、その多くはグリホサート耐性である。
AAPの報告はIARCのグリホサート分類を引用している。
しかしNASEMは遺伝子組換え食品やその中のグリホサート残留によるヒト健康への悪影響の証拠を発見しなかった。FDAは食品のグリホサート残留を検査しており、EPAが安全に消費できると決定したレベルを超えることはめったにない。世界中の他の多くの機関が同様の立場である。
活動家団体Center for Food Safetyの科学部長であるBill Freeseは、Pediatricsの論文を称賛し、乳幼児は大人よりも人工化学物質に弱いと指摘している。
栄養学に特化したNPO「Dr. Yum Project」を運営する小児科医のNimali Fernandoは、ガイドラインがわかりにくいと話す。「どのくらいの量の除草剤が子供や家族に有害であるかが明確ではない。」低所得の子供たちと活動するフェルナンドは、「私たちは、心配を生みだすことで、低所得の家族により多くの障壁を置いている可能性があることに注意する必要がある」と付け加える。
バージニア州アーリントンに住む3人の子どもの母親で、リーガルテクノロジーのスタートアップ企業の経営者Katie Mastalerは、「オーガニックを買うだけ、それは一部の人にとってはうまくいくかもしれないが、私たち家族にとっては、それは現実的ではない」と言う。AAPのニュースレターを読んだ後、彼女は「これを一読したほとんどの親は、助けなしに、これらの非常に恐ろしい声明だけを受け取るだろう」と言う。
病院の食料不足委員会の委員であるKellerは、低所得の親から同様の報告を受けている。生後9ヶ月の低体重の子供に母乳だけを与えて固形食品を与えていなかったある家族は、子供にはオーガニックしか与えてはいけないがオーガニックを買う余裕がなかったという。Kellerは食品の選択に関しては、「(親が)利用できる選択肢が何であれ、安心で安全だと感じることが非常に重要」という。
その他
-Natureニュース解説
小さい子供に新しい抗肥満薬を使用すべきか?研究者がいうこと
Should young kids take the new anti-obesity drugs? What the research says (nature.com)
By Julian Nowogrodzki 17 September 2024
ブロックバスター減量薬が6-11才の子供の肥満も減らせる。しかし成長する身体への長期影響はわからない。
NEJMに9月10日、6-11才の子供でのリラグルチドの臨床試験の最初のデータが報告された。Natureは専門家に尋ねた。
以下Q & A。
(10才で体重113kgの子供を前にしたらリスクベネフィットは明確だけれど・・・)
-RFK Jr.の相棒が、元左翼ママがトランプに群がる理由を説明
RFK Jr.’s Buddy Explains Why Formerly Lefty Moms Are Flocking to Trump – Mother Jones
September 12, 2024
そして、「クリーンな食料と水」が進歩的な大義から共和党集会のスローガンに変わった理由
陰謀論サイトMother Jonesが反GMO組織「Moms Across America」の創設者で事務局長のZen HoneycuttのRFK Jr.支持への転向を歓迎している
(もともと陰謀論者だったけど。反ワクチンで5G携帯電話の電磁波が危険だと言いオーガニック食品を食べると病気が治ると主張していた。)
-もしもっと美味しかったら昆虫を食べる?
Culinary taste challenge for edible insect advocates (bbc.com)
7 September 2024 Kelly Ng
シンガポールで開催されたInsects to Feed the World(世界を食べさせるための昆虫)会議の取材。
多数の昆虫食推進者に取材しているにも関わらず、最後が昆虫は将来「スーパーフード」のように、喜んで食べるのではなく嫌々食べるものになるだろう、物珍しさはやがてなくなる、という意見。
-消費者の食品についての意見
Consumer Food Insights - Center for Food Demand Analysis and Sustainability (CFDAS) (purdue.edu)
Purdue大学食品需要解析と持続可能性センターによる月次世論調査
Volume 3, Issue 8: August 2024では
・消費者が食品の価値として最も重要なのは味と入手可能性で、環境と社会責任は最も重要でない
・教育レベルの高い消費者は栄養をより重要視する傾向がある
・71%の消費者は再生農業をあまり知らない
・値段が高くなれば再生農業への支持は下がる
・再生農業関連で7つの要因を尋ねると価格の維持が最も重要
など
食品安全情報(化学物質)No. 19/ 2024(2024. 09. 18)
https://www.nihs.go.jp/dsi/food-info/foodinfonews/2024/foodinfo202419c.pdf
目次
【WHO】
1. オンライン公開協議:栄養表示政策に関するガイドライン案
2. 国際がん研究機関(IARC)
3. 出版物
【FAO】
1. 予防が抗生物質の必要性をいかに減らすか
2. Codex
【EC】
1. 査察報告書
2. 食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)
【EFSA】
1. 2022年の新興リスクに関するEFSAの活動
2. 欧州委員会はEFSAの次期事務局長の公募を開始
3. 食品添加物関連
4. 新規食品関連
5. 農薬関連
【FSA】
1. NHS(国民保健サービス)のデータを使用して、重篤な食物誘発性アレルギー反応の発生傾向を監視する
2. 2024年9月のFSA理事会の資料が公表される
【FSS】
1. スコットランド食品基準局は、偽造アルコールの追加押収を受けて消費者に情報提供する
【COT】
1. COT会合:2024年9月3日
【BfR】
1. 注目を浴びる食品添加物
【BMUV】
1. 健康と食品の安全性に関する消費者向けのヒント
【RIVM】
1. オランダのリサイクルプラスチック包装はまだ不十分
【FDA】
1. FDAは2022会計年度残留農薬モニタリング報告書を公表する
2. FDAは自主的なナトリウム削減目標(Edition2)のガイダンス案と進捗状況の予備評価に関するウェビナーを開催する
3. 疾病調査:Diamond ShruumzブランドのMicrodosing Chocolate Bars(2024年6月)
4. FDAはUmaryとAmazyの製品は健康に害を及ぼす可能性があるため、消費者に購入又は使用しないよう警告している
5. ヒト用食品担当副長官からの最新情報 - トレーサビリティの強化:レーガン・ユーダル財団との会議結果と今後の一般参加の公開会議について
6. 警告文書
7. リコール情報
【NTP】
1. フッ化物暴露と神経発達および認知についての科学の現状に関するNTPモノグラフ:システマティックレビュー
【EPA】
1. EPA、農薬ダクタールの自主的な登録取り下げを発表
2. EPA、フタル酸ジイソノニル(DINP)のリスク評価案を公表し意見募集
3. EPA、意思決定過程における有意義な関与と市民参加のための方針を最終決定
4. EPA、農薬の2ヵ国語表示に関する新しい資料を発表
5. EPAは農業におけるPFASへの暴露と削減に関する研究に1,500万ドルを助成
【USDA】
1. USDAは、食肉および家禽のラベルにおける動物飼育および環境関連の強調表示の裏付けを強化するためのガイドラインの更新版を発表
2. FSISは残留化学物質検査に新しいスクリーニング法を導入
3. 2023年米国における家庭の食料安全保障報告書に関するTom Vilsack USDA長官の声明
【CPSC】
1. CPSCは消費者に対し、飲み込む危険性があるため、直ちにマグネットチェスゲームの使用を中止するよう警告
【Health Canada】
1. 臭素化植物油を他の用途が認められている認可食品添加物のリストから削除するという修正
2. 新たな供給源からの食品酵素を認可するための許可リストの修正通知
3. ポリグリセリン縮合ヒマシ油脂肪酸エステルの使用範囲を拡大するために、乳化剤、ゲル化剤、安定剤又は増粘剤の許可リストの修正通知
4. 助言
【CFIA】
1. CFIAの食品偽装対策における役割
【FSANZ】
1. 食品基準通知
【APVMA】
1. パラコートに関する規制決定案について
【TGA】
1. Sun Herbal社は、補完医薬品の違法販売の疑いで18,780オーストラリアドルの罰金を科せられた
【香港政府ニュース】
1. 食品警告
2. 違反情報
【MFDS】
1. 日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. 海外直輸入食品から麻薬類成分を検出 -麻薬ゼリー・キャンディーは絶対に購入、摂取しないでください-
3. 食薬処、大量調理配達給食業者など衛生点検、6カ所を摘発
4. 乳幼児用調製乳、調製食の月齢区分を細分化する
5. 2023年輸入農・水・畜産物9.1%減少、加工食品の輸入は大きな変化なし
6. リコール情報
【HSA】
1. リコール情報
【その他】
食品安全関係情報(食品安全委員会)から
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