野良猫 食情報研究所

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2024-06-19

[EFSA]評価

農薬

Modification of the existing maximum residue levels in various plant commodities resulting from the use of potassium phosphonates

 

[FDA]プレスリリース

-FDAはアップルシナモンピューレ製品の鉛とクロム濃度の上昇の調査に続き追加の対応をとる

FDA Takes Additional Steps Following Investigation of Elevated Lead and Chromium Levels in Apple Cinnamon Puree Products | FDA

June 18, 2024

売店Dollar Tree, Inc.社に対してリコールされた製品を売り続けたことへの警告文書を発行した。

また輸入時の監視を強化している

 

-病気の調査:Diamond Shruumzブランドチョコレートバー、コーン、グミ

Investigation of Illnesses: Diamond Shruumz-Brand Chocolate Bars, Cones, & Gummies (June 2024) | FDA

June 18, 2024

更新

複数の検体を集めて分析中

6月17日時点で16週から26人の病気が報告されている。そのうち25人が治療をうけ、16人が入院

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular - 294-24 | Food Standards Australia New Zealand

19 June 2024

新規申請と提案

・昆虫耐性トウモロコシ系統MZIR260由来食品

認可と閣僚会議通知

・照射―最大エネルギーレベル引き上げ

・除草剤耐性耐性トウモロコシ系統DP910521由来食品

・加工助剤としてのGM枯草菌由来サブチリシン

・乳児用調整乳製品へのGM Corynebacterium glutamicum 由来2’-FL

など

 

[RIVM]CLIを完了した後、参加した人の約半分が少なくとも5%の体重を減らした

Almost half of participants lost at least 5% of their weight after completing the CLI | RIVM

18-06-2024

複合ライフスタイル介入(CLI)についての最新報告書

CLIは2019年から基本的健康保険で一定の条件の人に提供されている2段階の2年のプログラム。

(行動介入に比べると医薬品の有効性が際立つ)

 

[FAO]持続可能な美食デー

Sustainable Gastronomy Day | FAO | Food and Agriculture Organization of the United Nations

18 June

ガストロノミーは世界の自然と文化の多様性の文化的表現である。6月18日を持続可能な美食デーとし、すべての人が健康的食生活と食料安全保障のある未来のために持続可能な選択をする役割があることを認識しよう

(多くの伝統文化はもともと持続可能、とか嘘だろう。日本のうなぎやまぐろやクジラはどうしろというのだろう?)

 

[NASEM]新しい報告書は米国の核及び化学兵器大量破壊の脅威の予防、対抗、対応への準備を評価

New Reports Evaluate U.S. Readiness to Prevent, Counter, and Respond to Threats of Nuclear and Chemical Weapons of Mass Destruction | National Academies

June 18, 2024

核テロ

Nuclear Terrorism: Assessment of U.S. Strategies to Prevent, Counter, and Respond to Weapons of Mass Destruction | The National Academies Press

化学テロ

Nuclear Terrorism: Assessment of U.S. Strategies to Prevent, Counter, and Respond to Weapons of Mass Destruction | The National Academies Press

 

[VKM]養蜂―野生の受粉媒介昆虫へのリスクの可能性

Beekeeping - Potential risk to wild pollinating insects - Vitenskapskomiteen for mat og miljø (vkm.no)

Published: 17.06.2024

養蜂はノルウェーの野生の受粉媒介昆虫に対して概ね低リスクであるがある種にとってはリスクはより高い。

養蜂のハザードとして

・花の資源の競合

・病原体や寄生虫の拡散

・植物コミュニティや捕食者集団の変化による間接的影響

リスクを減らす対策として

・花の資源管理

・ミツバチの健康管理

・花資源や野生の受粉媒介者のニーズに関する知識を増やす

(他人の畑の花を花資源というのだろうか?)

 

[EPA]EPAは全国受粉媒介者週間を記念し、受粉媒介者を守ることへの関与を強調

EPA Marks National Pollinator Week, Emphasizing Commitment to Protecting Pollinators | US EPA

June 18, 2024

Michael S. Regan長官が声明を発表し、その中でいくつかの殺虫剤や除草剤への対策を述べた

 

[ASA]ASA裁定

Nutritional Sciences Ltd - ASA | CAP

19 June 2024

自社ウェブサイトおよびニュースウェブサイトでの、サプリメントが高齢者の関節や軟骨の病変の治療に有効であることを示唆する宣伝が基準違反。「NHSの関節の専門家Paul O’Connellが推奨」というがそんな医師はNHSに登録されていない、など。

 

[ヘルスカナダ]透明性とヒト健康と環境保護を強化するための連邦農薬規制改定案

Proposed changes to federal pesticide regulation aim to strengthen transparency and protection of human health and the environment - Canada.ca

June 17 , 2024

保健大臣は本日、病害虫コントロール製品規制Pest Control Products Regulations (PCPR)改定案をカナダ官報に掲載した。

提案には非開示試験データのカナダ人へのアクセスの促進や申請者が輸入食品のMRLの設定に必要とした情報を明確にすることなどが含まれる

 

論文

-BMIの高い子供と青少年への介入についてのUSPSTFの助言

USPSTF Recommendation Statement on interventi | EurekAlert!

June 18, 2024

6才以上のBMIの高い(その年齢と性での95パーセンタイル以上)子供や青少年には、包括的高強度行動介入が中程度の総ベネフィットがある

 

-米国高齢成人での州の大麻合法化と大麻関連疾患の傾向、2017-2022

State Cannabis Legalization and Trends in Cannabis-Related Disorders in US Older Adults, 2017 to 2022 | Geriatrics | JAMA Network Open | JAMA Network

JAMA Netw Open. 2024;7(6):e2417634.

65才以上の大麻関連疾患で保険対象医療をうけた人の傾向

大麻合法化の州や地域に関係なく大麻関連疾患は増加、増加率は合法化した州のほうが大きい。患者の増加は非救急部門で最も大きい

パンデミックの影響もあるかも)

 

その他

-「永遠の化学物質」PFAS周辺の科学の曖昧さが不法弁護士のぼろもうけを加速する危険性

Murkiness of science around PFAS 'forever chemicals' dangers fuels tort lawyer bonanza - Genetic Literacy Project

Hiroko Tabuchi | New York Times | June 18, 2024

(NYTの記事は有料、ここは一部転載)

PFAS化合物は調べればどこからでも検出され、ほぼすべてのアメリカ人の血中にもある。研究者がPFASと精巣や腎臓のがん、子供の発達の遅れ、不妊、肝障害、甲状腺疾患などと関連付けたため、製造企業を標的にした訴訟がはじまっている。昨年3Mは少なくとも100億ドルを水の施設に支払うことに合意したが、専門家はこれは始まりに過ぎないという。

 

-グリホサートが土壌微生物に影響する―1%は心配するが科学者は心配しない

Glyphosate Impact On Soil Microbes - The 1% Can Worry But Scientists Do Not | Science 2.0 (science20.com)

By Hank Campbell | May 29th 2024

グリホサートが土壌中の微生物に影響するか?現実世界の条件で複数年の研究が答えを探った。

Multi-year and multi-site effects of recurrent glyphosate applications on the wheat rhizosphere microbiome - ScienceDirect

Environmental Research Volume 215, Part 3, December 2022, 114363

結果は問題ない、だった。

有機農業で使われる硫酸銅よりはるかに環境影響が少なかった。

有機農業でどれだけの化合物が使われているかを開示するよう求めているのはカリフォルニア州だけであるが、そのデータによると有機農家は慣行農家に比べてカロリーあたりの化合物使用は最大600%多い。(収量が低いうえに効果の弱い謎物質を使うからだと思う)

 

-2023年:活動家のひどい年

2023: An Activist Annus Horribilis - Seed World

David Zaruk March 7, 2024

2023年は欧州環境活動家にとってはひどい年だった。農薬についてはStopGlyphosateキャンペーンは失敗し欧州委員会は10年間再認可した。持続可能な使用規制は欧州議会で却下されEUのFarm2Forkの野望は混乱に陥った。種子の交配に関してはEUがゲノム編集をGMOとしない方向に一歩踏み出した。これまで長く続けてきたNGOのキャンペーンが急にひどく失敗した理由は?NGOの数や影響力や資金が急増している中でのことなので驚きである。

環境活動家たちは地球を救うために戦う理想主義者でビリーバーである。その情熱とパワーは強力だが例外や猶予を認めないゼロの強要や非現実的な期待は理想達成の妨げになる。最初は企業を悪者にしていたキャンペーンは自分たちに都合の悪い科学的評価を出す公的機関にも敵意をむけるようになり、活動家団体の中にも過激派の分断等が生じた。そして活動家のネットワークは広範だったがあまりにも少数の影響力のある人に依存しすぎていた。EUではFrans Timmermansがオランダの国政に戻るために抜けたことが大きかった。選挙の結果を見るにオランダもTimmermansを歓迎はしていなさそうだ。

(2024年春の選挙の前の記事)