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食品安全情報blog暫定後継サイトです

2024-04-19

[EFSA]ニュース 多くの養殖魚に寄生虫はいない

Many farmed fish parasite-free but more data needed

-意見

Re-evaluation of certain aspects of the EFSA Scientific Opinion of April 2010 on risk assessment of parasites in fishery products, based on new scientific data. Part 1: ToRs1–3

 

[CDC]迅速統計:自閉スペクトラム症候群と診断されたことのある3-17歳の子供と青少年の割合、家庭の収入別、2020-2022

QuickStats: Percentage of Children and Adolescents Aged 3–17 Years Who Ever Received a Diagnosis of Autism Spectrum Disorder, by Family Income, 2020–2022 | MMWR (cdc.gov)

Weekly / April 18, 2024 / 73(15);358

収入が増えると診断が減る

自閉症の診断基準を疑わせる)

 

[Codex]世界中の食品添加物専門家と規制担当者を一堂に集める

CCFA54 / bringing food additive experts and regulators together from all over the world | CODEXALIMENTARIUS (fao.org)

CCFA54議長Dr Yongxiang Fanインタビュー

 

[FDA]PFASについて更新

April 2024 Update on PFAS | FDA

April 18, 2024

FDAは最近の検査結果を含めて更新

これまでの検体数は1300近く、本日は95検体の検査結果を発表。このうちPFASが検出されたのは8検体で牛肉2、タラ2、エビ、サーモン、ナマズティラピア各1。検出された濃度では小さい子供や一般人の健康上の懸念とはならない。またこれまで同様、PFASが検出されるのは肉やシーフードである。

今後FDAは分析を継続する。

またさらに14物質の分析法を追加し、合計30の食品中PFAS測定が可能になった

注:ヒト健康影響評価は毒性学的参照値のある8つのPFAS (PFOA, PFOS, PFNA, PFHxS, HFPO-DA ⌈GenX⌉, PFBS, PFBA, および PFHxA)を使う。複数PFASが検出された検体では累積影響は考慮しないがアプローチは検討中で今後変わる可能性がある。FDAが参照しているのは2021年5月のATSDRの最小リスクレベル(MRL)とPFBS, HFPO-DA (GenX) およびPFBAについてはEPAの参照用量。

ATSDRのMRLは以下参照

atsdr.cdc.gov/toxprofiles/tp200.pdf

検出されているのはPFNA、PFUdA 、PFTrDAなどで数十ppt=ng/kgレベル

 

その他

-農薬のない農産物

Produce Without Pesticides - Consumer Reports

By Catherine Roberts Data visualizations by Andy Bergmann April 18, 2024

私たちの大好きな野菜や果物の中には不健康な量の化学物質がふくまれるものがある。Consumer Reportsの独自ランキングでリスクを最小化しベネフィットを最大にする方法を明らかに

来年にかけて、Consumer ReportsはThe Guardianと協力して米国の食品供給にどれだけ農薬汚染があるか、それにどう対応できるかを深く探る。

健康的な食事には野菜や果物がよいがそれらにはビタミンやミネラルや栄養のほかに不健康な量の危険な農薬が含まれる。

(出だしから間違っている。残留農薬より危険なものはたくさんある、有害重金属とかアルカロイドとかカビ毒とか。それは完全無視。

USDAのPDPの7年分の残留農薬検査データから、農薬が検出されているものを危険だとしてオーガニックを推奨する内容の報告。勝手にADIの安全係数を10倍、100倍にして危険だと主張)

 

-世界プラスチック条約には信頼できる科学が必要

Global plastics treaty needs trusted science

BY TRISIA FARRELLYTOM GAMMAGEBETHANIE CARNEY ALMROTHRICHARD THOMPSON

SCIENCE 18 Apr 2024 Vol 384, Issue 6693p. 281

International experts issue renewed call for | EurekAlert!

 

-栄養、健康、ウェルネスのトレンドを舵取りする

Navigating Nutrition, Health & Wellness Trends - Dirt to Dinner (dirt-to-dinner.com)

By Hayley Philip

最新のMintelの報告書を読み解く

・生活の質を維持して健康的に長生きしたい

・クリーンラベルの進化

・目的のある加工:技術革新と栄養のマリアージュ

・高齢化:前向きの栄養

消費者は健康と栄養について誤解に陥らないために以下を

・批判的評価 情報の信頼性チェック

・個別化 食事に必要なものは人によって違う

・長期展望 簡単な解決ではなく長く続けられるかどうかを

(目的もなく加工することなんてないのに、加工が悪い、に対抗してPurposeful Processingと言わないといけないようだ。アメリカ、賢い消費者であることが難しすぎないか?)