[DEFRA]企業向けガイド 魚の販売名:英国
Commercial designations of fish: United Kingdom - GOV.UK (www.gov.uk)
Updated 17 June 2024
[EU]ある種の医療機器のフタル酸:SCHEER更新ガイドライン発表
17/06/2024
医療機器中のCMR および/または内分泌かく乱物質のベネフィット―リスク評価にも使える
ガイドライン本文
基本的には20169年のガイドラインと同じで、主な更新は医療機器のフタル酸可塑剤の代用品に関する進歩
[ODS]ODS所長のメッセージ
ODS Director's Message - June (nih.gov)
June 2024
シカゴ、6月29-日から7月2日開催のNUTRITION 2024によせて
ODS職員の発表と展示の紹介
[ヘルスカナダ]カナダのフードガイドを教える
Teaching Canada’s food guide - Canada's Food Guide
2024-04-29
教育者向けツールキット
論文
-山火事の煙と健康
Wildfire smoke and health | EurekAlert!
17-JUN-2024
CMAJに発表された論文は、カナダで頻度が増えた山火事の健康リスクについて情報を提供する
-アメリカ人の食事は健康の公平性を達成するにはほど遠い
American diets have a long way to go to achie | EurekAlert!
17-JUN-2024
新し研究は、アメリカ人の食事はよくなっているが辺縁のコミュニティの格差は変わらないことを発見
Annals of Internal Medicineに発表されたTufts大学Friedman栄養科学政策学部食は医なり研究所(Food is Medicine Institute)の研究。1999年から2020年の間のNHANESデータを解析。食事の質は米国心臓協会食事スコアで評価。精製された穀物と砂糖入り飲料の摂取量減少、ナッツ/種子や全粒穀物、家禽、チーズ、卵の摂取増加などが観察された。
(でも食べる量は増えて肥満は増えているのだがそれは食事の質ではないからいいの?)
その他
-全国で不必要なPFAパニック
Unnecessary PFA Panic Across the Nation | American Council on Science and Health (acsh.org)
By Susan Goldhaber MPH — Jun 17, 2024
有名なCM「牛肉はどこだ?(中身はあるのか?)」、が地元メディアで流行している飲料水のPFAS汚染についてのニュースにもあてはまる。これらの場合、牛肉は存在しない。
国中で飲料水にPFAS汚染が広がっていて公衆衛生上の危険であるというニュースが多い。ニュージャージーと6月の訴えを例に飲料水から検出されたPFASについて、EPAの規制がどうやって作られたかをとりあげる。
毒かどうかは量による
飲料水中の低濃度PFASと高濃度の産業放出と軍施設汚染とを区別する必要がある。高濃度の場合は除染が適切で必要である。
しかしEPAはパラケルススの原則を忘れて、あまりにも低いPFASのMCLを設定した。ニュージャージーの水のニュースによると、飲料水中のPFAS濃度はEPAのMCLに比べて安全でないとされた。
どうしてこうなった?
・2016年にEPAはPFOAとPFOSの健康助言(安全濃度)を0.070 ppbに設定した。
・2022年に欠陥のあるリスク評価でこの健康助言を引き下げた。
・2023年にEPAは発がん性の可能性が高いという理由で両化合物の目標最大汚染濃度をゼロに設定し、MCLを0.004ppbに設定した。
・2024年4月に0.004ppbのMCLを最終化した、多くの検査室で検出可能な量より少なく、水の供給者に莫大な費用負担になるにも関わらず。
ところでニュージャージーのPFOAとPFOSの測定結果をEPAのサイトで検索すると、
・検査された水の44%の平均PFOA濃度は0.009 ppb(MCL 0.004ppを超える)
・検査された水の24%の平均PFOS濃度は0.007 ppb(MCL 0.004ppを超える)
これらの量はとても低く、公衆衛生上のリスクとはならない
リスク評価同盟は飲料水中の安全量として0.07 ppb – 0.40 ppbと推定している。ニュージャージーの水はこれより低く安全である。
6月7日にアメリカ水労働者協会(AWWA)と都市水機関協会(AMWA)がコロンビア区上訴裁判所にEPAは最良の科学に基づかず、全国のコストを過小評価しているとしてPFAS規則の見直しを求めて訴えた。
-キシリトールはおそらく心臓関連死の原因ではない
Xylitol probably won't cause heart-related death | American Council on Science and Health (acsh.org)
By Mauro Proença — Jun 17, 2024
最近新しい研究がキシリトールは心血管系合併症に関連し血栓形成を増やすとしたことから議論と懸念がまき起こっている。しかし報告されているリスクはキシリトールのベネフィットとのバランスで考慮することが重要だ。
エリスリトールが血栓を増やすという研究の欠点を同僚のDinerstein博士が指摘してから1年、同じ研究グループからキシリトールが血栓形成を促進して血管系合併症に関連するという新しい研究が発表された
以下解説略
European Heart Journal, ehae244
-超加工食品
Ultraprocessed Foods | Science-Based Medicine (sciencebasedmedicine.org)
Steven Novella June 12, 2024
「超加工食品」とは何でそれらは健康リスクか?誇大宣伝されたニュースの見出しを見たら心配になるだろうが、いつものようにデータはそれほど単純ではない。
まず「超加工食品UPF」に合意された定義がない。加工と超加工の区別も明確ではない。
無数の観察研究があるが、最も目立つのはフランスのオンライン調査であるNutriNet-Santéである。JAMAに発表されたある研究ではUPF摂取と全原因による死亡の10%増加に関連があった。しかし多くの専門家がこのデータは説得力がないという。このデータではUPFの摂取は低収入、教育レベルの低さ、一人暮らし、BMIの高いこと、運動の少なさに関連する。すべて全原因による死亡リスクを上げる。既往症を調整すると統計的有意は小さくなり、最初の1年で死亡した人を除外すると有意差はなくなった。
全体として加工食品の摂取が多いことは社会経済的地位の低さと一人暮らしのために便利な調理済み食品を必要とする人のマーカーである可能性のほうが高い。しかしおそらく最大の弱点は加工食品と超加工食品の定義方法だろう。
結果として栄養より作り方という間違ったところに焦点をあてることになる。さらに人々に安価で美味しくて便利な食品を食べるなということは公衆衛生対策として成功するとは思えない。
間違ったことに焦点をあてた根拠薄弱な観察研究に基づいて加工食品を悪者にするすることは、役にたたないだろう
(コメントがたくさんついている。この議論は「金持ちの人々が貧しい人々より優れていると優越感を感じる必要がある」、ということだ。MSG嫌いが人種差別を内に秘めていたのと同じように。)
-健康デマと信頼
Health Misinformation and Trust | KFF
米国の健康デマの影響を追跡し問題に対応するための計画。
健康デマモニター第一号を2024年6月13日発行
The Health Misinformation Monitor – Edition 1 | KFF
最近の状況として
・ソーシャルメディアのインフルエンサーが乳牛牧場にトリインフルエンザが発見されたことに関連して未殺菌ミルクを推奨
・ワクチンデマ
・中絶薬
新興の問題として、反中絶団体による公立学校での胎児の動画義務化、など