野良猫 食情報研究所

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2024-06-04

[HK]CFSは、ちまきの季節食品サーベイランスの結果を発表(第二段階、写真付き)

Press Release - CFS announces results of seasonal food surveillance on rice dumplings (second phase) (with photo)

3 Jun 2024

74検体全て合格

 

[ProMED]テトロドトキシン中毒、ふぐ―エジプト(AL DAQAHLIYAH)、保健省、警告

Tetrodotoxin poisoning, puffer fish - Egypt: (DQ) MOH, alert

2024-06-04

https://promedmail.org/promed-post/?id=8716841

Date: Fri 31 May 2024 19:16 GST Source: Alarabiya [in Arabic, summ. and trans. Mod.MM, edited]

フグが市場で売られていたことに警告。最近地中海にフグが侵入してきている

 

Codex

CCPR55 / A productive and efficient committee with sense of warm collaboration and mutual respect | CODEXALIMENTARIUS (fao.org)

03/06/2024

 

論文

-アルコールなしで中毒:自動醸造症候群

Intoxication without alcohol: Auto-brewery sy | EurekAlert!

3-JUN-2024

CMAJに発表された症例研究。日中の極端な眠気、ろれつの回らなさ、飲酒していないにも関わらず血中と呼気からアルコールが検出されて少なくとも7回救急に来た50才女性。腸内の真菌が発酵でアルコールを作る。治療法は抗真菌薬と低炭水化物食。

 

-内分泌学会ガイドラインは75才以下の健康成人はビタミンD推奨1日摂取量をとるよう助言

Endocrine Society Guideline recommends health | EurekAlert!

3-JUN-2024

子ども、妊娠している人、75才以上の成人、前糖尿病の成人には推奨1日摂取量より多いビタミンDを勧める

内分泌学会の学会誌The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism (JCEM)に掲載

重要な助言は

・75歳未満の健康な成人では、IOMが推奨する参照食事摂取量を超える用量のビタミンDサプリメントを摂取しないこと。

・特定の健康リスクを低減する可能性があるため、IOMが推奨する摂取量を超える量でベネフィットのある可能性のある以下の集団を特定した。

〇18歳以下の子供および青年―栄養性くる病を予防し、呼吸器感染症のを減らす可能性。

〇75歳以上の人―死亡リスクを低下させる可能性がある。

〇妊娠中の人―妊娠高血圧腎症、子宮内死亡率、早産、在胎週数に対して小さい出産、新生児死亡率のリスクを低下させる可能性がある。

〇糖尿病予備軍の人― 糖尿病への進行を抑える可能性がある。

ビタミンDの補充または治療の適応がある50歳以上の成人では、非毎日高用量ビタミンDではなく、毎日の低用量のビタミンDを推奨する。

・25-ヒドロキシビタミンD濃度に基づくアウトカム特異的ベネフィットは同定されていないため、どの集団でも、25-ヒドロキシビタミンD濃度の定期検査は行わないことを推奨する。これには、肌の色が濃い人や肥満の人に対する25-ヒドロキシビタミンDスクリーニングも含む。

根拠が十分でないため、病気予防のための目標あるいは適切さの指標としての25-ヒドロキシビタミンD血中濃度閾値は設定できなかった

 

-ダークチョコレートのダークサイド?新しい研究はチョコレート中の金属の子供へのリスクは極めて小さいことを発見

A dark side to dark chocolate? New study find | EurekAlert!

3-JUN-2024

チョコレート大好きな人は2023年のConsumer Reportsの、ダークチョコレートの中には有害な量の鉛とカドミウムが含まれるという知見で心配になったかもしれない。しかしTulane大学がFood Research Internationalに発表した新しい研究は、ダークチョコレートは成人には有害影響のリスクはなく、有用な量の必須ミネラルを含むことを発見した。

米国で販売されている155のダーク及びミルクチョコレートの16の重金属を調べた。毎日1オンス(一週間でチョコレートバー2つ以上)を食べることのリスクをモデル化した。

50%以上のカカオを含むチョコレートに対する国際カドミウム基準(800 microg/kg)を超過したのは1ブランドのみで、33ポンド以下の体重の子供のリスクとなるカドミウムを含むダークチョコレートバーは4つのみだった。

 

-アボカドは「悪」く、ビーガンはばかげている:肉を食べすぎることを正当化する方法

Avocados are 'bad' and vegans are ridiculous: | EurekAlert!

3-JUN-2024

Journal of Consumer Cultureに発表されたコペンハーゲン大学の研究によると、気候のために肉を食べる量を減らせないことの言い訳は「アボカドは悪い」「ビーガンはばかげている」「人体には肉が必要」「私ではなくパートナーが肉を減らしたくない」など。

気候変動対策として個人ができることの最良の選択肢の一つが肉を食べる量を減らすことであることにはほぼすべての人が合意する

(ビーガンはベジタリアンより過激なのは事実だと思うのだが。研究者が「減らす」のと「完全に避ける」を一緒にして分断を煽りたいのだろうか?)

 

-新しい研究は青少年と若年成人の筋肉増強サプリメント使用リスクを強調

New study highlights risks of muscle-building | EurekAlert!

3-JUN-2024

トロント大学の最近の研究はカナダの若者の筋肉強化サプリメントの使用に関する重要な知見を提供する。16-30才を対象にしたカナダ青少年健康行動研究の参加者912人のデータを解析。60%近くがプロテインバーを使い、半分以上がホエイプロテインパウダーやプロテインシェイクを使っていると報告。少年と男性が少女や女性たトランスジェンダーより多い

サプリメントの使用に関して主に影響を受けた人としてソーシャルメディアインフルエンサーをあげるのが約半分。

約2/3が筋肉増強サプリメントを使用していて少なくとも一つ以上の症状を経験し、その87.8%は医師に相談していない。

Performance Enhancement & Health

(「筋肉は裏切らない」、が運動推奨にとどまっていればいいのだけれど)

 

[FSSAI]FSSAIは食品事業者にフルーツジュースのラベルと広告から100%フルーツジュースのクレームを除くよう指導

FSSAI directs FBOs to remove claim of 100% Fruit Juices from the label and advertisement of fruit juices

03 JUN 2024

https://pib.gov.in/PressReleseDetail.aspx?PRID=2022681

FSSAIは食品事業者が各種還元ジュースを100%と宣伝していることに気が付いた。検討した結果食品基準には「100%」を主張する条件の定めがない。

(これ大丈夫なのだろうか。インドは文字通り100%そのままでないとジュースと認めないつもり?)

 

[ANSES]馬の抗寄生虫薬に三重耐性発見

Discovery of triple resistance to antiparasitic drugs in equines | Anses - Agence nationale de sécurité sanitaire de l’alimentation, de l’environnement et du travail

27/05/2024

フランスで初めて、ある農場で馬に認可されている三つのクラスすべての抗寄生虫薬に耐性のあるcyathostominsあるいは小円虫という消化器系寄生虫感染がみつかった。ANSESが競走馬の種馬飼育場で行っていた研究の一環で発見された

・種馬飼育場では抗寄生虫薬耐性リスクが特に高い

・フランスで初めてイベルメクチン耐性のcyathostomin集団が同定された

・抗寄生虫薬の賢明な使用の重要性

 

その他

-シアトルのソーダ税と子供のBMI低下が関連する、しかし肥満は増えた。何がおこった?

Seattle’s soda tax is linked to a drop in childhood BMI, but obesity increased. What happened? | American Council on Science and Health (acsh.org)

By Alex Berezow, PhD — June 3, 2024

ソーダ税が健康上の良い結果と関連するというデータはメディアが報道するよりはるかに曖昧

税金は消費者行動を変える。何かの税金を上げると、買う量が減る。これを知っていて政府は行動抑制のために課税を使う。例えばたばこ税。

政府は肥満対策としてソーダ税を使うことが流行している。効果はあるか?

データはミックスしている。フィラデルフィアの例では砂糖入り飲料税は砂糖入り飲料の需要を減らしたが行動はあまり変わらないという報告がある。ほかの飲料に変えたか課税されていない都市で買ったかした可能性がある。

JAMA Network Openに発表されたシアトルの例ではどうだったろう?メディアは成功だったと報道しているが、いつものようにデータはちゃんと見ていない。

その研究はよく行われていてデータはしっかりしている。2-18才のシアトルにすむ子供とシアトル以外のソーダ税のない都市部にすむ子供を数年フォローして課税がBMI減少につながったかどうかを調べた。

成長期の子供のBMI解析はトリッキーである。そこで著者らは少し理解が難しいBMIp95という指標を使った。子供の場合、その年齢・身長・性別でBMIが95パーセンタイル以上だと過体重または肥満とみなされる。BMIp95を計算するため、著者らは子供のBMIを計算し、それからそれを対応する年齢・身長・性別の95パーセンタイルで割った。5フィート10インチの16歳の少年の体重が155ポンドだったとすると、彼のBMIは22.3である。その年齢・身長・性別の95パーセンタイルは27.6なのでBMIp95 = 22.3 / 27.6 = 81%.

こうやってシアトルとその周辺地域の課税前後のBMIp95を決めた。その結果シアトルではBMIp95は課税前は84%だったのが課税後は82%、一方非課税地域では86%から85%になった。だから著者らは課税は効果があったと結論し、メディアはそれを報道した。

でもちょっと待って。図のピンク色の部分を見て。肥満の子供の割合は課税前は8.9%だったのが課税後は9.8%に増えている。シアトル以外では14%が16%に増加した。どうして?肥満が増えているのにBMIp95が減るのはどうして?

私は著者に連絡して説明してもらった(図あり)

私はこれが臨床的に意味があるかどうかよくわからないがJessica Jones-Smith博士はあるという。

他にふたつの問題がある。

最初に、BMIp95はシアトル以外でも低下しているのでソーダ税以外の要因がある。

二つ目は、ソーダ税の目標は肥満を減らすことでBMIを減らすことではない。健康的な子供のBMIを減らす必要はないが肥満の子供のBMIは減らす必要がある。課税後に肥満が増加したのなら、私には政策は失敗しているように見える。

 

-MSGに対する恐怖は、たったひとつの逸話に基づく

Fear about MSG is based solely on an anecdote (substack.com)

ANDREA LOVE APR 05, 2024

根拠のない嘘は、50年以上経った今も続く

グルタミン酸ナトリウム(MSG)は、食品添加物への恐怖、化学物質恐怖症、逸話を証拠として使用することの害の象徴

MSGの話は一般にはほとんど知られていないが、あるグループでこの物質について言及すると、両親からMSGを避けるように警告されたとか、「MSGを添加していない」食品を探しているという話をきっと聞くだろう。

では、この話が魅力的だからという理由だけでなく、でたらめ非対称性原理としても知られるブランドリーニの法則の完璧な例なので、記録をたどってみよう。

でたらめを論駁するのに必要なエネルギーの量は、それを生み出すのに必要なエネルギーの量よりも桁違いに大きい

そう、あれから56年経ったがMSGに関するデタラメはいまだに根強い。そして実際には、MSGに対する根拠のない恐怖は、New England Journal of Medicineの編集者宛ての根拠のない一通の手紙から始まった。

1968年、『New England Journal of Medicine』は、Robert Ho Man Kwok博士(ただしこの人物の正体は議論の余地がある)によるとされる「中華料理店症候群」と題する3段落の手紙を編集者に送った。その中で、著者はアメリカの中華料理店で食事をした後で気分が悪くなった様子を説明し、醤油、料理用ワイン、高ナトリウム、MSGなど、さまざまな原因候補を示唆した。

中華料理店症候群。出典 :http://www.voenvrach.ru/storage/Chinese%20restaraunt%20syndrome.pdf

そのどれもが何の証拠もなく、明らかな混乱だらけの逸話に過ぎないのに、そもそもなぜNEJMがそれを掲載したのか私には理解できない。編集者たちは、その後のメディアの熱狂を予想していなかったのだろう。

さて、著者は、なぜ彼らが気分が悪くなったのかについて、無数可能性を示唆したが、メディアと大衆は「MSG」の部分にしがみついた。MSGは悪者扱いされ、調味料として使用するレストランは敬遠された。

頭痛、紅潮、しびれ、吐き気、胸痛、アレルギー、呼吸困難、肥満など、さまざまな症状がこの悪い食品添加物のせいだという逸話が蔓延した。さらに、MSGが「人工的」で「有害」であるという主張が広く真実であると信じられた。

MSGは、トマト、チーズ、キノコなどに含まれる天然の物質

びっくり!さて、私のコンテンツの読者は、自然訴求の誤謬が疑似科学や健康に関する誤った情報に共通するテーマであり、化学物質の由来は潜在的な害(または安全性)とは関係がないことをご存知でしょうが、MSGは天然化合物です。

MSGはグルタミン酸のナトリウム塩で、塩は、酸:塩基中和反応の後に形成されるイオン化合物のことである。

グルタミン酸(機能的にはグルタミン酸塩)は、最も一般的なアミノ酸の1つで、人間は体内で生成し、多くの食品にも広く含まれる。

もう少し化学反応を...

塩と弱酸(グルタミン酸のような)は、水(私たちの体を構成する)の中でイオンに解離する。そのため、グルタミン酸あるいはMSGを食べたり、グルタミン酸を合成したりすると、陽イオンが「解離する」。グルタミン酸の場合、それはH+(水素イオン、それがあると酸になるイオン)であり、MSGでは、それはNa+(一ナトリウム)である。なので私たちの体の中ではグルタミン酸とMSGはまったく同じに見え、タンパク質を作ったり、さまざまな生理学的プロセスにまったく同じように使用される。

MSGは1908年に初めて海藻から抽出された

1908年、日本の生化学者池田菊苗が、日本料理で広く使われている昆布(例えば、だしを作るのに欠かせない成分)のうま味を再現しようとして、海藻から初めて抽出・合成した。

現在、MSGは、トウモロコシ、サトウキビ、テンサイ、タピオカ、糖蜜を発酵させることによってつくられるL-グルタミン酸と呼ばれる前駆体アミノ酸から合成されます。私たちはMSGを100年以上前からうま味成分として世界的に使用してきた。

しかし、1968年のこのNEJMのレターは、MSG、特に添加されたMSGに対する全く根拠のない恐怖を煽った。

現実は?たんぱく質から摂取するグルタミン酸の量は、添加されたMSGよりもはるかに多い

平均的な成人は、食品中のタンパク質から毎日約13グラムのグルタミン酸を摂取するが、添加されたMSGの消費量は1日あたり0.55グラムと推定されている。

表:食品のグルタミン酸

残念なことに、ブランドリーニの法則のおかげで、逸話と誇張されたメディアの注目によってまったく根拠のない消費者の恐怖につながったために、科学が既に証明したことを再確認するためだけに何百ドルものお金を浪費して何十年にもわたる研究が行われた。

結論は?MSGは完全に安全に摂取できる

グルタミン酸の他のすべての摂取源同様、健康を心配することなくMSGを摂取できる

何十年にもわたる盲検臨床試験では、食品に使用されるレベルで摂取した場合、MSGの健康への影響は示されていない。

FDA、欧州食品安全機関、香料・抽出物製造業者協会、FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)などの世界的な食品安全機関はすべて、MSGは安全であると結論している。 JECFAは、10グラムのMSGを急速静注しても測定可能な健康への影響がないため、1日摂取許容量(ADI)さえ設定していない。逸話的に報告された「胸の圧迫感」や呼吸困難を誘発しようとする研究は失敗に終わっている。

MSG摂取に関連する頭痛という一般的に報告されている主張でさえ、確固たる臨床的証拠によって裏付けられていない:おそらくそれらの個人は交絡変数を無視しているのか?レストランでの夕食でお酒を飲んだのではないか?

しかし、50年経った今でも、MSGは人々が食べ物で恐れているもののトップ10にランクインしている

なぜスティグマや誤った情報が、単なる思い付きにすぎなくても、根強く残っているか?

いくつかの寄与因子:

・確証バイアス:人は、たとえその信念が虚偽に基づいていても、強い信念と矛盾する情報を受け入れない

科学リテラシーの低さ:食品添加物としてのMSGが、食品に含まれるグルタミン酸と化学的に同じである(そして私たちの体で合成される)という事実は、科学リテラシーの低さと化学知識の一般的な不足の結果として、多くの人々に理解されない。

・逸話が証拠として利用されている:MSGの悪影響に関する主張は、逸話のみに基づいている。いったん大衆文化に定着すると、確固たる科学的データがその逆を示しているとしても、逸話を払拭するのは難しいことがある。

・メディア報道:センセーショナルなメディアの見出しと意図的な誤報キャンペーンは、これらの虚偽を広める。誤解を招くような見出しや誇張された主張は、たとえ信憑性に欠ける場合でも、世間の認識に影響を与える。

・外国人排斥:「中華料理店症候群」の神話とそれに伴う否定的な評判は、中華料理やその文化へのスティグマと強く結びついていた。

・「ウェルネス」運動:ウェルネス業界、ソーシャルメディアインフルエンサー、そして科学的根拠に基づく医療への信頼を失墜させようとする試みは、これらの虚偽を永続させてきた。代替医療の提唱者の中には、1)MSGは天然物質であり、2)有害性を裏付ける証拠はなににも関わらずMSGは有害な「化学添加物」であるという考えを広めている人がいる。しかし、化学物質恐怖症を悪用し自然の誤謬を訴求することはこの分野に共通するテーマである。

社会は、誤った情報を公の場で提供するのをやめる必要がある

逸話の正当化、薄弱なデータ、根拠のない主張、疑似科学を広める著名人の害は広範囲に及ぶ。

この場合、これはNEJMがこの手紙を掲載したことが始まりだった。編集者への手紙は科学的な証拠ではないが、一般の人々は評判の良い雑誌の名前を見て、どれがしっかりとした査読付き研究で、どれが単なる随想であるかを自動的に識別できない。

同じようなことが、Andrew Wakefield氏の明らかに欠陥があり、最終的に捏造だった研究がワクチンを弱体化させたLancetでも見られた。

そして、Andrew Hubermanのような、 最終学歴と学会の信頼性を利用して虚偽を広め公衆衛生を弱体化させ、疑似科学を促進し、証明されていない「ウェルネス」介入から利益を得る人々がいる。

何が悪いのか?

人々を誤解させ、何の利益ももたらさない、または積極的に害を及ぼす可能性のあることをさせ、証拠のある介入を思いとどまらせる。

それは、確固たる証拠に基づく科学への信頼を損ない、公衆衛生を弱体化させ、医療陰謀論を広める。

また、完全に安全な食品や消費者製品を避けるようになり、健康への不安が高まる。

それは、人々が実際の医療行為を避け、証明されていない代替開業医を探すことにつながる (ライム病やその他のトピック)。

その上、多くの人が疑似科学やデマを広めることで大金を稼いでいる。

私たちには、あらゆる形態の健康に関する誤情報と戦う義務がある。それは個人と公衆衛生を毀損する。

科学のための戦いに参加してくれてありがとう!

 

-現実主義者と理想主義者

Realists and Idealists – Tobacco Reporter

June 1, 2024  By Clive Bates

我々は「現実主義者」を賞賛し「理想主義者」に注意しなければならない。理想主義者はレトリックに長けるが現実世界では現実主義者のほうがうまくいく。問題は、理想主義者が現実主義者の障害になることだ。

4月22日、British Medical JournalとThe ExaminationがMedscapeによる喫煙に関連する医学継続教育プログラムを遮断できたと勝利宣言をした。教育内容に問題はなく、Phillip Morris Internationalからの資金提供があったというのが理由である。Phillip Morrisはコンテンツの開発には関与していない。

(以下タバコの話ではあるが、現在WHOが食品について「理想主義者」的に振舞っているので要注意。)

 

-健康クラブEquinoxは長寿に値段をつける:年に42000ドル

Health Club Equinox Puts a Price on Longevity: Just $42,000 a Year | Skeptical Inquirer

Nick Tiller May 29, 2024

金持ち向けのフィットネスチェーンEquinoxはBryan Johnsonに続きたいと思う人向けのプログラムOptimizeを年42000ドル(約650万円)で販売

その内容を探る記事

 

-Fort Lauderdaleの女性が、関節炎の治療に14000ドル以上払ったという。効果はあった?

Fort Lauderdale woman says she paid over $14K to cure her arthritis. Did it? - WSVN 7News | Miami News, Weather, Sports | Fort Lauderdale

BY PATRICK FRASER, DIANA REED  MAY 22, 2024

マイアミニュースによるインチキ幹細胞治療クリニック告発記事

(NHKが“自由診療ビジネス”の闇を放送していたけれど

一般社団法人のクリニック 都市部で増 医師「名義貸し」証言も | NHK | 医療・健康)

 

-イデオロギーがいかにして科学を堕落させる脅威になるか

How ideology threatens to corrupt science | Alan Sokal | The Critic Magazine

22 May, 2024

科学におけるイデオロギー的検閲は、科学の目的と方法とは正反対

科学は、自然科学と社会科学の両方を含むが、真理を探求する事業であるか、少なくともそうあるはずだ。何を研究するかは、その概念的重要性、社会的または経済的重要性、または単に個人的な好奇心から選択される場合がある。しかし、科学者がどのようなテーマを研究するにせよ、その証拠がどこへ向かおうとも、たとえその証拠が自分の先入観や願望と矛盾するとしても(あるいは特に)、その根拠に従うことは、知的にも道徳的にも義務付けられている。

以下ソーカルによるNatureの倫理ガイダンス(Science must respect the dignity and rights of all humans | Nature Human Behaviour)への批判

(肥満が健康に悪いという研究結果は肥満の人の尊厳と人権を害するので発表すべきでないという主張が実際にされているので「正義」の名のもとに科学を検閲することの危うさは知っておいたほうがいい)