野良猫 食情報研究所

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2024-05-26

[EFSA]Safe2Eat | EFSA (europa.eu)

キャンペーン

あなたの食品に入っているもの

What’s in your food | EFSA (europa.eu)

私たちの多くはスーパーで食品を購入したり自宅で料理をしたり友人や家族と外食したりするときに食品に何が入っているか気にする。

食品に含まれる成分は味や日持ちや値段に影響する。重要なことは、欧州では―添加物から香料や新規技術に由来するものまで―食品成分は食品に使用される前に安全であることを証明されなければならない。

成分の中にはほとんどに人には全く問題がなくてもアレルギーや不耐、特定の病気のある人には有害なものもある。

包装済み食品の栄養表示同様、アレルゲンや不耐は製品ラベルやメニューに表示されなければならない

 

食と健康

Food and your health | EFSA (europa.eu)

一日一個りんご?食事と健康

ほとんどの人にとって、多様なものを食べること―加工食品とともにたくさんの生鮮成分を、異なる調理法で―が食生活のバランスをとり健康と福祉に役立つ。

一部の食品は我々が必要なあるいは欲する健康や栄養上のベネフィットをもつが、欧州ではこの種の強調表示をしている食品は、科学者が妥当性を検証した根拠がある。

医師や栄養士は個別のニーズに対して、各国の文化を考慮して科学に基づいた食事ガイドラインをもとに、調整した助言をする。

そして食事から必要な栄養素を摂ることができない人は、安全性について科学的に評価された食品サプリメントを使って調整することができる。ただし専門家の助言に基づいてのみ使用されるべきである。

 

[EU]SCCS

二酸化チタンについての科学的助言

Scientific Advice on Titanium dioxide (TiO2) (CAS/EC numbers 13463-67-7/236-675-5, 1317-70-0/215-280- 1, 1317-80-2/215-282-2) - European Commission (europa.eu)

Final Opinion 23 May 2024

意見の結論:

(1)E171の遺伝毒性に関するEFSAの意見に照らして、SCCSは二酸化チタンを口腔化粧品に安全と見なすか?

提供された情報から、SCCSは、この科学的助言で評価された二酸化チタン(TiO2)素材は、化粧品に使用される幅広いグレード1(44の色素グレードと40のナノグレード)を含むことことに注意する。色素グレードは、E171と同等と見なすことができる13のコーティングされていない色素グレードを除いて、結晶形、粒子サイズ、コーティングなどの点で食品添加物E171とは異なる。

すべての情報(EFSA、2021によって評価されたものを含む)を検討した結果、SCCSは、入手可能な証拠は、口腔化粧品に使用されるほぼすべての種類のTiO2グレードの遺伝毒性の可能性を排除するのに十分ではないと考える。唯一の例外は、提供された遺伝毒性データが遺伝毒性の懸念を示さない2つのナノグレード(RM09およびRM11)である。しかし、口腔ケア製品に安全に使用できると考えるには、口腔粘膜におけるナノグレードの取り込み可能性と細胞への影響についてより多くの情報が必要である

口腔化粧品に使用される他のグレードのTiO2(色素およびナノの両方)の特定の代表物質の遺伝毒性の可能性を除外するために、妥当性なプロトコルと適切な試験ガイドラインの下で実施された研究の、より多くの実験データが必要である。

口腔に使われる化粧品中のTiO2成分のリスク評価に対するSCCSのアプローチは、EFSAのアプローチとは若干異なることを強調する価値がある。これは、化粧品が経口摂取することを意図しておらず、経口経路での摂取は意図せず偶発的なものにすぎないためである。この点を念頭に置いて、経口摂取される化粧品成分の量は、食品の摂取によって消費されるTiO2を食品添加物として使用した場合の摂取量よりもはるかに少ないことが予想される。したがって、SCCSでは、頬粘膜におけるナノ粒子の吸収/保持、移行、および有害影響の可能性を、安全性評価のための重要事項と考える。

SCCSは、化粧品に使用される色素性TiO2グレードの安全性評価では、ナノサイズスケールの粒子がかなりの割合で含まれているものもあり、中には50%(粒子数、構成粒子サイズの中央値)を超えるものもあるという事実も考慮することを推奨する。。

 

(2) EFSAの意見に照らして、SCCSは、二酸化チタンの吸入および経皮曝露に関するSCCSが発表した以前の意見書を改訂する必要があると考えているか?

皮膚に塗布された化粧品に関する以前のSCCS意見(SCCS/1516/13、SCCS/1580/16)で導き出された結論は、TiO2グレードおよびコーティングについて変更はない。化粧品規則1223/2009、または附属書VIのエントリ27aでカバーされていない他のタイプのTiO2グレードおよびコーティングでは、経皮吸収に関する新しいデータが必要になる。

化粧品規則1223/2009によると、TiO2のナノフォームは、附属書VIのエントリ27aで、吸入によるエンドユーザーの肺への曝露につながる可能性のある用途では使用してはならないとすでに制限されている。吸入による曝露につながる可能性のある特定の化粧品に使用されるTiO2の安全性に関する以前の意見 (およびSCCS/1583/17、SCCS/1617/20)で導き出された結論も変更はない。

 

(3)化粧品からの二酸化チタンへの推定曝露が懸念される場合、SCCSは、製品のカテゴリおよび使用の種類ごとに安全な濃度制限を助言するように求められる。

二酸化チタンのほとんどすべてのグレードの遺伝毒性ハザードを除外することができなかったため(RM09およびRM11を除く)、SCCSは、以前のSCCS意見(SCCS / 1516 / 13、 SCCS/1580/16 および SCCS/1617/20)で既に示されたものを除き、経口または吸入暴露につながる化粧品に使用される場合の安全基準を助言できない。

 

(4)食品添加物規則からE171純度仕様が削除される可能性を考慮して、SCCSは、化粧品に使用される場合の二酸化チタンのそれぞれの仕様を見直し、示すことが要求される。

この科学的助言で考慮されたTiO2グレードの潜在的な遺伝毒性に関する懸念を考慮して、SCCSは、申請者が経口および吸入暴露につながる可能性のある化粧品に使用されるさまざまなTiO2グレードの仕様を提案する必要があるという意見である。SCCSは、委員会が提案を検討するのを支援できる。

 

(5)SCCSは、化粧品への二酸化チタンの使用に関して、さらに科学的懸念があるか?

研究によると、口腔粘膜細胞は、粘膜層に浸透し上皮細胞によって取り込まれる可能性があるため、ナノ粒子(TiO2ナノ粒子を含む)を取り込みやすいことが示されている。練歯磨きなど、TiO2ナノ粒子を含む一部の経口製品は毎日、場合によっては1日に複数回使用されることを考慮すると、口腔粘膜をTiO2ナノ粒子に長期間繰り返し曝露することによる消費者へのリスクを排除するために、さらなる調査が必要である。

 

[FDA]FDAアプリコットの種に見つかった有毒アミグダリンに警告

FDA Issues Warning About Toxic Amygdalin Found in Apricot Seeds | FDA

May 24, 2024

FDAはテキサス保健サービス省の集めた以下の製品を代表する3検体のバージニア州統合検査室による検査結果をレビューし、すべて有害物質アミグダリンを含むことを発見した。

FDAはこの結果について販売業者のApricot Powerに通知したが、2024年5月8日、会社はリコールを拒否した。さらなる知見の評価ののちにFDAはこれら製品のリスクについて会社に伝えたが、2024年5月24日まで会社はリコールを拒否し続けた。そこでFDAは消費者に警告を発表した。

 

[FDA]検索可能なタバコ製品データベース

Searchable Tobacco Products Database (fda.gov)

Content current as of: 05/03/2024

(データベースは3月に公表しているがモバイル対応性を改善した)

 

その他

-私の農産物に残留農薬が含まれる?

Does my produce have pesticide residues? - Dirt to Dinner (dirt-to-dinner.com)

By Hillary Kaufman May 23, 2024

USDAの年次農薬データ計画(PDP)が最近発表された。そして生鮮農産物への恐怖を作り出すセンセーショナルな報告も。農薬に対して意識を高くするために役に立たない間違った情報を忘れて、日々の生活に必要なことに疑いのない野菜や果物を楽しむにはどうすればいい?

(いつものEWGだけではなく今回はConsumer Reportsが恐怖扇動に加わった)

農薬とEPAの簡単な歴史

農薬の報告

事実に集中

・今年の報告書で検査された検体の99%はEPAの基準以下の残留

・28%には残留農薬が検出されていない

ラウンドアップの長期影響への増加する恐怖にも関わらず、検出されている作物は主に動物用飼料のみ

・WHOとJMPRは食事由来の暴露で食品中の残留農薬ががんの原因となることはありそうにないとしている

・緑豆が基準違反が多い

・違反のうち66%は輸入作物でメキシコが多い

楽観的展望

・検出されている農薬の毒性が低下している

・リスクが残るのは一部地域の一部食品に偏る- CRはここを強調

・技術改良

私たちに何ができる?

できないことのほうが多い。農薬が心配だからと野菜や果物を食べる量を減らすのはすべきでない

野菜や果物は洗って皮をむきいろいろなものを食べよう