[BfR]国際会議:リスク評価の視点からの世界の商品チェーン
International Conference: Global commodity chains from a risk assessment perspective - BfR (bund.de)
(27.05.2024 - 29.05.2024)
飼料や食品チェーン、デジタル化、消費者健康保護などの専門家が集まってグローバル商品チェーンのリスクを包括的に評価するための概念、データとツールに関する知識と意見の交換を行う
[FSAI]FSAIが新しい学習ポータルを発表し、51000以上の食品事業者が利益を得るだろう
25 APRIL 2024
食品安全と衛生のためのトレーニングプログラム
Food Safety Authority of Ireland Learning Portal (fsai.ie)
[FSAI]安全でない量のTHCを含むためCalm Releaf CBDオイルをリコール
Recall of a batch of Calm Releaf CBD Oil | Food Safety Authority of Ireland (fsai.ie)
01 MAY 2024
EFSAの参照量を超過する∆9THCを含む
[WHO]出版物
NCDs対策:非伝染性疾患の予防とコントロールのための最良の方法と推奨される介入
30 April 2024
第二版
・タバコの使用を減らす
・アルコールの有害使用を減らす
・不健康な食事を減らす
・運動不足を減らす
といった目標のための介入の、主に低所得国での費用対効果が示されている
[FDA]FDAは動物の遺伝子改変へのアプローチを明確にする
FDA Clarifies Approach to Genomic Alterations in Animals | FDA
May 01, 2024
FDAとUSDAは動物の意図的遺伝子改変(IGA)の規制における役割と責任を明確にする覚書を確立
FDAの動物用医薬品センター長Tracey Forfaは「我々は動物バイオテクノロジーの革新がヒトと動物の健康の進歩にとって膨大なチャンスを提供すること、FDAは規制のアプローチを科学の進展にあわせたものにし続ける必要があることを認識している。この更新ガイダンス文書は製品の安全性を確保しつつ革新を促すことへの我々の関与を示すものである。これらの技術は動物の病気への体制や動物由来疾患の感染管理、畜産向上、食料生産と質の向上のような多くの使用とベネフィットが期待される」という。
本日発表された二つの文書は
・企業向け最終ガイダンス(GFI)#187A、動物における遺伝する意図的ゲノム改変:リスクに基づいたアプローチ
CVM GFI #187A Heritable Intentional Genomic Alterations in Animals: Risk-Based Approach | FDA
・GFI#187B、動物における遺伝する意図的ゲノム改変:認可プロセス
CVM GFI #187B Heritable Intentional Genomic Alterations in Animals: The Approval Process | FDA
である
FDAはある種の動物のIGA規制についての最終ガイダンスは2009年に初めて発表した。その後技術の進化により2017年1月にゲノム編集技術の使用を含めることにしてGFI #187として更新した。
GFI #187AではFDAのすべての動物IGAsへの包括的規制方針の概要を示し、リスクに基づいたアプローチを説明する。またある種の製品については執行の自由裁量を適用することが適切であると判断する場合を説明する。この執行の自由裁量適用製品は、SLICK牛を含むなど 2017年の案より拡大した。補完文書としてGFI#187B案でFDAの認可プロセスを記述した
-消費者向けQ & A
Q&A for Consumers on Intentional Genomic Alterations in Animals | FDA
05/01/2024
Q:IGAを導入すると動物の見た目は変わる?
A:あなたはインターネットで出回ってる細工された写真をみたかもしれないが、動物にIGAをしてもウサギの頭のある鳥のような異様な組み合わせにはならない。光る魚のようなわずかに見た目が変わるように改変するものもあるが、ほとんどのIGA動物は普通の動物と同じような見た目である
(おもしろかったので抜粋)
論文
-調査で、若年成人は日光保護と皮膚がん予防について神話を信じる可能性が高いことがわかった
Survey finds young adults more likely to beli | EurekAlert!
May 1, 2024
専門家はリスクの高い行動につながる可能性のある危険なデマと戦う
Orlando Healthがん研究所による新しい調査は、アメリカ人の約1/3(32%)が日焼けは見た目をよくし健康的にするという見解に合意する。
35歳以下の成人の14%は日焼け止めを使うことは直射日光にあたるより害が多いと考え、23%は水を飲めば日焼けが予防できると考える。
残念ながら若い人の皮膚がんが増加している。戸外で活動することは健康に良いが、日光からの保護も重要
-ACSの初めての報告がハワイ先住民とその他米国の太平洋諸国人の予防可能ながんによる死亡率が白人の2-3倍高いことを示す
ACS inaugural report shows mortality for prev | EurekAlert!
May 1, 2024
ACSがアジア系アメリカ人、ハワイ先住民、その他太平洋諸国人のがんについての事実と数字2024-2026を発表した。
アジア系アメリカ人は全体のがん死亡率が白人より40%低いにも関わらず、肝臓がん死亡率は40%高く胃がん死亡率は2倍、など
-WHIランダム化試験と臨床診療:レビュー
JoAnn E. Mansonet al.,
JAMA. Published online May 1, 2024.
女性健康イニシアチブWomen’s Health Initiative (WHI)は1993年から1998年に50-79才の閉経後の161 808人の米国人女性(臨床試験には68132人)が参加し、閉経期ホルモン補充療法、カルシウムとビタミンDサプリメント、低脂肪食の影響を調べた。その結果のレビュー。
(一部のみ)
骨折予防のためのカルシウムとビタミンDサプリメントはすべての閉経後女性には推奨しないが、食事から推奨量をとれない女性には適切。野菜や果物を増やした低脂肪食は乳がんや大腸がん予防の一時アウトカムは予防しないが、長期フォローアップ期間中の乳がんによる死亡率の二次アウトカムの低さと関連した
-人種、民族、性的アイデンティティの交差点での心血管系健康の違い
Nicole Rosendale
JAMA Netw Open. 2024;7(5):e249060.
2007-2016 NHANESの12180人の成人のデータを使った横断研究。黒人、ヒスパニック、白人の性的マイノリティ女性はヘテロセクシャルな同胞と比較して全体のCVHスコアが低い
(調査項目にそんなのあるんだ?自己申告)
-英国でオンライン購入した輸入包装済み食品と飲料の食物アレルゲン情報、表示、意図せぬ食物アレルゲンの存在の評価
Christopher A. James et al.,
Food Control Volume 162, August 2024, 110462
アジアからの輸入食品を扱っている食品店からオンラインで630、英国内の主要スーパーから138の食品を調査
・768の食品中173(22.5%)に予防的アレルゲン表示(PAL)があった。
・PALは24の異なる表現でなされていた
・オンラインと実際の表示に不一致があった
・77食品を分析して24に意図せぬアレルゲンが0.2 – 6780.0mg/kgふくまれていた。
など
Natureニュース
-最初にCOVIDゲノムを公開した中国のウイルス学者は、実験室が閉鎖されて路上で眠る
Chinese virologist who was first to share COVID genome sleeps on street after lab shuts (nature.com)
By Smriti Mallapaty 01 May 2024
Zhang Yongzhenは世界で初めてSARS-CoV-2のゲノム配列を公開してワクチン開発を速めた
Zhang Yongzhenは、先週噴出した上海公衆衛生臨床センター(SPHCC)との公開論争が決着したようだ。SPHCCが彼の研究室を閉鎖したため外でキャンプしている様子が写真にとられていた
-ピアレビュー報告の盗用は「氷山の一角」の可能性
Plagiarism in peer-review reports could be the ‘tip of the iceberg’ (nature.com)
By Jackson Ryan 01 May 2024
インターネットに公開されている文章と全く同じ文章がピアレビューのコメントとして送られてきた、という話
食品安全情報(化学物質)No. 9/ 2024(2024. 05. 01)
foodinfo202409c.pdf (nihs.go.jp)
目次
【WHO】
1. 出版物
【FAO】
1. ワンプラネット、ワンヘルス
2. FAOとMars社は、食品安全強化のために再び協力
3. ウェビナー:農業食料システムにおける環境抑制剤の使用による食品安全への影響
4. フォアグラから鹿角製品まで、ニッチなイノベーションの流れ
5. FAOは5月30日の国際ジャガイモデーの初開催を案内する
6. Codex
【EC】
1. 食品汚染物質の最大基準値の改訂
2. 食品中ニッケル濃度管理のためのサンプリング及び分析方法に関する改訂
3. 欧州委員会は最も有害な化学物質を必須用途に限定する原則を定める
5. 査察報告書
6. 食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)
【ECHA】
1. EU諸機関:化学物質を安全で持続可能なものにするため、さらなる取り組みが必要
【EFSA】
1. 食品中の残留農薬:最新の数値を発表
2. データに関するアドバイザリーグループの2023年の年次報告書
3. BMD解析のためのBMR値のインベントリ
4. 食品酵素関連
5. 食品接触物質関連
6. 農薬関連
7. 飼料添加物関連
8. ポッドキャスト
【FSA】
1. リスク評価
2. リコール情報
【FSS】
1. 食品規格ガイド-食肉業者
【FSAI】
1. ブレックファスト・バイト:食品安全トレーニング-知っておくべきこと
2. リコール情報
【BfR】
2. 科学評議会:「任務を見事に遂行」
【ANSES】
1. リン酸トリフェニルは環境中の生物種に対する内分泌かく乱物質
2. 内分泌かく乱物質:新たな研究課題
3. ゴム製造に使用されるジフェニルグアニジンの分類を強化
【Ruokavirasto】
1. TRACESで2要素認証が必須に
【CAFIA】
1. CAFIAは10種類の基準値を超える農薬が検出されたタイ産バジルを押収
2. リコール情報
【FDA】
1. 2024年4月PFAS更新情報
2. 事件後の対応措置:シナモンアップルソースパウチ中の鉛とクロム濃度の上昇
3. 化学物質が含まれている食品は安全か?
4. IFSS規制及び検査研修システム(RLTS)
5. FDAが牛と豚用の新しい抗菌薬を承認
6. Ossos-Sansには表示されない医薬品成分が含まれる
7. Sammy’s Milkは、ヤギ乳の幼児用調製乳を乳児用として使用しないよう警告を出す
8. データ規格カタログ
9. よりスマートな食品安全新時代のデータとテクノロジーに関するバーチャル公開会議
10. 米国食品医薬品局の監視
11. ヨーロッパ視察の感想
12. 「ジムとともに」‐2024年3月
13. 警告文書
14. リコール情報
【EPA】
1. バイデン-ハリス政権、公衆衛生を守るためPFAS汚染を浄化する重要な規則を最終決定
2. EPAは労働者と地域社会を保護するためより強力な化学物質リスク評価プロセスを最終決定
【USDA】
1. USDAがReinvestment Fundと提携し、全国で健康的な食品への公平なアクセスを拡大
2. ブラジル査察報告書
【NIH】
1. ODS更新情報:最新のダイエタリーサプリメント科学の発展
【Health Canada】
1. ホスファチジルセリン(大豆)の使用を可能にするため、許可された補充食品成分リストの改訂
2. リコール情報
【CFIA】
1. 意見募集:Safe Food for Canadians Actの見直し
【APVMA】
1. 農薬規制ニュースレター2024年4月号
【NSW】
1. リコール情報
【MPI】
1. 冷凍ベリーの新たな輸入要件は消費者と食品輸入業者にとってウィンウィン
2. 公衆衛生警告:Marlboroughの貝類バイオトキシン
【香港政府ニュース】
1. E-Newsの最新の話題
2. 違反情報
【MFDS】
1. 日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. 6月14日から豚カツなど動物性食品の輸入管理がさらに厳しくなります
3. 子供・青少年の安全な食生活環境づくりのための衛生点検の結果、27カ所を摘発・措置
4. 子供嗜好食品など製造業者の衛生点検の結果、11カ所を摘発・措置
5. 食薬処、家庭の月に備えて健康機能食品の点検に乗り出す
6. 回収措置
【SFA】
1. 日本からの輸入水産物の安全性に関して出回っているビデオについての説明
2. リコール情報
【HSA】
1. リコール情報
【その他】
食品安全関係情報(食品安全委員会)から
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