[CDC]女性が直面する、命を救うマンモグラムを受ける際の障害は費用とアクセスだけではない
Tuesday, April 9, 2024
健康に関連する社会的ニーズが大きいほどマンモグラムを受けない
(社会的孤立、失業、人生に不満、食料援助を受けている、移動手段がない、などが検査を受けないことに関連)
記者会見議事録
[HSA]電子タバコ規制の執行と教育強化
Intensifying Enforcement and Education Efforts against E-vaporisers (hsa.gov.sg)
9 Apr 2024
2024年1月1日から3月31日までの間、2200人以上が電子噴霧器の使用あるいは所持で逮捕された。2023年の逮捕は7838人で、2022年の4916人から60%増加している。これは一部は保健省と政府による、人々を有害影響から守るため電子タバコの定着を阻止する取り締まり強化のためである
(長い記事、添付ファイルには罰金や収監された個人名も記載されている)
[NASEM]今度のワークショップではデマに対抗する新しいアイディアを探る
Upcoming Workshop Will Explore New Ideas for Countering Disinformation | National Academies
April 5, 2024 By Molly Galvin
ソーシャルメディアは人々の情報伝達をかつてなく早く直接的なものにしたが、デマの拡大も加速した。COVID-19から気候変動まで、意図的に虚偽または誤解を招く情報を拡散しようとするソーシャルメディアでの組織的活動は、科学や公的組織への不信の種をまき、個人や社会に現実的な害を与えている。
この問題に取り組むために、NASEMの次のワークショップは広範な参加者を集めて技術的、法的、教育的、社会科学的解決法を探る。
コンペで受け取った100以上の提案から選んだ期待できるアイディアを検討する。
[WHO]ある種の食品添加物の評価:JECFA97報告書
8 April 2024
2023年10月31日から11月9日までローマで開催された会合の報告
二酸化チタンが含まれる
安全性評価の対象とする二酸化チタンは食品添加物用のもので粒子径は比較的一定で30-400nm。多くの毒性試験で使われているのはナノサイズに作られたもので物理化学的性質が異なり、食品添加物にあてはまらない
結論として食品添加物の二酸化チタンは経口吸収は極めて低く同定できるハザードはなかった。したがって先の評価である「ADIは特定しない」を再確認
[EPA]EPAはある種のPFASとPFASを含む物質の破壊と廃棄についての暫定ガイダンス更新版を発表
April 9, 2024
最新情報を反映して更新
ガイダンスは以下
(PFASはもちろん分解されるものもあるし除染技術の研究もおこなわれている。)
[EPA]Biden-Harris政権はより強力な化学工場からの大気汚染防止基準を最終化し、がんリスクを減らし環境正義を進める
April 9, 2024
最終規則はエチレンオキシドとクロロプレンを排出する工場近くの地域でがんリスクの高い人を96%削減しBiden大統領のがんムーンショットイニシアチブを進める
この規則はまたベンゼン、1,3-ブタジエン、二塩化エチレン、塩化ビニルのような汚染物質も減らす。
この規則を提案するにあたってEPAは初めて、大規模工場から6マイル(約10km)以内の地域の大気汚染物質による地域リスク評価を行った
Understanding the Impact of EPA’s Proposed Rules for Chemical Plants:
(現在の工場近くの大気汚染関連がんリスクが100万人に50人以上と評価しているのだが)
[FDA]FDAとストップ食中毒は「食品安全文化」を探るウェビナーを共同開催
FDA and Stop Foodborne Illness Co-Host 5/9 Live Webinar to Explore “Food Safety Culture” | FDA
April 9, 2024
2024年5月9日開催
[FDA]FDAは経済的動機によるハチミツの異物混入報告書を発表
FDA Releases Report on Economically Motivated Adulteration in Honey
FDA Releases Report on Economically Motivated Adulteration in Honey | FDA
April 8, 2024
FDAは2022年と2023年に行った輸入ハチミツの経済的動機による異物混入検査結果を発表している。
2022年4月から2023年7月に調べた107検体中3検体が違反だった。2021-2022念は144検体中10%が違反だった
[EFSA]評価等
飼料添加物
食品用酵素
[ACSH]ホルムアルデヒド:何十年にもわたる物語は続く
Formaldehyde: The Decades-Long Saga Continues | American Council on Science and Health (acsh.org)
By Susan Goldhaber MPH — April 9, 2024
ホルムアルデヒドをめぐる戦いは変遷してきた。最近のホルムアルデヒドリスク評価では、EPAはホルムアルデヒドはがんについては「合理的でないunreasonable」リスクとはならないと認めたが、目の刺激やアレルギー、喘息のようなリスクはあるとしている
ホルムアルデヒドは多くの製造工程で重要で、ものが燃えるときに放出され、消費者製品からもゆっくり放出される。ホルムアルデヒドは天然に環境中に存在し、動植物や人間が作り出すため、規制は極めて困難である。
ホルムアルデヒドが「問題」になったのは1980年代に住宅・都市開発省(HUD)がモバイルハウス中の濃度が高いことを発見してからである。人々の注目を集めたのは2006年にハリケーンカトリーナの避難民がFEMAの提供したトレーラーハウスに住んで健康問題を生じたときである。2008年のCDCの報告書によると、調べたトレーラーのうち42%に基準を満たさない建材や欠陥のある建設方法によりホルムアルデヒド濃度が高くなり、呼吸困難や目のかゆみ、鼻血などの問題を引き起こした。
EPAを含む多くの機関がホルムアルデヒド暴露はがんの原因になると考えたが、根拠は確実とは程遠く、その後科学的な欠陥があることがわかってきた。
EPAはTSCAのもとで化学物質のリスク評価を行う。EPAの新しいホルムアルデヒド評価案(Regulations.gov)はホルムアルデヒド暴露が生じる62の条件でのヒト暴露を検討した。EPAは山火事や木材からの自然の発生源を考慮せず、ホルムアルデヒドがヒト健康に合理的でないリスクとなると結論した。さらに問題なのは「合理的でないunreasonable」とみなさないのはどのくらいのリスクなのかを述べないことである。そして最も驚くべきで見逃されているEPA評価の重大な部分は、EPAがホルムアルデヒドは合理的でないがんリスクがあるとは結論していないことである。どんなに極端な指標を使っても、一般人のホルムアルデヒドによるがんリスクは無視できるほどだった。ホルムアルデヒドがリスクとなるのは大量のホルムアルデヒド含有製品を扱う保護されていない労働者のみと結論した
[Skeptical Inquirer]動画
コーヒーはがんの原因?私たちが食べる食品についての神話 Christopher Labos博士
2024年4月4日にSkeptical InquirerがChristopher Labos博士のライブを放送した。彼の新しい本「コーヒーはがんの原因?そして私たちが食べる食品についての8つの神話Does Coffee Cause Cancer? And 8 More Myths about the Food We Eat」では食品についての無数の疑問、よくある神話、食品と栄養についての誤解をいいかげんな科学がどう永続させているかに取り組む
約1時間
(主に疫学やRCTのバイアスの話。栄養に関しては食品のニュースは何も見ないほうがまし。おもしろいので見るべき)
本
他の8つの神話は
・ビタミンCが風邪に効く
・ホットドッグはタバコと同じくらい悪い
・塩はほどほどならよい
・赤ワインは心臓に良い
・チョコレートは健康食品
・一日のうちで朝食が一番大事
・カフェインが心臓発作の引き金をひく
・ビタミンDは万能薬