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2024-04-08

[FDA]化学物質が含まれている場合、食品は安全ですか?

Is Food Safe if it Has Chemicals? | FDA

04/02/2024

食品中の添加物やその他の化学物質の安全性評価には、食品に含まれる化学物質の量と、私たちが食べる可能性のある量の科学的研究が含まれる

 

食品に含まれる化学物質に関するニュースやオンライン記事を見たことがあるかもしれません。化学物質を含む食品は食べても安全なのか、疑問に思われたでしょう。

私たちの食べ物はすべて、世界のすべてのものと同様に、化学物質でできています。化学物質が存在するというだけでは、食品が安全に食べられるかどうかは決まりません。食品中の化学物質の安全性を評価するために、米国食品医薬品局(FDA)をはじめとする世界中の科学者は、化学物質の安全性に加えて食品に含まれる化学物質の量、人が食べたり飲んだりする量に関する情報を調べています。重要なのは量です。

 

私たちの食品は化学物質です:事実、科学、安全性

食べ物が化学物質でできているとはどういう意味ですか?化学物質はまるごとの食品に存在し、例えばバナナのカリウムのように栄養を提供します。健康的でバランスの取れた食事に必要な水、タンパク質、脂肪、炭水化物も化学物質です。

一部の化学物質は、ビタミンAとDを強化した牛乳のように栄養のために、または食品を腐敗から保護するため、あるいは人々を病気にする可能性のある病原体(細菌)を防ぐために食品に添加されます。化学物質はまた、風味を加え、食品をほかのやりかたで強化します。

環境中の汚染物質など、作物が土壌や空気から吸収すると食品に混入する化学物質がいくつかあります。一部の汚染物質は環境中に自然に存在し、完全に除去することは困難です。また、産業排出物やその他の人為的汚染のために環境中に存在するものもあります。

 

食品を介した化学物質へのばく露:重要なのは量

科学の基本原則は、どんな化学物質もある量では有害になる可能性があるということです。つまり、人は有害なレベルに達するのに十分な量を食べたり飲んだりしなければならないということです。一部の化学物質では、その量は非常に少なく、他の化学物質ではより多くなります。

これをナトリウムに当てはめてみましょう。ナトリウムは血圧を維持するために重要であり、神経、筋肉、その他の体組織が適切に機能するためにも必要です。ナトリウムが多すぎると、血圧が不健康なレベルまで上昇する可能性があり、心臓病や脳卒中の主な危険因子です。アメリカ人のための食事ガイドライン2020-2025は、14歳以上の人々のナトリウム摂取量を1日あたり2,300mgに制限することを推奨しています。13歳以下ではさらに少なくなります。そのため、FDAは、食品業界がさまざまな食品でナトリウムを合理的に削減できるようにするためのガイダンスを発行しました。

 

安全な量を決める:FDAの食品化学物質安全性の背後にある科学

FDAは、FDAが規制する食品に含まれる化学物質を評価および監視して、健康上のリスクをもたらさないようにします。

食品中の化学物質の安全な量を科学的に評価するには、多くの計算と検討が必要です。これは、包装に使用される化学物質、食品に添加される化学物質、環境からの汚染物質、または生の食品が調理および加工されるときに発生する可能性のある化学物質に適用されます

FDAは、人が1日に摂取する可能性のある量と他のさまざまな安全性データと比較することにより、食品中の化学物質の安全な量を科学的に評価するさまざまな方法を持っています。例えば、アスパルテームなどの化学物質を食品添加物として評価する場合、FDAは1日の許容摂取量を決定します。これは、人が一生のうちに毎日摂取しても安全な量です。FDAは、人々が毎日食べる量が、健康に悪影響を与える可能性があることが知られているレベルよりもはるかに低いことを保証する安全マージンを含むレベルで、意図的に1日の摂取許容量を決定しています。安全レベルと有害レベルの違いは安全マージンと呼ばれ、化学物質の過剰摂取による有害影響から消費者を保護するために働く科学専門家によって世界中で使用されている用語です。

 

ここで、FDAの科学者が食品化学物質の安全性を検討する際に重視する多くの要因のうちいくつかを紹介します。

・化学物質がなぜ食品に含まれているのか、そしてその安全性について何が知られているのか。

・食品中の化学物質の量。

・人が食べたり飲んだりする可能性のある化学物質を含む食品の量と種類。

・子供、妊娠中の人、高齢者など、特に感受性の高い集団。

FDAが食品供給を監視して安全に保つ方法の1つは、60年以上前に始まった定期的な調査であるトータルダイエットスタディです。FDAの研究者は、人々が食品を購入するのと同じ小売店から食品を購入し、人々が通常行うように食品を調理して、食品中の栄養素と汚染物質の現実的な推定値を提供します。FDAがこの研究やその他のモニタリングプログラムから得た情報は、私たちのガイドとなり、子供たちがばく露する可能性のある環境汚染物質のレベルをゼロに近づけるための取り組み(Closer to Zero)など、公衆衛生イニシアチブに情報を提供します。

FDAと業界は食品の安全性を確保する責任を共有していますが、適用されるFDAの要件を満たす食品を確実に販売するのは製造業者の責任です。FDAは、化学物質が安全でない量で食品に含まれている場合には対応します。

 

食品中の化学物質について読む際の注意点

食品に含まれる化学物質について読んだり聞いたりするとき、「有毒toxic」、「非常に危険extremely dangerous」、「発がん性cancer-causing」などの言葉があると、特にすべての事実が提供されていない場合は、恐ろしいかもしれません。

ここでは、食品中の化学物質に関する情報を読み解くのに役立ついくつかのポイントを紹介します。

・信頼できる医学的および科学的情報源からのより完全な情報は、食品に含まれる化学物質の量、誰かが実際に食べたり飲んだりする食品の量、化学物質が人に有害なレベルで存在するかどうかを説明するだろう。

・化学名は複雑に聞こえるかもしれませんが、それはそれらが安全でないという意味ではありません。いくつかはあなたがよく知っている成分かもしれません。例えば、トコフェロールはビタミンE、塩化ナトリウムは塩、一酸化二水素は水です。

・食品に安全に使用される化学物質の中には、食品以外の用途があるものもあります。たとえば、酢は家庭用洗剤として使用されますが、食品にも少量使用されます。食品に使用する場合、化学物質はFDAの安全基準を満たす必要があります。

 

食品の選択

さまざまな栄養価の高い食品を食べることで、1つの化学物質への曝露を減らすことができます。ゼロから料理する場合でも、調理済みまたは包装された商品を購入する場合でも、次の点に注意してください。

・多様な野菜、果物、全粒穀物低脂肪乳製品、タンパク質食品、ある種の油を食べる。

・飽和脂肪、ナトリウム、または添加糖分を多く含む食品や飲料は減らす。

食品を選ぶのはあなたです。FDAは、あなたとあなたの家族にとって最適な選択をするために、あなたがしっかりした情報を持っていることを確実にする手助けをしたいと考えています。

 

[EU] SCCSパブリックコメント募集のための予備的意見

Preliminary Opinions open for comments

https://health.ec.europa.eu/scientific-committees/scientific-committee-consumer-safety-sccs/sccs-opinions_en

化粧品製品に使用されている銀の安全性

SCCS Opinion on the safety of Silver (CAS/EC No. 7440-22-4/231-131-3) used in cosmetic products - European Commission (europa.eu)

4 April 202、4意見は2024年5月5日まで

ミクロンサイズの銀粒子は安全でないが、例外的にアイシャドウや経口製品、シャンプーで安全とみなされる使用条件がある

申請者の安全性評価にSCCSは合意せず、銀イオンとしてのNOAEL 0.0045 mg/kg bw/dを使用。安全性マージンを使って評価

 

[FSA]Nichols plcは「糖無添加」表示のVimto Originalをリコール

Nichols plc recalls Vimto Original because the bottles have been labelled with a ‘No Added Sugar’ statement | Food Standards Agency

5 April 2024

実際には添加された糖を含む

(フルーツ飲料。甘味料使えばいいのにそれも非難されているから使えないのかな。無意味な添加物バッシングで誰が幸せになるのか)

 

[CPSC]Procter & Gambleは深刻な傷害リスクのため、米国で販売されている820万の欠陥のある袋に入ったTide, Gain, Ace および Ariel洗濯洗剤パックを回収

Procter & Gamble Recalls 8.2 Million Defective Bags of Tide, Gain, Ace and Ariel Laundry Detergent Packets Distributed in US Due to Risk of Serious Injury | CPSC.gov

April 05, 2024

外側の包装がジッパー付近で裂けて開く可能性がある

(きっちりジッパーを閉めない人は多そうだけれど)

 

[Codex]世界保健デー:Codexは質の高い情報への権利に対応する

World Health Day: Codex addresses our right to quality information | CODEXALIMENTARIUS (fao.org)

07/04/2024

 

[CAFIA]CAFIAは基準値を超える10の農薬のタイ産バジルを押収

Czech Agriculture and Food Inspection Authority | CAFIA seized basil from Thailand with 10 pesticides above the limit (gov.cz)

4th April 2024

スイートバジル: Lot No.: SHP542Aは

ビフェントリン - 0.28 mg/kg (基準: 0.02 mg/kg), カルボフラン - 0.052 mg/kg (0.02 mg/kg), クロルフェナピル - 0.70 mg/kg (0.02 mg/kg), シプロコナゾール- 0.13 mg/kg (0.05 mg/kg), フェノブカルブ- 0.22 mg/kg (0.11 mg/kg), フィプロニル - 0.23 mg/kg  0.005 mg/kg), イミダクロプリド- 0.71 mg/kg (0.05 mg/kg), ルフェヌロン- 0.33 mg/kg (0.02 mg/kg), プロピコナゾール- 0.45 mg/kg (0.02 mg/kg), トルフェンピラド- 0.093 mg/kg (0.01 mg/kg)

 

スイートバジル: Lot No.: SHP530A / VEG005は

ブプロフェジン- 0.056 mg/kg (0.02 mg/kg), クロルフェナピル  - 0.079 mg/kg (0.02 mg/kg), ルフェヌロン- 0.84 mg/kg (0.02 mg/kg),ピリミホスメチル- 0.097 mg/kg (0.02 mg/kg), プロフェノホス- 3.1 mg/kg (0,03 mg/kg),ピリダベンen - 0.12 mg/kg (0.02 mg/kg), ビフェントリン- 0.15 mg/kg (0.02 mg/kg)

(たまにこういうのがあるんだが、どういう状況なのだろう?あちこちから集めたとか?)

 

[CCDC]週報

Weekly Vol. 6. No.14 Apr 5, 2024

64c67521-032f-4aea-963d-5c8ea912767b.pdf (chinacdc.cn)

・高血圧に関連する腎不全の負担-中国、2010-2019

・中学校の青少年の電子タバコの予防とコントロールにおける新しい規制の影響―中国のある市、2022-2023

ミルクティーカップ、コーラ缶、暴力的クマのイメージを装って違法フレーバー電子タバコ市場が繁栄し続けている

 

[FSSAI]Eコマースウェブサイトでの「健康飲料」「エネルギードリンク」分類についての明確化

Clarification regarding categorization of ‘Health Drinks / Energy Drinks’ on ECommerce website [Updated on:03-04-2024]

660d30f574b44Advisory_Health Drink_on e-commerce website.pdf (fssai.gov.in)

乳飲料やシリアルベースの飲料ミックスなどに近い「特許食品」が「健康飲料」「エネルギードリンク」などのカテゴリーで電子商取引サイトで販売されている。「エネルギー」ドリンクには規格があり、「健康飲料」には定義がない。したがってそのようなカテゴリーでの販売をやめるよう助言した

 

[WHO]世界保健デー

World Health Day 2024 (who.int)

世界保健デー2024のテーマは「私の健康、私の権利My health, my right」

4月 7日

 

[WHO]イベント

-ICSCピアレビュー会合

Peer-review meeting for International Chemical Safety Cards (who.int)

2024年4月8-12日

 

-WHO化学物質リスク評価ネットワークウェビナー:化学物質リスク評価に有用な公共データベースの紹介

WHO Chemical Risk Assessment Network webinar: an introduction to public databases with useful information for chemical risk assessment

16 April 2024

 

論文

-204の国と地域および811の国内地域における288の死因の世界負担と寿命の分解1990-2021:世界疾病負担研究2021のための系統的解析

Global burden of 288 causes of death and life expectancy decomposition in 204 countries and territories and 811 subnational locations, 1990–2021: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2021 - The Lancet

オープンアクセス

年齢調整死因は2019年の虚血性心疾患、脳卒中慢性閉塞性肺疾患、下部気道感染と同様だったが2021年はCOVID-19が2番目になった。

 

McGill大学OSS

-MOSH バーにはよい科学が欠けている

MOSH Bars Are Starved of Good Science | Office for Science and Society - McGill University

Jonathan Jarry M.Sc. | 5 Apr 2024

Maria ShriverとPatrick Schwarzeneggerのプロテインバーは怪しげな科学を売るのに有名人を利用している

「脳の健康を考えるのに遅すぎることはない。アルツハイマーを遅らせるには?MOSHがあなたのパートナーに」

ダイエタリーサプリメントナチュラルレメディの提唱者は崖っぷちに立っているようだ。しっかりした根拠はなく、信じさせようとするのに言葉を使う。上記のMaria ShriverによるMOSHの宣伝はKTLAテレビで放送されたものでShriverはJohn F. Kennedyの姪でArnold Schwarzeneggerと結婚して離婚したことで有名である。そして息子Patrick Schwarzeneggerとともにインタビューされている。

(以下MOSHバーの宣伝戦略について解説)

重要なメッセージ

MOSHバーはMaria Shriverとその息子Patrick Schwarzeneggerの作った脳の健康をサポートすると主張される成分を含むプロテインバーである

・その成分(ヤマブシタケ、アシュワガンダ、オメガ3、コラーゲン、ビタミンB12とD)は実際には認知機能改善や脳の問題を遅らせることが非都市圏で示されてはいない

・この製品は機能性医学や統合医療などの根拠のないダイエタリーサプリメントに頼った、非科学的やりかたをしている医師によって支持されている

 

-葡萄種子抽出物と血管の健康

Grape Seed Extracts and Vascular Health | Office for Science and Society - McGill University

Xiaoran Li | 5 Apr 2024

葡萄種子抽出物が雑誌やオンラインで広く宣伝されている。その宣伝に事実の種はあるか?

私は最近ブドウを食べていたら母が種ごと食べるといいという。サプリメントのウェブサイトに葡萄種子抽出物が血管を詰まらないようにすると書いてあったからと。私は驚いて調べてみた。製造業者が宣伝しているのは2022年の韓国の予備的試験であるが安全性はよく調べられていない。ブドウの種を齧ることはあってもサプリメントに手を出すことはないだろう。

 

-動画

皮膚の細菌が加齢を減らす?

Cup o'Joe-Can Bacteria of the Skin Reduce Aging? (youtube.com)

2024/04/05

BASFの細菌を使ったクリーム“Probiolift”について。その効果とされるものはわずかであるが「ナチュラル」「保存料フリー」「ビーガン」「臨床試験済」「プロバイオティク」などの宣伝文句で誇大宣伝されている

 

-チェルシーはバービーの友達

Show and Tell-Chelsea is Barbie's Friend (youtube.com)

2024/04/05

バービーの友達のチェルシーは化学者。顕微鏡、ビーカー、周期表などの小道具は正確で、何より好きなのはちゃんと安全眼鏡をしていること。

 

SMC UK

-肥満関連心不全の人のプラセボとセマグルチドを調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at semaglutide versus placebo in people with obesity-related heart failure | Science Media Centre

APRIL 7, 2024

Lancet発表された研究がセマグルチドと肥満関連心不全を調べた

Oxford大学心血管医学と集団の健康教授、心臓専門名誉相談医、Oxford大学病院NHSトラスト、Kazem Rahimi教授

これは重要な研究で、駆出率が保たれた心不全(HFpEF)にはこれまで認可された医薬品は一つしかなかった。この研究は二つ目の選択肢を提供する。いくつかの疑問はさらに検討する必要があるが、この知見は期待できる

Glasgow大学心代謝医学教授/名誉コンサルタントNaveed Sattar教授

この質の高い研究は、再び我々が駆出率が保たれた心不全の発症への過剰体重の影響を過少に見積もっていたことを示唆する。

 

-2型糖尿病の人におけるセマグルチドと肥満関連心不全を調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at semaglutide and obesity-related heart failure in people with type 2 diabetes | Science Media Centre

APRIL 6, 2024

New England Journal of Medicineに発表された研究が2型糖尿病患者でのセマグルチドと心不全を調べた

Glasgow大学心代謝医学教授/名誉コンサルタントNaveed Sattar教授

この質の高い研究は、再び我々が駆出率が保たれた心不全の発症への過剰体重の影響を過少に見積もっていたことを示唆する。肥満予防は非常に重要なままだが新しい治療は多くの肥満の心不全やその他の肥満関連の病気の人の人生を改善する可能性がある

 

(これだけではないけれど、セマグルチドがいろいろな病気を改善するという報告が相次いでいて、体重が重いことによる害をこれまで過少に見積もってきたという根拠が積みあがっている。ということは「体重の影響を考慮した」とされるたくさんの疫学研究が「再考すべきもの」になるわけで、特に超加工食品界隈は無視できないはず。無視するような気がするのだけれど。)

 

その他

-CoQ10とユビキノールレビュー

CoQ10 and Ubiquinol Reviews & Top Picks - ConsumerLab.com

April 04, 2024

人々はしばしばスタチンを使ったときに低下する自然の濃度を補おうとしてCoQ10を使用する。CoQ10がスタチンの副作用を減らすかどうかはわからないが。CoQ10は吸収されるとユビキノールに代謝される。ユビキノールもサプリメントとして販売されている。

コンシューマーラボの検査では購入した製品はすべて表示されている量の成分を含んでいた。値段は大きく異なる

 

-アメリカの人々への医療デマの影響 

The Effects of Medical Misinformation on the American  Public

Jessica     Ashby  March 2024

Ashby_Jessica.pdf (squarespace.com)

・米国市民にとって医療デマはますます緊急の問題になっている

・世界的な問題ではあるが、米国はインドに次いで世界二位のデマ大国

・COVID-19中のデマの一つに高濃度アルコールが体内のウイルスを殺菌できるというのがあり、研究によるとそれによってメタノールを飲んで800人が死亡し5876人が入院し60人が盲目になった(注:さすがにこれはアメリカの話ではない)

・研究によれば米国人で十分なヘルスリテラシーをもっているのはわずか14%

 

-上昇する価格は消費者の行動を変えている

Rising food prices are changing consumer behaviours (foodnavigator.com)

05-Apr-2024 By Donna Eastlake

近年の必須食品の価格上昇は消費者の購入行動を変えている

欧州だけではなく世界的に経済不安が増し節約志向が高まっている。

必需品とぜいたく品を区別し、ぜいたく品への支出を減らそうとしている。また支払う価値のあるものかについて厳しく検討するようになっている。

 

-当局は数十の製品のリコールの背景にあるQuaker Oats工場閉鎖計画を確認

Officials confirm planned closure of Quaker Oats plant behind recall of dozens of products | Food Safety News

April 5, 2024

イリノイ市の市長がPepsiCoが2023年12月にグラノーラ製品のサルモネラ汚染によるリコールで一時的に閉鎖したQuaker Oats工場を閉鎖するだろうと確認した。この工場は65年稼働していて510人の従業員がいる。リコールに関連した病気は確認されていない。

(古い工場設備は更新しないとリスクがあるということだろうか)

 

FDAは食品中の化学物質の疑問に答える

FDA answers the chemicals in food question | Food Safety News

By News Desk on April 5, 2024

カリフォルニアやイリノイ、ニューヨークなどである種の食品添加物やその他食品に使用される化合物の安全性に疑問が提示されている。FDAは今週、長いエッセイでその疑問に答えた。FDAは特定の殺虫剤や除草剤に言及せず、「食品に加えられている化合物」としている。

「世界のすべてのもの同様、我々の食品はすべて化学物質でできている」とFDAはいう。「化学物質があるかないかだけでは食品が食べて安全かどうかは決められない。安全性を評価するのに、FDAや世界中の科学者はどのくらいの量が食品中にあって、どのくらいを食べたり飲んだりするかの情報を見る。問題は量である。」

以下長い紹介(FDA参照)