[EFSA]評価等
飼料添加物
農薬
[IAEA]核技術がピスタチオの毒素検査にどう使われているか
How Nuclear Technology is Testing Pistachios for Toxins | IAEA
28 Jul 2025 Evalyne Ndirangu, & Britt Maestroni
ピスタチオに含まれる可能性のあるアフラトキシンの、より安価で簡単な検査方法について
[HK]CFSは6月の食品安全報告を発表
Press Release - CFS announces food safety report for June
31 Jul 2025
6700の食品を検査し不合格は8検体、合格率99.9%
基準違反は冷凍エビの金属汚染物質、黒コショウのエチレンオキシド、チャイニーズレタスとバナナの残留農薬、アイスクリームや冷凍菓子の菌数。
[BfR]新しいEFSA評価:食品包装中スチレンによる遺伝子傷害の根拠はない
New EFSA assessment: no evidence of genomic damage from styrene in food packaging - BfR
17/07/2025
多くのプラスチックの製造原料に使われているスチレンは、食品接触物質から少量食品に溶出する可能性がある。それが消費者にリスクとなるかどうかが近年激しい議論になっていた。EFSAは食品包装のスチレンの使用についてこれまでのリスク評価を更新した。食品から経口摂取されるスチレンに変異原性の根拠はない。
[EU]食品査察と解析
Food Audits and Analysis | Food Safety
植物の健康のための輸入コントロール概要報告書2021-2023
Overview report Import Controls for Plant Health 2021-2023
- 25/07/2025
2021-2023の査察の概要
[Codex]CCFFV23 /生鮮デーツの基準は生産者に相当な影響を与えるだろう
CCFFV23 / Standard for fresh dates will have significant impact for producers | CODEXALIMENTARIUS
01/08/2025
McGill OSS
-体重でヨーヨー遊びをしないように:「オゼンピック後の」リバウンド
Patricia Brubaker, Ph.D., F.R.S.C. | 1 Aug 2025
減量薬をやめたあとのリバウンドは人によって相当違う
Betel Nuts | Office for Science and Society - McGill University
Joe Schwarcz PhD | 30 Jul 2025
刺激を求めてビンロウジを噛むことはアジアではよく見られる。しかしこのナッツは正常細胞をがん細胞に変えることも促す
私がビンロウジについて初めて聞いたのは1991年のニューヨークのブロードウェイで行われた「ミス・サイゴン」の公演でだった。興味をそそられて調べた。
以下解説
ビンロウジを噛むことは心臓病、糖尿病、喘息リスクの増加と関連するが最大の懸念は口腔がんである。さらに道路を汚す等環境問題もあり各国が取り締まりを開始したことは驚くべきことではない。
(天然だから、伝統だからという理由で擁護されるべきものではないことで概ね合意されている)
-新しいRoganに会おう。古いRoganと同じ
Meet the New Rogan. Same as the Old Rogan. | Office for Science and Society - McGill University
Jonathan Jarry M.Sc. | 31 Jul 2025
Shawn RyanのポッドキャストはRoganと同じデマと陰謀論を広めているがスタジオがかっこいい
Spotify USAのポッドキャスト・チャート「社会と文化」で2位にランクインしているShawn Ryanショーの話
(陰謀論と嘘が人気があるのだな)
-動画
高果糖コーンシロップを巡る議論
Cup o'Joe-The High Fructose Corn Syrup controversy
2025/07/31
ショ糖と高果糖コーンシロップにカロリーや代謝への影響にほとんど差はない。健康のためにHFCSを砂糖に変えるという主張は意味がなく、言うべきは全てのソフトドリンクを減らせという助言のみ。
論文
-The Lancet健康とプラスチックカウントダウン
The Lancet Countdown on health and plastics - The Lancet
Online first August 03, 2025
Philip J Landrigan et al.,
プラスチックは人と地球にとって深刻な、増加する、認識不足の危険である。
世界プラスチック条約の最終決定を前に、独立した世界のモニタリングシステムである健康とプラスチックカウントダウンを立ち上げる。このカウントダウンは、プラスチックへの曝露を減らし、人間と地球の健康に対するプラスチックの害を軽減するための進捗状況を監視する、地理的および時間的に代表的な一連の指標を特定し、追跡し、定期的に報告する
(Philip J Landriganは人工物は大体なんでも嫌いな活動家。GM食品が健康に悪いと主張している)
その他
-恐怖産業の戦術の(半)風刺的観察…独自の戦術を使う
「恐怖産業」が農業、食料、食料生産に関して毎日恐怖を大量に生み出す「警鐘主義の時代」へようこそ
この数兆ドル規模の業界は「恐怖」というたったひとつの生産物で繁栄する
慣行農業は「有毒な」農薬を使っていると非難されることがよくあるが、真の危険は毎日生み出される恐怖産業による不安誘発コンテンツの可能性がある。恐怖報道に長時間晒されると健康に有害な可能性がある。TikTokで食料品店売り場にいる上半身裸の男が情熱的にシードオイルの悪口を言いダイエタリーサプリメントやオーガニック食品を宣伝する。もともと存在しない問題を作り出し、その解決法を売る。
この誤った情報の迷路を乗り越えるには、懐疑論が最善の防御策である。恐怖産業は手ごわいが、ユーモアと批判的思考があれば、その戦術の不条理を暴露できる。
-裁判所でジャンクサイエンスが勝つとき、社会が負ける
When Junk Science Wins in Court, Society Loses – DC Journal - InsideSources
July 28, 2025 by Becky Corbin
科学的知識は、食品安全やきれいな環境、効果のある医薬品など現代生活の基礎であるが、現在その信頼性が脅かされている。理由はデマやイデオロギーによるだけではなく、法律システムにおける濫用のせいでもある。
近年市民による不法裁判の警戒すべき傾向があり、判事が疑わしい研究と怪しい専門家の証言を根拠に日用品を攻撃することが増えた。健康的な懐疑は必須ではあるがこれらの裁判は恐怖を惹起する物語を使ってお金を儲けるために行われている。最悪の事例がIARCである。残念ながらこうした問題は新しいものではなく、30年以上前にBendectinの事例がある。
-MAHA報告書:いくつかのレベルで失敗
MAHA Report: a failure on several levels - Pacific Research Institute
July 22, 2025 Pam Lewison
MAHA報告書が発表されたとき、読者は後に「フォーマットエラー」と呼ばれるものにすぐに気づいた。存在しない脚注や引用が含まれ、明らかに既存の研究を理解するための作業ではなく、AIに頼ったレポート作成者による「幻覚(ハルシネーション)」だった。
報告書では、医療と農業という2つの分野が直接スケープゴートにされている。興味深いことは、どちらの職業も雇用の点で米国の全人口に占める割合は比較的小さいことである。アメリカ人の約11%が医療、10%が農業に従事していて、農場で直接働いているのは約1%と推定されている。これら分野の労働者はMAHA報告書から排除された。
この報告書の作成方法は非公開で、表面的には良いアイディアのように見える「アメリカを再び健康にする」という概念にはその目標を達成する方法についての理解や計画が欠けている。報告書の結論では「包括的な戦略を策定する」としながらこれらを管轄するNIHやFDAの予算を大幅に削減している
-欧州は今年も現代的農薬を使わずにツマジロクサヨトウと戦うことを検討
Europe Ponders Another Year Trying To Combat Fall Armyworm Without Modern Pesticides | Science 2.0
By Hank Campbell | July 23rd 2025
鱗翅目の害虫であるツマジロクサヨトウが欧州農家をパニックに陥らせている。欧州では2023年以降優先害虫に分類されているが、トウモロコシなどは危険に晒されているにも関わらず政策決定者は効果のない環境団体推奨農薬(ニームや丁子オイル)を推奨し合成農薬を否定する
-新しい玉ねぎは涙なしに風味を維持するがコストがかかる
New onion promises full flavour without the tears, but at a cost - NZ Herald
By Tom Rose 7 Jul, 2025
Woolworths New Zealand が6月16日に発売開始した涙の出ないHappy Chop玉ねぎ
普通の交配で作られた
-コンシューマーラボ
栄養バーレビュー(プロテイン、エネルギー、ナッツ&フルーツバー)
August 01, 2025
調べた栄養バーの栄養成分含量は表示通りだった。しかしいくつかの製品では脂肪、炭水化物、糖アルコールなどで表示と異なるものがあった
-IARCのグリホサートモノグラフ112から10年の10の教訓
10 Learnings from the 10 Years After IARC’s Glyphosate Monograph 112
David Zaruk Aug 02, 2025
10年前の今週、IARCはグリホサートの発がん性に関する決定を含むモノグラフ112の全文を発表した。この活動家がでっちあげた出来事に続く10年間の運動、日和見主義、莫大な利益は、次世代規制、農業、NGOキャンペーンの状況をつくりかえた。比較的無害な、非常に重要な農業用物質が、日和見主義者、カルトイデオローグ、資金力のある利益団体の集団によって、如何にしてこれほど簡単にハイジャックされたかを考えると、今でも私は驚愕する。
私も些細な役割を果たしたこの瞬間を記念し、IARCのその後の10年間から学んだ10点を紹介する。また、Kevin Folta教授のポッドキャスト「Talking Biotech」でこれらの点について私が話している。Glyphosate: 10 Lessons from 10 Years After IARC - Dr. David Zaruk - Talking Biotech with Dr. Kevin Folta | Podcast on Spotify
1. アメリカの科学コミュニティの多くが、訴訟業界に簡単に買収される可能性がある
2. IARCは実際にはWHOの一部ではなく、WHOに対して説明責任を負わず、科学研究機関というよりも政治団体である
3. IARCでは規則や手順は重要ではなかった(嘘は日常茶飯事だった)。Chris Wildの後、組織改革は行われなかった
4. Ramazzini研究所は米国の資金(NIEHS、そして現在は訴訟業界)に大きく依存している。国の政策を迂回する手段として利用されてきた
5. メディアは事実を擁護するよりも産業界を攻撃することに関心があっ。「親モンサント」とみなされることへの恐怖が、客観的な報道の欠如の背景にあった
6. La Jollaプレイブックは、訴訟業界、NGO、科学者、学者にとって効果的な戦略だった(そして、敵対的規制は効果的で非民主的な政策ツールである)
7. 裁判から得られる資金は、不法行為業界の複雑な網から利益を得ている
8. 反産業の物語は、ポピュラーな西洋(ポスト資本主義)文化において強い影響力をもつ。「モンサント」という言葉は、化学物質よりもはるかに有毒になった
9. 農家は投票人口のごく一部で、彼らの利益は二の次にされる。
10. 反グリホサートキャンペーンは、持続可能な農業、環境、公衆衛生のためではなく、反GMの手段であった
以下提言等
-ガス対炭:どちらのバーベキューが害が少ない?
Gas vs Charcoal: Which Barbecue Causes Less Harm?
Nathalie Haidlauf July 22, 2025
ガスや電気のほうがPAHが少ない。
(以下多数の注意。バーベキューは火傷や事故含めリスクの高い調理法だけれども夏には是非やりたい、そうなので。アルミホイルからのアルミの溶出など細かいことがたくさん書いてあるけれど、最大の問題―肉を食べる量のことは記述なし。)
-マジックマッシュルームは加齢を予防する?
Do Magic Mushrooms Prevent Aging? - Dirt to Dinner
By Hayley Philip August 1, 2025
NatureのAgingに発表された研究Psilocybin treatment extends cellular lifespan and improves survival of aged mice | npj Agingがマジックマッシュルームに含まれるシロシビンがマウスの実験で寿命を延ばす可能性があることを示した。キノコは至る所で注目されている。
マジックマッシュルームに幻覚以外の可能性はあるかもしれない。しかし科学に注目しつつも植物と健康的な脂肪と全粒穀物の多い食事は継続すべきである
(本文略。幻覚剤が好きな人が多い)