[FDA]乳児ボツリヌス症アウトブレイク調査:乳児用調整乳(2025年11月)
Outbreak Investigation of Infant Botulism: Infant Formula (November 2025) | FDA
November 11, 2025
全てのByHeart Whole Nutrition 乳児用調整乳リコール
米国で販売されている乳児用調整乳の1%以下なので不足の懸念はない
11月10日時点でByHeart Whole Nutrition 乳児用調整乳暴露が確認された乳児ボツリヌス症が12州から15人
乳児ボツリヌス症治療予防計画(IBTPP)からの情報によると、2025年8月1日以降全国で84例の乳児が乳児ボツリヌス症治療を受けた。そのうち36人(43%)は粉ミルクは使っていない。粉ミルクを使っていた乳児のうち15人(43%)がByHeart Whole Nutrition 乳児用調整乳で、不釣り合いに多い。
2025年11月8日にカリフォルニア公衆衛生省の予備的検査結果でByHeart乳児用調整乳の開けた缶にボツリヌス毒素をつくる細菌が存在することが示唆された。
-調査が続く中ByHeartは自主回収を拡大
ByHeart Broadens Voluntary Recall While Investigation Continues | FDA
November 11, 2025
回収対象を全ての製品に拡大
FDAとCDCは8月から乳児ボツリヌス症が84例に急増したことを調査し、11月7日にByHeartに通知
(そもそも乳児ボツリヌス症ってそんなよくあるものなのか?)
[COT]マリンバイオトキシンに関連する英国水系で収穫された二枚貝軟体動物(貝類)摂取によるヒト健康リスク
10 November 2025
PDF版
新興バイオトキシンのリスクランキング
テトロドトキシン、パリトキシン、ブレべトキシン、ミクロシスチン、スピロリド、ギムノジミン
[FAO]国際食品基準を知ろう!
Know your international food standards!
21/10/2025
第48回 Codex Alimentarius Commission (10–14 November)を前に、出版物紹介
[NASEM]イベント
ゆがんだ映像を映し出す鏡に注意:ソーシャルメディアが如何にして人々の意見について我々を誤認させるか
Beware the Funhouse Mirror How Social Media Misleads Us about Public Opinion | National Academies
Nov 13, 2025
ニューヨーク大学心理学と神経科学教授Jay J. Van Bavel博士の講演
ウェブキャストあり
11/11/2025
(添付がワードのファイル)
[WHO]WHO食品安全同盟最初の年次総会
First Annual General Meeting of the WHO Alliance for Food Safety
https://www.who.int/initiatives/who-alliance-for-food-safety/annual-general-meeting-2025
Muscat, Oman, October 2025
2024年5月に設立されたWHO食品安全同盟が初めて対面で、オマーンで年次総会を開催した
WHO食品由来疾患サーベイランスおよび対応マニュアル第二版の完成、世界食品由来疾患推定の2025年版の進捗状況、WHO世界食品安全報告初版などが報告された
(それはそうとINFOSAN 2024年からウェブサイトは更新されていない
FAO/WHO International Food Safety Authorities Network (INFOSAN))
その他
-SMC UK
動物実験と新しい代替法についての政府の戦略への専門家の反応
November 11, 2025
科学者が英国における動物実験の政府戦略にコメント
Manchester大学Manchesterバイオテクノロジー研究所、持続可能なバイオマテリアル議長Matthew Gibson教授
Imperial College London研究企業副学長Mary Ryan教授
Francis Crick研究所グループリーダーRobin Lovell-Badge FRS FMedSci教授
Imperial College London肺発生と疾患准教授Charlotte Dean博士
University College London (UCL)心血管医学教授John Martin教授
Manchester大学バイオマテリアルと組織工学教授Julie Gough教授
Bath大学生命科学部Sarah Bailey教授
Edinburgh大学神経学とトランスレーショナル神経科学教授Malcolm Macleod教授
動物実験の理解(UAR)CEO Wendy Jarrett
NC3Rs最高責任者Vicky Robinson博士
RSB最高責任者Doug Brown FRSB博士
(研究開発推進はいいけれど動物実験はまだ必要、という意見がほとんど。端的にはJohn Martin教授の「動物での実験もしない心臓移植を最初に受けようとする患者はいないだろう」)
-Scienceニュース
オーストラリアの前例のない有害藻類大発生に驚きの犯人
Australia’s unprecedented toxic algal bloom has a surprise culprit | Science | AAAS
11 Nov 2025 By Erik Stokstad
比較的知られていない種が悪名高い神経毒を作り海の生き物を壊滅させている
(写真 死んだ魚)
南オーストラリアで8か月間謎の有害藻類が猛威を振るっている。エイ、タコ、カニ、その他海洋生物の死骸が灰色がかった泡に覆われて数十キロメートルにわたって海岸線に散らばっている。この毒素は人々の健康だけではなく漁業、観光業にも損失を与えている。
シドニー工科大学の海洋生物学者Shauna Murrayは犯人を特定した。先週bioRxivに投稿されたプレプリントでは、Karenia cristataと呼ばれる無名の単細胞藻類が大発生してブレべトキシンを大量に作っていることが示された
この大発生は南オーストラリアの海岸線の約20,000平方キロメートル、約30%に影響を与えていて、衰える気配がない。それは異常に大きく、深刻で、持続的である。
「何が変わった?なぜこの種?なぜ今?」とメリーランド大学環境科学センターの植物プランクトン生態学者Patricia Glibertは疑問に思う。「これらは非常に重要な疑問だ」
(略)
現在進行中の危機はオーストラリア以外にも教訓で、有害藻類大発生を経験していない地域への警告として機能していると、Stony Brook大学の海洋生態学者Christopher Goblerは言う。「これは、これらの有害藻類大発生が文字通りどこからともなく発生する可能性があるという事実を強調する」
-テキサスがタイレノールのメーカーがアセトアミノフェンは安全だと広告することをやめるよう命令するよう判事に要請
By Will McDuffie November 7, 2025,
州は連邦保健当局の新たなガイダンスを根拠にしている
テキサス州司法長官のKen Paxton氏はタイレノールのメーカーを自閉症やその他の障害との関連性が疑われているにもかかわらず妊婦に販売したとして訴えていたが、その一週間後にアミノフェンは安全だと広告することを直ちに中止させるよう連邦判事に求めた
(最も安全性の高い鎮痛薬を奪うことで大麻とかオピオイドとかのより危険なものを使わせたいのかな?)
Porridge or coco-pops? - by Gunter Kuhnle
Gunter Kuhnle Nov 12, 2025
超加工食品摂取測定の落とし穴
私が超加工食品の危険性に関する多くの話をほとんど信じていないことは秘密ではない-これについては以前にも書いた。その理由の一つは、定義の質が悪いことで、あまりにも曖昧で一般の人に簡単に説明できず、専門家でさえ同意できないようだ。この研究(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10196599/)によれば、果物やスナックを含む多くの食品群についてかなりの意見の相違がある。
他の理由は、超加工食品の摂取に関する信頼できるデータがないことで、英国の栄養に関する諮問委員会(SACN)も批判している(Processed foods and health: SACN's rapid evidence update summary - GOV.UK)。
食事の測定方法
問題のひとつは、食事データの収集方法にある(これについては、以前にこちらとこちらで書いた)。食事頻度質問票 (FFQ) は、簡単なため広く使用されているが、重大な限界がある。これらは、参加者に事前に定義された食品のリストを提供する、それが参加者が実際に何を食べたかを説明する食事記録などの自由形式の方法との主な違いである。
以下は、EPIC ノーフォークの研究からの例である。
(画像)
EPICノーフォーク研究からの7日間の食事日記。詳細については:https://www.epic-norfolk.org.uk/about-epic-norfolk/nutritional-methods/7ddd/
一方FFQ は選択を制限しなければならない。考えられるすべての食品をリストアップしようとすると、アンケートは数百ページにも及び、参加者は最初の数ページで諦めるだろう。したがって設計には食品の慎重な選択とグループ化、検証研究、およびかなり高度な解析が含まれる。FFQ の使用は簡単かもしれないがそれらを設計および開発すること自体が芸術である。
このことは超加工食品とどう関係する?
では、これは超加工食品と何の関係があるのか?
NOVAの定義は非常に特異的で-それは組成ではなく、製造方法(および利益を得るために販売されているかどうか)に基づいて個々の食品を分類する。それはFFQにとって問題になる。多くの質問カテゴリは、自家製製品と市販品を分けない。「市販品」であっても、必ずしも「超加工」を意味するわけではない。
以下は、現在のハーバード FFQ の例で、ナース健康研究や医療専門家追跡調査などの多くの米国の研究で使用されている。幅広い栄養データを取得するように設計されているが、UPF かどうかを調べるためのものではない
(ハーバードFFQの画像。 https://hsph.harvard.edu/department/nutrition/nutrition-questionnaire-service-center/)
研究者にとって、トマトソースが新鮮な食材から家庭で作られたのか、店の熟練したシェフによって作られたのか、工場の食品技術者によって作られたのかを知ることは不可能だ。サルサやフムスを自分で作る人もいれば、店で購入する人もいる。FFQは区別できない。
同様の問題がパンやシリアルにも当てはまる
(ハーバードFFQの画像)
ここに含まれるパンは、愛情を込めて手作りしたサワードウパンなのか、職人の作ったパンなのか、または超加工工業製品のいずれかを知ることは不可能である。もちろん、同じことが他の製品にも当てはまる-それらがどのように調理されたかを知ることはできない。
朝食用シリアルについては、参加者にブランドまで聞くので多少解像度が高いがそれでも多くの曖昧さが残る。ある人の摂取量のうち、ココポップスとお粥の割合はどれくらい?(そして冷たい牛乳でオーツ麦ポリッジを食べる人もいる)。
なぜこれが重要なのか?
現在、超加工食品の摂取量を正確に測定することはできない。したがって研究者は、たとえば英国で消費されるすべてのパンが超加工されているというような包括的な仮定を立てている。これは、特に学校の給食に適用すると、すべてのサンドイッチが超加工とカウントされるため、驚くべき数字を容易に生成する。活動家のキャンペーンにとって都合がよいかもしれないが、実際に何が起こっているのかについてはほとんどわからない。
人々が何を食べているかについての信頼できる情報がなければ、食事が健康にどのような影響を与えるかを理解することはできない。そして、個人がどれだけの超加工食品を消費するかを知らなければ、それが彼らにどのような影響を与えるかを知ることはできない。
キャンペーンを開始し、警告ラベルを要求し、禁止する前に、人々が何を食べているのかを最初に調べることが理にかなっているのではないか?
(NOVA分類の提唱者は最初から活動家を自認しているので)