[NTP]ニュースレター
Environmental Factor - June 2025
June 2025
発がん物質評価ハンドブック更新
Environmental Factor - June 2025: Cancer assessments handbook updated
[HK]食品安全速報 (事業者むけニュースレター)
Food Safety Express 101st Issue (06/2025)
2 Jun 2025
食品の冷凍・冷蔵保存のコツ、植物ベースの肉代用品とは何か、甘味料についての神話と事実、等
-食品安全速報月報(消費者向け)
Food Safety Bulletin 101st Issue (06/2025)
2 Jun 2025
[FDA]FDAはアメリカの人々のためのパフォーマンス最適化に全庁へのAIツール開始
FDA Launches Agency-Wide AI Tool to Optimize Performance for the American People | FDA
June 02, 2025
生成AI Elsaを全庁に展開
(企業から提出されたデータではトレーニングしないとか言ってるが?)
Codex
02/06/2025
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular - 343-25 | Food Standards Australia New Zealand
3 June 2025
改定No.238
・昆虫耐性トウモロコシ系統MZIR260由来食品
新規申請と提案
・2024 MRLハーモナイゼーション
論文
-米国で販売されている使い捨て電子タバコの人工甘味料ネオテームの存在率
Hanno C. Erythropel et al., JAMA. Published online June 2, 2025
73製品中57からネオテームを検出。ニコチンを含まないと宣伝している製品からは全て検出。6-メチルニコチンを含む製品の平均ネオテーム濃度が最も高い
(ニコチンの規制逃れで6-メチルニコチンを使う業者がまっとうだとは思えない)
-新しいデータは全米でMMR予防接種率が低下していることを示す
New data shows MMR vaccination rate decline across US | EurekAlert!
2-Jun-2025
JAMA. パンデミック前は平均93.92%、パンデミック後は91.26%、はしかの感染拡大予防に必要な95%の閾値を下回る。州により差がある
-高齢者の、前月の大麻使用の傾向
June 2, 2025
65才以上の大麻使用が増加傾向
いくつかの病気と関連
その他
-新しい研究が手作りの食事の健康ハローに疑問を投じる
New Study Challenges the Homemade Meals Health Halo | American Council on Science and Health
By Chuck Dinerstein, MD, MBA — Jun 02, 2025
超加工食品との戦いでは、家庭の食事は長い間道徳的および栄養的に高い地位を享受してた。しかし、新しい研究は、レシピと材料を同じにすると、「家庭料理」の健康ハローがそれほど輝かなくなる可能性があることを示唆する。
曖昧な定義と関心の高まりが、超加工食品(UPF)の健康リスクをめぐる議論を煽っている。NOVA分類は、学術界や政策界で広く採用されていて、UPFは栄養によってではなく、その製造方法、特に防腐剤や添加物、または「技術的アジュバント」など、家庭のキッチンではめったに使用されない工業由来の成分の存在によって定義される。UPFについて提起されたもう一つの懸念は、糖とタンパク質が加熱されたときに生成される「望ましくない化合物」、つまりメイラード反応産物である望ましくないものの中には、一連の終末糖化産物(AGEs)と、アクリルアミドがある。
Current Research in Food Scienceに掲載された新しい研究は、反UPF派にとっては消化しにくいものだろう。研究者らはトマトソース、シリアルバー、フィッシュスティック、プラムケーキについて手作りと市販品を比較した。
(比較の表あり。成分が同じだと市販品のほうがテクスチャーや食感が良いようだ)
栄養学的な比較はともかく、自家製の食事は、より多くの時間、設備、スキルを必要とすることが多く、これら贅沢品はすべての人が等しくもっているわけではない。多くの人にとって、工業的に調理された食品は、コスト、利便性、一貫性バランスを提供する。
「これらの調査結果は、自家製食品が工業製品と比較して必ずしも優れた栄養価を提供したり、有害化合レベルが低いとは限らないことを示す。」
これはMAHA委員会が推進する「物語」に反する。加工方法だけで食品が健康かどうかが決まるわけではない
我々は被害者ではない、食品の選択は合同責任である
(手作りが美味しいの原料が贅沢だったり作りたてを食べられるからだったりするので。ポテトチップなら大手の市販品のほうがアクリルアミド少ないだろうし。)
-EPAは「永遠の」化合物の問題を修正する絶好の機会を逃した
By Susan Goldhaber MPH — Jun 02, 2025
EPAは、「永遠の化学物質」に関する法律を一掃する絶好の機会を得たが、見事に失敗した。欠陥のある科学や規制の行き過ぎに対処する代わりに、時代遅れの仮定を倍増させ、納税者の負担を増やし、水道事業者を混乱させる。
5月14日、EPAは、PFOAとPFOSの現行の飲料水規制4pptを維持し、PFHxS、PFNA、およびGenXの基準、および2つ以上の混合物に対するハザード指数を1に制限することを廃止・再検討すると発表した。
この決定の安打と逃した機会は何か?
ヒット
EPA は、PFHxS、PFNA、およびGenの規制を撤回する理由を述べていないが、これらの規制を裏付ける科学的根拠はない。
これらの規制は動物実験に基づいており、毒性メカニズムはヒトにはあてはまらない。
動物実験で肝毒性を引き起こす用量は、平均的なアメリカ人の血液中濃度よりも、PFOAで約700〜14,000倍、PFOSで11〜23倍高い。
EPAはまた、PFAS混合物に対するハザード指数(HI)規制を取り消した。
EPAがこの規制を撤回したことは正しい。
専門家委員会は「すべてのPFASをひとまとめにすべきではなく、多様なPFASに同じ毒性/ポテンシーを仮定することは不適切である」と結論している。
逃した機会
EPAがPFOAとPFOSの規制を撤廃しなかったのは失敗である
Critical Reviews in Toxicologyに掲載された優れた新しい論文は、飲料水規制におけるPFOAとPFOSの健康被害に関するEPAの誤解について包括的に議論している。
そもそもEPAが不十分な科学に基づいて健康助言Health Advisoriesを4pptに設定したことが問題である。
(詳細略)
Paustenbach, D.,et al., Critical Reviews in Toxicology, 55(3), 368–415.
Published online: 20 May 2025
EPAの飲料水中PFAS規制における15の大きな間違いmisconception
オープンアクセス
(長いけれど、EPAの基準並みにしろという主張が気になっている人は読むべき。)
パート1はパブコメについて
提出されたコメントは1626件、そのうち科学的に検討する意味のあるものが128。規制案支持が57、疑問を提示するものが71。
科学的に妥当な疑問を提示するコメントが無視されていることを指摘
-NGO資金源の暗黒面に光をあてる
Shining a Light on the Dark Side of NGO Funding
THE FIREBREAK Jun 02, 2025
NGOの透明性を監視する新しい団体
2025年5月22日に、政治的活動を行っているNGOの不透明な資金源を調査して報告するTransparent Democracy Initiativeがベルリンで生まれた
(企業が全て悪でNGOは全て良いという前提はおかしい)
-SMC UK
超加工食からのエネルギー摂取に食べる速さが継続的に影響することを示唆する未発表学会要旨への専門家の反応
June 2, 2025
NUTRITION 2025で発表された要旨が超加工食からのエネルギー摂取と食べる速さを調べた
Nottingham大学栄養と食事准教授Amanda Avery博士
これまでの研究で食べる速度が20%違うと食品の摂取に9-15%の差がつくことが示唆されていた。この研究は市販のUPFを使って早く食べられる食事と遅くなる食事の二種類を作り、健康な男女に2週間、好きなだけ食べてもらった。おそらく驚きではないが、早く食べられない食事からのほうがエネルギー摂取量が少なかった。
この研究は座って食事を楽しむことの重要性を強調する。
Bristol大学糖尿病と代謝内分泌学教授Julian Hamilton-Shield教授
この研究はゆっくり食べることが総カロリー摂取を減らすというこれまでの疫学、実験、臨床研究データを再現する。食べる速度をずっと遅くすることは難しいものの、食品のテクスチャーを変えることは魅力的なツールに見える。