[HK]上海ガニの季節の食品サーベイランスプロジェクトの結果は全て合格
Press Release - Test results of seasonal food surveillance project on hairy crabs all satisfactory
November 13, 2024
2024年1月から2024年10月まで、101検体のカニの残留動物用医薬品、金属汚染物質、合成ホルモン、色素、残留農薬、ダイオキシンおよびダイオキシン様PCBを検査し、全て合格だった
[DHSC]小麦粉の葉酸強化で先天異常予防
Birth defects prevented by fortifying flour with folic acid - GOV.UK
14 November 2024
本日導入される新しい規制で製粉業者は全粒粉でない小麦粉に2026年末から葉酸強化を要求する
これにより毎年約200例の神経管欠損が予防される。
小麦粉には既にカルシウム、ナイアシン、チアミン、鉄が強化されている。それに葉酸が加わる
[DHSC]タバコと電子タバコ法案2024
The Tobacco and Vapes Bill 2024
13 November 2024
2024年11月5日に下院に導入されたタバコと電子タバコ法案に関する情報
ファクトシートと影響評価掲載
[COT]母親の食事中のラズベリーリーフティーの健康影響の可能性についての声明
Raspberry leaf tea statement_cleared_FINAL Acc V SO.pdf
Introduction and Background - Raspberry leaf tea | Committee on Toxicity
要約
Raspberrry leaf lay summary_FINAL Acc V SO.pdf
13 November 2024
妊娠中のハーブサプリメントについて、MHRAの規制対象である伝統ハーブ医薬品以外でよく使われているものとして、陣痛を促進し陣痛期間を短くする目的で使われるラズベリーリーフティーを評価対象とした。ラズベリーリーフ製品には妊娠していない女性の生理痛向けに登録されている伝統ハーブ医薬品もある。
ラズベリーリーフはお茶、錠剤、チンキなどの形態でオーストラリアの最近の調査では妊娠女性の38%、英国では2007-2008年の研究で妊娠女性の24%が使用を報告した。
ラズベリーリーフ抽出物の子宮あるいはその他平滑筋への影響を調べた研究は1940年代からあるがその結果はばらばらで、収縮するから弛緩するまである。有効成分もメカニズムも不明。汚染物質に関するデータも限られる。
ヒト試験はオーストリアで行われた2つが報告されていて影響は見られていないが、英国での推定摂取量はこの試験で用いられた用量より4倍位以上高い。
妊娠中に医薬品や化学物質にばく露された女性の妊娠アウトカムについてのデータを集めている英国奇形情報サービス(UKTIS)にはラズベリーリーフ摂取による有害影響の報告は、使用頻度の多さにもかかわらず極めて少ない。
COTは全体として妊娠中のラズベリーリーフの使用に関連するリスクは低いと結論したがその不確実性は高い。
COTはラズベリーリーフの有毒成分の経口による生物学的利用能が低いためにヒト健康への有害影響が少ないように見える理由の一つだろうと考える。もし生物学的利用能を高めるような製品が将来販売されるようになれば別途安全性評価が必要であろう。
[ASA]ASA裁定
13 November 2024
Supreme CBD の社長であるAnthony FowlerがXで自社のCBD製品について健康に良いことを示唆する投稿をした。これが広告基準違反との申立てがあった。Anthony Fowler氏は個人のアカウントで個人的感想を述べただけだと主張するが、自分の会社の製品なので広告とみなされ、広告基準を守る必要がある。
論文
-The Lancet:8億人以上の成人が糖尿病で、半分以上が治療を受けていない、世界研究が示唆
The Lancet: Over 800 million adults living wi | EurekAlert!
13-Nov-2024
世界の成人の糖尿病有病率は1990年から2022年までの間に約7%から約14%に二倍になっった。最も大きく増えたのは低から中所得国
-英国のプラスチック包装の使用の研究が、家庭でのリサイクルではなく広範な汚染リスクのあるwishcycle(リサイクルできないものをリサイクル用のゴミ箱に入れる)を発見した
Research into UK’s use of plastic packaging f | EurekAlert!
13-Nov-2024
英国の地域によってごみ収集のやり方が異なることもあり、混乱させずに効果的にリサイクルを推進する仕組みが必要、等Lancaster大学の人々の生活中のプラスチック包装(PPiPL)プロジェクトからの報告
-Nature Volume 635 Issue 8038, 14 November 2024
エディトリアル
科学者は勇気と団結をもってTrump大統領の責任を問わなければならない
Scientists must hold President Trump to account with courage and unity
多くの人がこの結果を後退とみなしているが、研究者は勇気と粘り強さと団結で新政権に取り組むべき
ワールドビュー
私たちがデジタル世界では皆実験用ラットである理由
研究者はオンライン実験のための倫理基準を確立する必要がある
その他
-いわゆる代替療法の害
The Harm of So-Called Alternative Medicine | Skeptical Inquirer
Edzard Ernst
From: Volume 48, No. 6 November/December 2024
オーディオあり
・治療による害
カイロの手技による身体への害、ハーブによるたくさんの有害事象など
・診断技術による害
妥当性のない診断により適切な治療を受けることの妨げになる、健康な人を病気と診断することによって意味のない治療や不安による害を被る
通常患者を食い物にする
・代替医療業界による害
世界的に代替医療産業は莫大な儲けを生む、それは消費者への経済的被害である。絶滅危惧種を絶滅に追いやっている
・質の悪い代替医療研究による害
膨大な質の悪い論文が学術文献を汚染している
・イデオロギーによる害
陰謀論や間違った考え方を売ることで社会的害悪をもたらしている
-RFK Jr.とMAHAアジェンダは食品安全に影響する可能性
RFK Jr. and the Make America Healthy Again agenda could impact food safety | Food Safety News
By Dan Flynn on November 13, 2024
RFK Jr.がHHS長官になる可能性がある。あるいは農務省長官になるかもしれない。
FDA長官のDr. Robert Califfは退任する。
時期Trump政権はRFK Jr.と“Make America Healthy Again”アジェンダの推進になるだろうことは事実である。その真の意味は完全に明らかではない。
(職員や予算を減らすという話が出ているが具体的にどうなるのかはわからない)
-Kraft Heinzは全国学校給食計画からLunchables撤退
Kraft Heinz pulls Lunchables from National School Lunch Program | Food Safety News
November 13, 2024
コンシューマー・レポートがLunchablesや同様のランチキットには比較的高濃度のナトリウム、鉛、カドミウムが含まれると報告し、ミールキットの需要がKraft Heinz社の予想目標を下回ったことを受けての決定。
9月にConsumer ReportsとMore Perfect Unionは、農務省に対して約50,000人の請願署名を届けて、学校給食プログラムからLunchablesを削除するよう求めていた。
USDAは「Turkey & Cheddar Cracker Stackers」と「Extra Cheesy Pizza」の2つのランチキットを約3,000万人の子供たちに提供することを許可していた。要件を満たすためにKraft Heinzは給食向けの製品を市販のものより全粒粉とタンパク質を多くする必要があった。
食品安全情報(化学物質)No. 23/ 2024(2024. 11. 13)
https://www.nihs.go.jp/dsi/food-info/foodinfonews/2024/foodinfo202423c.html
目次
【WHO】
1. 国際がん研究機関(IARC)
2. 出版物
【FAO】
1. FAO JECFAモノグラフの新巻:特定の動物用医薬品の残留物の評価
2. FAOが新しい4つのベターコースイニシアチブを開始
3. Codex
【EC】
1. 食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)
【ECHA】
1. ECHAの統合規制戦略は目標を達成-高生産量化学物質のスクリーニング
【EFSA】
1. リスク評価におけるオミクスと関連するバイオインフォマティクスアプローチの適用に関する行動ロードマップの作成
2. ビタミンと必須ミネラルの耐容上限摂取量の設定と適用のためのガイダンス
3. EFSAの包括的食品摂取量データベースを用いた栄養摂取量推定値に非常に影響のある、摂取頻度の低い食品を考慮することの課題:プレフォームドビタミンAの例
4. 食品及び飼料のリスク評価における(新規)タンパク質のためのin vitro毒性試験アプローチの特定
5. B‐リスクの開発
6. 食品添加物関連
7. 遺伝子組換え関連
8. 農薬関連
【Europol】
1. 9,100万ユーロ相当の偽造及び規格外の食品が欧州全域の作戦で押収される
【FSA】
1. 食品と環境中の放射能(RIFE)報告書2023
2. 利害関係者の回答の概要:飼料添加物及び特定栄養目的(PARNUT)の飼料の認可申請に関する協議(2024年秋)
3. リスク評価
4. 消費者調査(2024年7月~2024年9月)
5. リコール情報
【COT】
1. 二酸化チタンのin vitro及びin vivo遺伝毒性に関するCOMの評価に関する声明
2. COT会合:2024年10月21日
【BfR】
1. 高濃度カフェインパウダーは少量でも重篤な中毒を引き起こす可能性がある 予想外の過剰摂取も簡単に起こりうる
2. 15種類のパー及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)混合物の単回経口投与後のキネティクス-男性のボランティアにおけるパイロット研究
3. PFAS:全ての「forever chemicals(永遠の化学物質)」が体内に残留するわけではない
4. BfR消費者モニター:ドイツ人の大半は「睡眠ホルモン」メラトニンを知っているが、多くは疑いを抱いている
5. 雑食主義者、ビーガン、厳格なローフード食者における加熱による食品汚染物質への内部暴露:2-及び3-モノクロロプロパンジオール(尿中排泄物)とグリシドール(ヘモグロビン付加物N-2,3-ジヒドロキシプロピル-Val)への暴露のバイオマーカー
【ANSES】
1. どの作業工程に職業がんのリスクがあるのか?
【CAFIA】
1. 検査した関節用フードサプリメントの4分の1が、実際の成分について消費者を欺いていた
【FDA】
1. FDAヒト用食品プログラム:2025年会計年度優先措置
2. FDAは2022年Food Codeの補足を発表する
3. 食品包装及び食品接触用途におけるフタル酸エステル類に関するFDAの最新情報
4. FDAはスコンブロトキシン(ヒスタミン)を産生する魚及び水産物に関するコンプライアンスポリシーガイドの最終版を発表する
5. FDAはナトリウム削減の次の段階の取り組みを開始する
6. 高濃度の鉛により、更に多くの粉末シナモン製品がFDAの公衆衛生警告に追加される
7. FDAはヒト用食品のリスト(輸出リスト)形式での輸出認証の経験について一般からの意見を募集する
8. 公示
9. 警告文書
10. リコール情報
【EPA】
1. EPAが農薬ダクタールの取り消しを最終決定
2. EPAが新規除草剤有効成分グルホシネート-Pを登録
3. EPAは鉛塗料粉塵への暴露から子供を守る基準を強化
4. EPAが農薬と絶滅危惧種の教育資料ツールボックスを発表
【Health Canada】
1. 2023-2024カナダ保健省持続可能な開発戦略報告書
2. 新規食品情報
3. 修正通知
4. リコール情報
【CFIA】
1. カナダのフードサプライを安全に保つためにCFIAが行っている6つのこと
【FSANZ】
1. 食品基準通知
【香港政府ニュース】
1. 食品警告
2. 違反情報
3. リコール情報
【MFDS】
1. 日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. 「記憶力改善」、「集中力向上」効果を標榜する海外直輸入食品の購入に注意してください
3. 子供・青少年給食施設など衛生点検の結果、20カ所・摘発
4. K-Foodの海外進出のために、食薬処がAからZまで助けます
5. K‐鶏肉製品をEUに輸出する輸出経路を案内するナビゲーションを用意
【SFA】
1. 調理油の再利用
【その他】
食品安全関係情報(食品安全委員会)から
ProMED-mail 1件
別 添
【BfR】
1. ナノマテリアル:微粒子が多様な特性を仲介する