[FAO]出版物
-魚を食べることのリスクとベネフィットに関するFAO/WHOバックグラウンド文書
FAO/WHO BACKGROUND DOCUMENT ON THE RISKS AND BENEFITS OF FISH CONSUMPTION
https://iris.who.int/bitstream/handle/10665/379045/9789240096882-eng.pdf?sequence=1
2024
ノルウェー海洋研究所が文献レビューを委託されて作成。
ダイオキシン、PCB、メチル水銀がリスクとして検討されている
(CCCF17参照)
-植物ベースの食品、精密発酵、3Dプリント食品
食品安全フォーサイトテクニカルミーティング報告書
2023年11月13-17
Plant-based food products, precision fermentation and 3D food printing
2024
(新しい食品成分や食品は、安全であるだけではなく安全であるとみなされることが大事で、だから規制機関による科学的評価プロセスが大切である、ということが書いてある)
[EPA]彼らの声
October 10, 2024
広範な主導者や活動家がBiden-Harris政権の10年以内に鉛の水道管を置き換える最終規則を支持している
2024年10月8日にEPAは全米の飲料水の鉛の水道管を10年以内に置き換える最終規則を発表した。さらに飲料水インフラ資金として26億ドルを発表した。
以下各州議員や団体からの賛同の声
[EPA]EPAはMaui Varietiesと違法消毒剤の輸入に関して和解
EPA Settles with Maui Varieties over Import and Sale of Illegal Disinfectants | US EPA
October 10, 2024
会社は連邦農薬罰金$314,747を払う
2020年半ばから2021年初めにかけて、ハワイ中のDaisoで23種類の未登録農薬と2つの不正商標表示農薬機器を販売した
(コロナ対策としてダイソーで売っていた各種製品。ハワイでは100円じゃなくて1.5ドルらしいけれど)
[APVMA]APVMAはクロルタールジメチルを含むすべての製品をキャンセル
10 October 2024
APVMAはクロルタールジメチル、別名ダクタールまたはDCPA、を含むすべての製品の登録と使用をキャンセルする。段階的廃止期間はなく、12製品直ちにキャンセル。農家や小売業者は通知があるまで所有していることはできるが使用してはならない。
APVMAの評価で、混合時や散布時、散布後5日間の処理作物や芝生の残留物へのヒト直接ばく露で急性ヒト健康リスクがあることを発見した。主なリスクは母親経由での胎児である。
[WHO]ワクチンのよりよい使用により抗生物質の使用が年に25億回分減らせる、WHOがいう
Better use of vaccines could reduce antibiotic use by 2.5 billion doses annually, says WHO
10 October 2024
ワクチンへの投資増加が抗菌剤耐性による死亡と抗生物質の使用と耐性感染治療のためのお金を降らせる
WHOの新しい報告書
Estimating the impact of vaccines in reducing antimicrobial resistance and antibiotics (who.int)
10 October 2024
[EFSA]意見等
・報告書
欧州の食事の代替たんぱく質―健康リスクベネフィットと持続可能性を統合するALTERNATIVA
(赤肉を豆に置き換えるというほぼ答えが決まっているシンプルなシナリオについて検討されている)
食品酵素
植物健康
- Plant Health Newsletter on Horizon Scanning–September 2024
- Plant Health Newsletter on Horizon Scanning– August 2024
飼料添加物
ビューベリシンの遺伝毒性
入手可能なデータから遺伝毒性はないと結論
[FSA]思考の糧:接点検査枠組み開発のための助言
2024年9月24日のセミナーの録画
Science Volume 386|Issue 6718|11 Oct 2024
-ニュースを一目で
News at a glance:
・フランスのCOVIDドクター禁止される
議論の多い微生物学者で医師のDidier Raoult博士に2025年2月から2年間医療の禁止。根拠がないのにヒドロキシクロロキンをCOVID-19治療薬として推進し、当局の許可なく3万人以上の患者でヒドロキシクロロキン研究を行ったことで公衆衛生基準違反。別の犯罪捜査も続いている。
議論の多い輸入農産物の森林保護規則が1年間履行を先延ばしする。パーム油、大豆、コーヒー、ココア、ゴムなどの生産に森林破壊や人権問題がないことを証明しなければならないという規則で今年後半発効予定だったが準備期間が短く法令順守に必要な質の高い森林の地図がないことなどで批判されてきた
・象牙の密輸を磁力で暴く
・ブラジルが火事と干ばつに襲われている
・インドの研究賞に疑問
Modi政権が科学の成果に与える賞を改革していて、政府を批判した科学者の受賞が取り消されたと報道されている件で研究者らが政府に質問状を送っている
-何故生物多様性が農業とフードシステムにとって問題なのか
Why biodiversity matters in agriculture and food systems
Ismahane Elouafi
(メインの主張は遺伝資源の保護なのに、収量の多い作物を栄養が乏しいと貶すのは解せない)
論文
-アマゾンでの誤解を招く「がんの治療法」本:Amazon.comの系統的検索とテーマ解析
J Med Internet Res 2024;26:e56354
Amazon.comでどのくらい誤解を招くがんの治療本が売られているか、それらの本がどんな誤情報を提供しているかを探った。
英語の書籍が対象。
-米国の20-44才の女性のマクロ栄養素と微量栄養素の摂取
Derek Miketinas et al.,
JAMA Netw Open. 2024;7(10):e2438460.
NHANES1999-2018の横断解析。過去20年の間にビタミンA、C、鉄の摂取量が減っている
その他
-SMC UK
母親の血清中葉酸サプリメントと子供の先天性心疾患の関連を調べた研究への専門家の反応
October 10, 2024
JAMA Network Openに発表された研究が、母親の葉酸濃度と赤ちゃんの先天性心疾患リスクを調べた
Cambridge大学生殖生物学准教授Erica D. Watson博士
このテーマについて記述する時には責任をもったやり方が重要である。葉酸サプリメントは胎児の健康にリアルな利益があり、妊娠中のビタミン摂取を怖いからと止めさせたくはないからである。
この研究は母親の葉酸サプリメントは赤ちゃんの心臓の発達にとって概ね利益があるが、一部の高濃度葉酸の事例で赤ちゃんの心臓欠損リスクとの関連も示した。どうしてかはさらなる研究が必要である。どのくらいの量の葉酸が多すぎるのかを正確に予想するのは困難で、両親の遺伝子や代謝や食生活やその他環境要因などが心臓の発達に影響する、重要なことは、多すぎない量の葉酸サプリメントは胎児の心臓の発達に利益がある可能性が高いことである
-ISCTは根拠のない細胞と遺伝子療法についての新しいリソースを発表
ISCT launches new resource on unproven cell & gene therapies - The Niche (ipscell.com)
October 3, 2024 /By Professor Paul Knoepfler, Ph.D.
国際細胞及び遺伝子治療学会(ISCT)が医療従事者向けにこの複雑な分野についてのリソースを発表。
Healthcare Provider Guide - International Society for Cell & Gene Therapy (isctglobal.org)
認可された治療法や製品とそうでないものの違いやマーケティング手法、患者への情報提供など
一般人にも役立つ
-遺伝子組換え「禁止」を止めることのニュージーランドにとっての意味は?
What does lifting the ‘ban’ on genetic modification mean for New Zealand? | The Spinoff
Gabi Lardies August 14, 2024
約30年間、ニュージーランドの遺伝子組換えを巡る厳しい規制は研究室での研究機会を限定してきた。政府は昨日規制改革を行うことを確認した。
(オーストラリアは積極的に採用しているのにNZは実質禁止してきた。イメージの問題で。)