[FDA]FDAは国産及び輸入ヒト食品中カビ毒コンプライアンス計画を更新
The FDA Updates Mycotoxins in Domestic and Imported Human Foods Compliance Program | FDA
September 26, 2024
FDAはヒト食品中の規制上の関心となるモニタリング対象カビ毒を追加した。T-2/HT-2トキシンとゼアラレノンである。さらにFDAの検査室の分析方法を複数カビ毒同時検査法に移行した。
詳細は以下
[Codex]Codexのテキストが農業における薬剤耐性国際行動の土台となった
26/09/2024
-国連総会/薬剤耐性に関するハイレベル会合
High-level Meeting on Antimicrobial Resistance (AMR) | General Assembly of the United Nations
[BfR]ボタン電池:小さな子供が飲み込むと深刻な健康障害の可能性がある
Button cells: Serious health damage possible for small children if swallowed - BfR (bund.de)
26.09.2024
子どもはすぐに病院で検査を
ボタン電池を飲み込むと、食道に張り付いて粘膜に深刻な傷害を与えることがある。過去10年、病院と中毒センターはBfRにボタン電池を飲み込んだ事例数百件を報告している。深刻な合併症を防ぐためには、迅速な診断と必要に応じた除去が必須である。もし子供がボタン電池を飲み込んだかもしれないと疑われるときには、すぐに病院で検査を。
[CPSC]CPSCは消費者に対して飲み込みハザードがあるため磁石チェスゲームの使用を直ちに止めるよう警告:連邦磁石おもちゃの安全規制違反;Zhengtongfuが販売
September 26, 2024
CPSCは中国の販売業者Zhengtongfuに違反通知を発行したが同社がリコールや消費者の救済に合意しなかった。
この製品はチェスゲームとして販売されているがチェスの駒は入っておらず、20個の黒いばらばらの磁石が入っている。
[NASEM]公衆衛生を守るために、連邦政府は大麻を合法化した州にガイダンスを提供し、規制の抜け穴を閉じ、公衆衛生キャンペーンを行うべき
September 26, 2024
NASEMの新しい報告書は、増加する大麻使用から公衆衛生を守り害を減らす対策をとるべきという
米国の州の半分以上が成人あるいは医療用に大麻を合法化していて、2022年にはアルコールを毎日使用する成人より大麻を毎日使用する成人のほうが多い。乾燥した花が最も多く使われているものの、濃縮物や食用、電子タバコで吸入するためのオイルが人気を得ており、多くの人が複数の製品を複数の投与方法で使っている。大麻の中毒成分であるTHCの濃度が近年急増していて、人々がより高濃度のTHCを簡単に摂取することになりリスクが増加している。多くの州で食用などの製品のTHCには上限が設定されているが、花やオイルなどのTHC含量には規制がない。大麻を合法化した州の公衆衛生保護対策は多様である。
大麻の使用による害は交通事故、統合失調症や精神病の発症、慢性気管支炎のような呼吸症状、出生前ばく露による低出生体重のリスク増加などがある。事故による中毒や受動大麻喫煙のリスクもある。65才以上や妊娠女性、子供など害を受けやすい集団も指摘されている。
米国の大麻政策には協調した公衆衛生対策が緊急に必要である。
報告書本文
Cannabis Policy Impacts Public Health and Health Equity | The National Academies Press
(2024)
(大麻合法化を主張したときのデータはTHC含量の低い製品でのもので、合法化されたらTHCを増やして依存させる、という大変悪徳なやりかたに見える。薬物業界だから当然予想すべきだったのかもしれないが。)
[DEFRA]食品中残留農薬:2023年四半期報告
Pesticide residues in food: quarterly monitoring results for 2023 - GOV.UK (www.gov.uk)
25 September 2024
第三四半期と第四四半期の報告書掲載
[FSA]FSA消費者調査は約4人に1人がまだ食料不足であることを示す
FSA consumer survey shows around one in four people are still food insecure | Food Standards Agency
26 September 2024
2023年10月から2024年1月に行われた最新のFood and You 2調査によると食料不足レベルは変わらない
[WHO]WHOとTikTokは健康と福祉に関するより科学に基づいた情報のために協力
WHO and TikTok to collaborate on more science-based information on health and well-being
26 September 2024
WHOは2020年にデマに対抗して根拠に基づいたコンテンツを作る人たちを動員するFidesネットワークを開始し、800人以上のクリエーターが各種プラットホームで1億5000万人に情報を届けている。今回の協力で科学情報を短い動画コンテンツにする支援を強化し努力を拡大する
Fides - A network of healthcare influencers (who.int)
SMC NZ
-COVID-19検査はNZではもはや無料ではない
COVID-19 tests no longer free in NZ - Expert Reaction - Science Media Centre
26 September 2024
来週からCOVID-19迅速抗原検査の無料提供は終わる
(専門家の意見略。割れてる)
-NZの思春期ブロッカー処方率
Puberty blocker prescribing rates in NZ - Expert Reaction - Science Media Centre
27 September 2024
ジェンダー違和の若者への思春期を遅らせる医薬品の新たな処方が2021年以降減少している。2014年から増加していて2018年にはオランダの1.7倍、2020年にはイングランドとウェールズの3.5-6.9倍だった。
(ニュージーランドは「進歩的」を自認している人が多くて他国より多いことをむしろ誇っていたようだ)
論文
歯周病に関与する細菌が頭部と頚部のがんリスク増加に関連する
Bacteria involved in gum disease linked to in | EurekAlert!
26-Sep-2024
JAMA Oncologyに発表された研究によると、人々の口の中にいる数百の細菌種のうち1ダース以上が集合的に頭部と頚部の扁平細胞がんリスクを50%増やすことに関連する。
その他
-フィンランド食品局
レイオフにより検査室サービス遅延
Lay-offs cause delays in laboratory services - Finnish Food Authority (ruokavirasto.fi)
September 26/2024
フィンランド食品局は、2024年後半に2週間ずつ、全職員を段階的にレイオフする。これは、財務および運用上の調整目標を達成するために行われる。これと他の調整措置により、フィンランド食品局のサービスレベルは低下する。
-フィンランド安全化学庁(Tukes)は協力交渉を開始
Tukesは全職員と協力交渉を開始。理由は予算の削減。
職員45人を削減予定。
-コンシューマーラボ
Shilajit(シラジット、アーユルベーダの用語)サプリメントレビュー
Best Shilajit Supplements Review & Top Picks - ConsumerLab.com
September 26, 2024
Shilajitサプリメントには大きな差があることを発見
Shilajitとは何? 山の岩石にある植物の分解物と樹脂からなる黒っぽい粘着性のあるタール状物質。組成は地域により異なる。アーユルベーダ医学で「長寿」や「若返り」作用があるとされる。根拠はほとんどない。
一部のShilajitサプリメントから、基準値を超える鉛が検出さた。ラベルから内容物を知ることは困難。
-何故ADHDが増加しているのか
Why Is ADHD On The Rise | Science-Based Medicine (sciencebasedmedicine.org)
Steven Novella on September 18, 2024
ADHDは最も多く診断されている神経発達疾患で、子供と大人の両方で増加しているようだ。
この病気が認識されたのはあなたが思うよりはるかに昔で、1902年にGeorge Frederic Stillが公式に発表している。DSMに掲載されたのは1968年である。それからずっと増加している。
この診断の増加が実際の病気の増加なのか見かけ上のアーチファクトなのかについて何度も議論されてきた。
-議会の「アメリカの健康と栄養円卓会議」は反科学デマの甚だしい展示だった
Dr. Andrea Love Sep 26, 2024
立法者が、健康を主張するインフルエンサーの疑似科学を広めることは、人々の健康に影響を与える現実的課題から注意を逸らす侮辱的なものである
正直、どこから始めたらいいかわからない。
ウィスコンシン州の共和党上院議員ロン・ジョンソンが2024年9月23日(月)開催した公式イベントの報告
問題は多数あるがまず次の事実から
- パネリストの誰一人として適切な資格を有していない
- 選ばれた「無党派個人」は悪名高い反科学デマ屋である
- 彼らは上述のデマを広げることでお金儲けをしている
パネリストは以下を含む
Robert F. Kennedy Jr.:いうまでもなく有名な反科学提唱者
Jordan Peterson:肉食を提唱する反ワクチン活動家のカナダ出身の心理学者
Mikhaila Fuller:Jordan Petersonの娘で「ライオンダイエット」という肉食を薦める
Casey Means:Levelsという疑似科学販売会社を立ち上げたスタンフォードの医学博士取得者
Calley Means:ケイシー・ミーンズの兄弟でTrueMedという会社を作ってダイエタリーサプリメントを多数売っている
Vani Hari:F]ood Babeとして食品の中傷を長い間行いダイエタリーサプリメントを販売している
(長い記事、彼らのビジネスサイトの画像やFDAからの警告文書等あり。)