[FDA]病気の調査:Diamond Shruumzブランドチョコレートバー、コーン、グミ (2024年6月)
Investigation of Illnesses: Diamond Shruumz-Brand Chocolate Bars, Cones, & Gummies (June 2024) | FDA
August 14, 2024
調査は継続中、これまでの結果は表にまとめた。新しい結果が出次第更新される
2024年8月9日時点で29州から130人の病気が報告されている。53人は入院、関連を調査中の死亡が2。
[FDA]抗菌石鹸は使わず、普通の石鹸と水をつかおう
Skip the Antibacterial Soap; Use Plain Soap and Water | FDA
08/14/2024
石鹸やボディウォッシュを買うとき、「抗菌」表示のある製品を選ぶ?
それが普通の石鹸より病気予防に有効だという根拠はなく、長期的にはむしろ害のほうが大きい。
自宅や学校などでの感染拡大予防の最も効果的な方法の一つとしてのシンプルな手洗い方法に従おう。
[EFSA]評価等
科学
・食品と飼料の新興化学物質リスク
Emerging chemical risks in food and feed
SCREENERプロジェクト
JRC TIMツール
CLEFSAプロジェクト
EuroCigua I および IIプロジェクト
潰瘍由来食品と飼料の安全性の課題
循環経済での食品と飼料の安全性の脆弱性プロジェクト
EFSAのネットワーク
などで同定された新興化学物質リスクの概要
農薬
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular - 300-24 | Food Standards Australia New Zealand
15 August 2024
新規申請と提案
・乳児用調整乳中栄養物質としての乳脂肪球皮膜
食品基準改正No.230
照射の最大エネルギー量引き上げ、除草剤耐性昆虫耐性トウモロコシ系統DP910521由来食品、加工助剤としてのGM枯草菌由来サブチリシン、乳児用調整乳のGM Corynebacterium glutamicum由来2’FL
など
[FTC]FTCは偽のレビューと推薦を禁止する最終規則を発表
August 14, 2024
この規則により、FTCは執行を強化し違反者に対して民事罰を要求し、AIが生成する偽のレビューを抑制できる
ニセのレビューは人々の時間とお金を無駄にするだけでなく、市場を汚染し、ビジネスを誠実な競合から遠ざける。この最終規則はFTCが詐欺的広告と戦うための手段を強化することでアメリカ人が騙されるのを防ぐことができる。
以下を禁止する
・虚偽の消費者レビュー、消費者の推薦、有名人の保証
・肯定的あるいは否定的なレビューの購入:消費者にレビューを書くためのインセンティブを提供することを禁止
・関係者によるレビューや消費者証言:会社の内部の人が身分を開示せずにレビューを書くことは禁止
・会社が管理するレビューウェブサイト:自社の管理するものを独立したサイトであるかのように示す
・レビューの抑制:否定的なレビューを削除したりすること
・偽りのソーシャルメディア指標の誤用:ボットやハイジャックされたアカウントの売買
[CAFIA]監視当局が販売者と消費者に通知:野生キノコの販売にはCAFIAが監視する規則がある
13th August 2024
野生のキノコが販売されるキノコの季節にCAFIAが警告
野生のキノコの販売には以下のような規則がある
・野生のキノコのうちAnnex 15 to Decree No. 397/2021 Collに掲載されている種のみが販売できる
・販売業者にはキノコの知識に関する試験に合格した証明が必要
・キノコはドライクリーニングした、汚染や不純物がないもの
・キノコはしっかりした硬いもの
・古かったりカビが生えたり湿度が高すぎたりしない
・一回は切ってもいいがかさと軸はつながっていなければならない
・傷ものは5%未満
・チェコ語で名称と賞味期限を表示
論文
-砂糖の摂取量は減っているがまだ多すぎる
Sugar intake decreasing but still too high | EurekAlert!
14-Aug-2024
European Journal of Nutritionに発表されたボン大学の研究
1985年から行われているドルトムント栄養人体測定縦断デザインコホート研究(DONALD)のデータを解析。2010-2023年の3-18才の751人の3日分の食事記録4218セットを解析。
2019年の解析でも既に2005年以降遊離の糖の摂取量は減少していることが示されていて、2016年の中央値は一日のエネルギー摂取量の16%だった。その後さらに減って11.7%になった。
-Clevelandクリニックの研究が、食事が若い人の大腸がんの主要リスク要因であることを明らかにする
Cleveland Clinic study reveals diet as main r | EurekAlert!
14-Aug-2024
代謝物とマイクロバイオームデータセットのAI解析が、大腸がんを予防するには若い人の食事に対応するほうが影響が大きいことを示唆
NPJ Precision Oncology
Clevelandクリニックの若年発症大腸がんセンターの研究者らが、Clevelandクリニックで治療を受けている若い人と普通の年齢で発症した人のデータを大規模解析した。
先の研究で若年発症者と平均発症者の食事由来分子と腸内細菌叢に違いがあることを同定していた。若年発症者はアルギニン代謝に関連する代謝物の濃度が高かった。これは赤肉と加工肉の摂取に関連する可能性がある
(年齢の差を反映しただけではないのか)
-膝関節症にオキアミ油:RCT
Krill Oil for Knee Osteoarthritis: A Randomized Clinical Trial | Geriatrics | JAMA | JAMA Network
Laura L. Laslett et al., JAMA. 2024;331(23):1997-2006.
262人の膝関節炎のある成人で2g/dのオキアミ油とプラセボの24週間 RCT。
オキアミ油に効果はない
プラセボ群でも膝の痛みは改善した。有害事象報告がオキアミ油群で51%プラセボ群で54%
(有効成分はオメガ3脂肪酸)
その他
-UPSIDEが細胞培養肉禁止についてフロリダを提訴
UPSIDE sues Florida over cell-grown meat ban | Food Safety News
By Dan Flynn on August 14, 2024
-書評:ある家族のがんの試練と遺伝の謎
Book Review: A Family's Cancer Ordeal, and a Genetic Enigma (undark.org)
By Emily Cataneo 07.26.2024
Lawrence Ingrassia著“致命的遺伝A Fatal Inheritance”は彼の家族のがんの遺産とその原因探求を記録する
P53遺伝子突然変異キャリア家族の物語
著者のLawrence Ingrassiaはキャリア家族の一員だが自分は変異をもたない
Li-Fraumeni症候群
-困惑:トレンディ科学を精査する
Baffled: Scrutinizing Trendy Science - McGill University
2024年のMcGill大学Trottier シンポジウムは9月23日。登録受付中
現地参加のみでライブストリーミングはない、録画がYouTubeで公開される
今年の講演は
Dr. Patricia Brubaker:オゼンピックの有用性の背景の基礎科学
Dr. Pieter Cohen:ダイエタリーサプリメント:それらは見た目通りのものか?
Cohen博士はダイエタリーサプリメントに含まれる表示されていない成分を多数検出してきた。「サプリメントの世界のインディージョーンズとシャーロックホームズを混ぜた人」と呼ばれている