[FDA]FDAは両親と保護者にDairy Manufacturers社が輸入販売したCrecelacヤギ乳乳児用調整乳のクロノバクター安全性懸念を警告
July 31, 2024
FDAは簡略栄養解析の結果カリウムと塩素が多くビタミンAが少ないことを発見した
(既にリコールされている製品への追加の情報)
[EFSA]意見等
飼料添加物
・Commodity risk assessment of maple veneer sheets from Canada
食品接触物質
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular - 298-24 | Food Standards Australia New Zealand
1 August 2024
新規申請と提案
・加工助剤としてのLentinula edodes菌糸体(シイタケキノコ)
認可-閣僚通知
・丈の低いトウモロコシ系統MON94804由来食品
[EPA]Biden-Harris政権は公衆衛生を守るため発がん性の1-ブロモプロパンの無数の消費者および労働環境での使用の禁止を提案
July 31, 2024
1-ブロモプロパンはクリーニングや脱脂に広く使われている溶媒
45日間パブリックコメントを受け付ける
[APVMA]パラコートとジクワット再検討の規制決定案
30 July 2024
リスク評価の結果は以下
2024年10月29日までパブリックコメント募集
論文
-多くのココア製品に重金属汚染がみつかる
Study finds many cocoa products contaminated | EurekAlert!
31-Jul-2024
安全のために、ダークチョコレートが好きな人は1日1オンス(約28g)に制限することを著者はすすめる
・43%は鉛の最大許容量を超過、35%はカドミウムの許容量を超過。
・ヒ素で超過した製品はない。
・オーガニックと表示されている製品のほうがオーガニックでない製品より鉛とカドミウムが多い
Frontiers in Nutrition.
(この最大許容量はProp 65の MADLsであることに注意。鉛 0.5 mcg/day,カドミウム 4.1 mcg/day, ヒ素10 mcg/day。)
-The Lancet:認知症の約半分は子供のころから、新しい2つのリスク―高コレステロールと視力喪失―を含む14のリスク要因に取り組むことで予防または遅らせることができる
The Lancet: Nearly half of dementia cases cou | EurekAlert!
31-Jul-2024
2024 Lancet Commission報告書は個人や政府にリスク削減のための13の助言を提供
以前同定された12のリスク要因は:教育レベルの低さ、聴覚障害、高血圧、喫煙、肥満、鬱、運動不足、糖尿病、過剰飲酒、外傷性脳傷害、大気汚染、社会的孤立
(子どものころから、というのは教育のこと)
-New Hampshire出生コホートでの血漿と母乳中のPFASと食事の関連―
Yuting Wang et al., Science of The Total Environment Volume 933, 10 July 2024, 173157
血漿と母乳中のPFASに関連する食事要因は、魚/シーフードと卵
(PFASのみならず脂溶性難分解性汚染物質の摂取源は魚なのだが、魚を食べることは推奨されている、ということは考えたほうがいい。水だけ無限にきれいにしてもあまり意味がない)
-Nature Volume 632 Issue 8023, 1 August 2024
表紙は「変容状態」
幻覚物質シロシビンの影響について
ニュース特集
妊娠は脳を親になる準備のためにどう変えるか
How pregnancy transforms the brain to prepare it for parenthood
長い間神経科学が無視してきた転換期。変わろうとしている
ヒトが妊娠中に脳がどう変わるかについての研究がほぼなかった。妊娠中に脳が変わるという考えは社会に溢れているのに。
SMC UK
-認知症予防・介入・ケアに関する2024 Lancet Commission報告書への専門家の反応
July 31, 2024
Lancetに発表された報告書が認知症予防・介入・ケアについて調べた
UCL生涯にわたる健康と加齢MRCユニット上級研究フェローSarah-Naomi James博士
Lancet委員会が認知症予防・介入・ケアを更新したことは賞賛に値する。リスク要因はしばしば個人で固まっているので介入には全体的アプローチをとるべきであろう。しかし、これら要因は確かに認知症に関連するという根拠はあるが、それらが原因であるというしっかりした根拠はなく、まだ理解の不足がある。
UCL 生理学Jodrell教授で英国認知症研究所血管性認知症研究BHF-UK DRIセンター長David Attwell教授
更新を歓迎する。2020年報告書より血管系の寄与をより強調した。
King’s College London神経科学教授Sandrine Thuret教授
まとめの図に食事は提示されていないが、高コレステロール・肥満・糖尿病がリスク要因なので食事が重要である。
ドイツから
Oxford大学高齢者精神医学財団議長Klaus Ebmeier教授
14のリスク要因を排除することで「理論的には」約半分の認知症が予防できる「期待ができる」という言葉遣いは前回のものより慎重になっている。認知症の原因を疫学で探ることには限界がある。特に記述されている関連は因果関係ではない。
残念ながらニュース報道は「認知症の半分が予防できる」となっていて「フェイクニュース」と偽りの希望につながる
QMUL精神医学と精神健康センターClaudia Cooper教授
Oxford大学神経学教授Masud Husain教授
Glasgow大学心血管系加齢教授Terry Quinn教授
QMUL臨床神経学教授Charles Marshall教授
Edinburgh大学脳科学発見センター長で英国認知症研究所グループリーダー、英国神経科学会長Tara Spires Jones, FMedSci教授
アルツハイマー研究UK研究部長Susan Kohlhaas博士
アルツハイマー学会政策研究主任Fiona Carragher
(とても力が入っている)
-米国成人での赤肉摂取と認知症リスクと認知機能についての学会要旨への専門家の反応
July 31, 2024
アルツハイマー国際学会で発表された要旨で赤肉摂取と認知症リスクを調べた
アルツハイマー学会研究革新副部長Richard Oakley博士
食事と認知症、特に加工赤肉の影響はホットなトピックである。
この研究では加工赤肉を多く食べるほど認知症になりやすく記憶や思考スキルが悪化する。観察研究なので赤肉が直接の原因だと証明したわけではない。
London Metropolitan大学栄養と健康准教授Hilda Mulrooney博士
Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授
Cambridge大学NIHR博士フェローSebastian Walsh博士
特定の食品の異なる病気との関係を調べた研究が多数あるものの、基本的公衆衛生の助言は健康的でバランスの取れた食事、で変わっていない。ほとんどの人はそれを知っていて受け入れている。最も重要なのは人々を支援する方法を見つけることだ。
その他
-Durbinは30年たったダイエタリーサプリメントの法律を変えたい
Durbin wants some changes to 30-year-old law on dietary supplements | Food Safety News
By Dan Flynn on July 31, 2024
議会が成立させBill Clinton大統領が1994年にDSHEAに署名してから、ダイエタリーサプリメントの世界には大きな変化はなかった。1994 DSHEAはダイエタリーサプリメントとハーブサプリメントをほとんどのFDAの規制から除外し、科学的根拠なく宣伝販売できるようにした。
しかし今、米国上院多数党のWhip Dick Durbin D-ILが、ダイエタリーサプリメントの製造業者に製品リストをFDAに届け出ることを求めるダイエタリーサプリメント届出法2024を導入する手順を踏んでいる。
アメリカ成人の75%以上がダイエタリーサプリメントを使用しているが2023年にFDAが受け取った有害事象報告は20400である。しかし相当な過少報告と考えられ、実際には5万件以上の有害事象があると推定される。
Durbinのダイエタリーサプリメント届出法2024の導入は4月のチアネプチンやその他危険な製品禁止法の導入に続く。
チアネプチンは未承認薬だがダイエタリーサプリメントとして販売され、中毒コントロールセンターによると2023年に全国で391件の有害事象報告があった。
FDAは4月に「ダイエタリーサプリメント新規ダイエタリー成分通知マスターファイル」と題した企業向けガイドラインを発表した。
-SMC NZ
メタンの排出は見過ごせない、研究者が言う
Methane emissions can't be overlooked, researchers say - Expert Reaction - Science Media Centre
Published: 31 July 2024
新しい研究によると、気候危機をコントロールしたいなら、メタンの排出削減を開始する必要がある
写真は牛。メタン対策となると農業。
-コンシューマーラボ
ダークチョコレート、ココアパウダー、ニブ&サプリメントレビュー
Dark Chocolates, Cocoa Powders, Nibs & Supplements Review & Top Picks - ConsumerLab.com
Updated July 15, 2024
カドミウムと鉛の濃度の高さや健康影響について更新