[HK]コンプライアンス検査結果の月次報告 2024年6月
Monthly Report on Results of Compliance Test (cfs.gov.hk)
22 Jul 2024
栄養表示 30検体中違反なし
食物アレルゲン 10検体中違反なし
[CPSC]磁石のおもちゃに警告
July 18, 2024
いずれも小さい強力磁石複数個を含むおもちゃ。販売業者は中国の会社で、CPSCの通知に対してリコールや対処を拒否した。
[COT]2024年7月9日の議題
COT Meeting: 9th July 2024 | Committee on Toxicity (food.gov.uk)
22 July 2024
・2024年5月21日の会議の議事録
Draft Minutes of the 21st May 2024 COT Meeting | Committee on Toxicity (food.gov.uk)
・有害物質助言委員会(HSAC)が難燃剤のヒト健康影響と政策対応のための化学物質優先順位付け法について議論
・母親の食事中のラズベリーリーフティーの健康影響の可能性についての最初の声明案
・食品中T2およびHT2マイコトキシンのリスク評価
・マリンバイオトキシンに関連する英国水系で収穫された二枚貝を食べることのヒト健康リスク助言
・RP 1702 FCMプラスチック添加物
・食品と接触する素材や器具の製造用のリサイクルPET汚染除去プロセスについての助言案
・植物ベースの飲料ワーキンググループ報告書二次案
・ほかのFSA科学助言委員会の作業について更新
(議事録以外はタイトルのみで資料なし)
[EU]FFN月報
FFN monthly - European Commission (europa.eu)
2024年6月報告
June 2024 - Report on EU agri-food fraud suspicions (europa.eu)
6月は742のIRSFF通知から265を検索
偽装は常連のハチミツとオリーブオイルと魚
添加物は二酸化チタンとエチレンオキシドと亜硫酸が目立つ
ひき肉にグルタミン酸ナトリウム
サプリメントのヘルスクレーム
バタフライピーやカンナビノイド
日本産のごま油からホキシム
など
論文
-複数のがんの早期検出キット—ベネフィットがあるという根拠には高いハードルを維持
Multicancer Early Detection Tests — Keeping a High Bar for Evidence of Benefit
Author: Hilary A. Robbins, Ph.D.
Published July 20, 2024 DOI: 10.1056/NEJMp2400297
-研究警告:糖尿病成人の大麻使用増加
Research alert: Cannabis use among adults wit | EurekAlert!
22-JUL-2024
米国で糖尿病の成人が大麻を使うことが有意に増えている。
2021-2022薬物使用と健康全国調査(NSDUH)のデータを解析した新しい研究によると、過去1か月に糖尿病の成人の9.0%が大麻を使用した。2021年の7.7%から2022年の10.3%に増加した。
大麻が治療に有効だと思われているためと考えられる。Diabetes Careに発表。
-出産前の大麻使用と母親の妊娠アウトカム
Kelly C. Young-Wolff et al.,
JAMA Intern Med. Published online July 22, 2024.
316 722の妊娠コホートで、出産前の大麻使用は妊娠高血圧、妊娠高血圧腎症、ガイドラインより多いまたは少ない体重増加、胎盤早期剥離のリスク増加及び妊娠糖尿病のリスク低下に関連した。
その他
-ドイツからのニュース:ホメオパシーの場所は医学の歴史の本の中
News from Germany: THE PLACE FOR HOMEOPATHY IS IN THE MEDICAL HISTORY BOOKS! (edzardernst.com)
22 July 2024
ドイツの医療の専門家たちはホメオパシーへのスタンスをどうすべきか決めるのに苦労してきた。根拠は明確で、ホメオパシーはプラセボ療法である。しかし強力なロビー団体がこの結論を一般に認めさせないようにしてきた。今回進歩がみられた。
2年にわたる過熱した議論を経て、ドイツBaden-Württemberg医学会は医師へのホメオパシーのさらなる教育訓練をキャンセルした。この動きには強烈な反対がおこった。この段階ではBaden-Württembergでの患者のホメオパシー治療は制限されない。既に訓練を終了した医師への影響はない。
このブログでは既にドイツのホメオパシーについて何度も取り上げてきた
(以下リンク)
-未殺菌乳とアメリカの右派
Unpasteurised milk and the American right | The Week
BY HARRIET MARSDEN MARCH 19, 2024
健康志向のリベラルな食通の寵児だった未殺菌乳は、今や「保守的文化戦争のシンボル」であり、専門家への不信感の象徴である
未殺菌乳はかつては「新時代のヒッピーや流行を追いかけるリベラルな食通のための際物健康食品」だった。今は「右派の心をつかんだ」。
いまだニッチではあるものの、未殺菌乳は共和党員の間でますます人気が高まっている。
もともと殺菌しない乳は自然でオーガニックで丸ごとの食品への人気とともに左派の一部で人気だった。過去数年間で未殺菌乳の消費量が劇的に増加しているが、それは専門家や政治への「不信」に由来する。この不信はCovid-19パンデミックで急速に加速した。
(左右関係なく、権威への反発としてのオーガニックや未殺菌。牛乳からトリフル来るのかなぁ)
-現代農業と世界の栄養に戦争をしかける
Waging War On Modern Agriculture And Global Nutrition – OpEd – Eurasia Review
July 19, 2024 By Paul Driessen
有機農業や自給自足農業が世界中で求められれば、自然と栄養は壊滅的な打撃を受けるだろう
世界経済フォーラムは、世界が新たな危機に直面しているとし、「人為的な温室効果ガス排出量の3分の1は食料生産に由来する」という。2050年までに世界人口が100億人に達すると予想されている今、農業のを「再発明」し、食料の生産、加工、流通、消費、廃棄の方法を「再考」する、世界食料システムの「抜本的」かつ「包括的な変革」に着手することが「緊急」だという。
(中略 農業技術の進歩とそれが認識されていない一般人と活動家のギャップの話)
彼らは、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの人々は、自給自足農業を実践すべきだと主張しているが、彼らはそれを「伝統的な」農業、アグロエコロジー、「食料主権」、あるいは「先住民族の農業知識と実践」に基づく「生態学的に健全で持続可能な方法」で生産された「文化的に適切な」食料を「選択する権利」と呼ぶことを好む。
平たく言えば、アグロエコロジーは、バイオテクノロジー、単一品種栽培、非有機肥料、化学農薬、さらには機械化された機器やハイブリッド種子に猛烈に反対している。
アフリカの農民が、バイオテクノロジーBtトウモロコシを植えることで、食料主権、自己決定権、選択権を主張し、収穫量を増やし、農薬の使用を減らし、より良い生活水準を享受し、子供たちを学校に通わせたいと願ったら、アグロエコロジストたちがどう反応するかは想像に難くない。農業アナキストは、女性に対する暴力、土地収奪企業、先住民族の権利の収奪、大量虐殺、その他の「人道に対する罪」の卑劣な支持者として中傷するだろう。